午前十時の映画祭・黒澤明「野良犬」(1949年)をMOVIX三郷で観てきました。
新米刑事(三船敏郎)は満員のバスの中でスリに遭い、拳銃を盗まれ、
その盗まれた拳銃で傷害事件が起きてしまいます。
ベテラン刑事(志村喬)に助けられながら犯人を追っていく三船刑事・・・。
制作年の1949年は私が3才になったばかりで当時の世相を知るよしもありませんが、
この映画で闇市、スラム街、プロ野球風景などの戦後社会の風景を興味深く見ました。
三船敏郎は26才と若く、美青年ぶりが際立っていました。
刑事の志村喬が聞き込みに行ったアパートから出てくるときに、
飾ってあったセルロイドのキューピーを持ち上げたシーンがありました。
セルロイド製だけに志村刑事が軽そうに持つのが印象的でした。
若かりし頃の淡路慶子が可愛い。