「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

熊本地震体験記

2016-04-23 11:19:50 | 日記
14日21時26分、台所の食器棚の前でパソコンをしていたら、
いきなりドーンと揺れたので、慌てて隣の和室に倒れ込みました。
その直後、パリーンと食器が割れる音が…。
間一髪、難を逃れることが出来ました。


今までに経験したことのない大きな地震です。
駐車場の車に避難しました。
12時過ぎて、余震が少し収まってきたので、家に入ったのですが、
私は割れたコップや壁の砂が気になり、主人は本堂が気になり、
それぞれ片付けと掃除を始めてしまいました。
その後、お風呂に入って寝たのは3時過ぎでした。

翌日15日も余震が続いていましたが、一週間ほどで収まるという報道で、
次第に弱まっていくのだろうと思っていました。

そして16日、午前1時25分、大きな揺れが来てベッドから飛び降りました。
主人はすぐに外に出たのですが、周りに何もないし
1年前、改築する時に耐震を強化してもらった場所です。
ここなら大丈夫!と思って、そのまま収まるのを待つことにしました。
まるで暴れ馬の背中に乗っているように縦に横にと揺れ
振り落とされないようにベッドにしがみついていました。
一瞬、収まったかな、と思うと、また暴れ出します。
なんでこんなに揺れるんだろう?家は大丈夫?と
だんだん不安になってきます。
携帯を横に置き、時々時間を見ていましたが
揺れが一旦止まったのは15分後でした。
その間、台所からはガッシャーンという大きな音が何度も聞こえてきます。
これはただ事ではない、と外の車に避難しました。
車に乗ってても、次々に揺れが襲ってきます。
まるで船に乗っているようです。
そして時折やってくる強い地震のときは、右に左にとバウンドします。
本当にこわかったです。

夜が明けて来て、家の様子を見に行くと玄関の引き戸は倒れてます。

仏壇が飛び出して落ちそうだったので、慌てて二人で押し込みました。

台所の食器棚は一応、ガムテープを貼っていたのですが、
ほんの気休めにしか過ぎなかったようです。

玄関の土間と上がり口のところには2cmほどの隙間が出来ました。
反対側にも5mm、奥にも1cmの隙間が出来ていて
壁にはそれほど異常はありません。
この空間分はどこへ行ったのでしょう?不気味です。

座敷の畳に木切れが突き刺さっていて、これは何??

後で気が付いたのですが、天井板でした。
屋根裏に何か落ちてきたのかと思って見てもらいましたが
なにもありませんでした。
他に二ヶ所、裂けたところがあります。
地震で天井がねじれて裂けたのでしょうね。

屋根瓦もずいぶん落ちています。

外にあった「抱きつき観音様」は無惨な姿になってしまいました。

でも家が全壊したところ、半壊したところもあります。
これぐらいで済んで良かったと思わないといけませんね。

台所を片付けていたら、不思議な事が起こっていました。
急須の取っ手に椅子の脚が…
椅子がジャンプしたんでしょうか^^;


日曜日、荒尾から見舞いに来られた方が、翌日、
業者さん3人を連れて来られ、割れた食器や瓦などを集めて2トントラックで捨てに行ったり、屋根の応急処置などをしてくれました。
これでひとまず安心です。








コメント
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