湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

『三日月』と『御伽草子』

2019-01-08 22:20:40 | ポエム
細い細い縁の形

生まれたてのお月様

一番好きなお月様



空から伸びた
金糸の輪っかみたい


もし
思い切り背伸びをしてね


ぶら下がることができたならね


体をくねらせて
反動で何処へでもいけそうな気がする


うまく着地できるかしら


受け止めてくれる人がいないと
勢いあまって
天国にでもいっちゃいそう



できっこないこと
知ってしまうほどに
随分と大人の真似事が
うまくなっちゃったね


つまらないね


ただ
こうして見てるだけ


うん、見てるだけ


生まれたてのお月様


細い細い光の縁取り



三日月を見つけたら
繰り出される歌は


『三日月』か『御伽草子』か


どっちの歌の気分なんだろう





🎶
君がいない夜だって
そうno more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって
強くなるからねって
君も見ているだろう
この消えそうな三日月
つながっているからねって
愛してるからねって
三日月に手をのばした
君に届けこの想い 🎶




🎶
こんな空は昔 ほうきに乗った 魔法使いの
ものだったよと 悲しい顔してさ
君の絵本を woo… 閉じてしまおう woo…
もう少し幸せに
幸せになろうよ🎶



三日月に生まれた私だからかな


三日月に親が逝ったからかな



なんてね、思いながら
寒空の下
糸のようなお月様を


首が痛くなるほど眺めてた