今日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。
それは風通しの悪い場所にセルロイドを大量に保管している場合で、
人形などのセルロイド玩具を置いておくだけなら自然発火しません。
それに普通に飾っておいても変形することはありません。
卓球の玉は激しいラリーをするので変形します。
卓球用具の総合メーカー・ニッタク(日本卓球株式会社)は、
卓球ボールにセルロイドが使われなくなった理由をこのように説明しています。
なぜボールは『プラスチックボール』になるの?
卓球は1988年ソウル大会から五輪種目となりました。
卓球が五輪種目として存続するためには、競技にまつわるマイナス要素を排除することが重要で、
ITTF(国際卓球連盟)は「セルロイドには爆燃性があり、危険性は否めない。
今後ボールの素材には使わない。」という決断を下しました。
また天然素材のために供給が不安定で、
近年良質なセルロイドが入手困難になっているという状況も起こっていました。
様々な理由から、100年以上続いたセルロイドボールは、舞台を降りることになったのです。