湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

梅のつぼみ

2019-01-22 10:17:51 | ポエム
晴天つづきだなぁと
歩きながら
青空をみていたら
老木の梅の木


枝が
上へ上へ
手を伸ばしていくように
ニョキニョキと動き出さんばかり


その枝ばかりを眺めていたら


なんだか龍のようにも見えたり
人が創る集団のお芝居のシーンに見えたり
おかしくなって笑ってしまっていた


おかしい方は
きっと私なのかもしれないね
なんでも、何かと結びつけてしまう癖
誰かさんのが感染ったのかしら


梅の木の
その枝の先には
小さな可愛らしい蕾が膨らんで来ていた


暦の上での春はまだまだ
陽の光が眩しすぎて
春を感じて膨らみ始めたのだろう


空は青い
冬の空は青いのだ、どこまでも


昨日の夜は
赤黒くて大きな満月が
すべての空を占領するみたいに光っていたのにね


ネイティブ・アメリカンの人は昔
冬の空に遠吠えするオオカミに例えて
ウルフムーンと言ったらしい


オオカミ男がそこから
生まれたものなのか分からないけど
切なく吠えたくなるお月様だった


太陽や月
花や木


巡り巡って春を迎える準備をするようだ