梅干し友達(自家製梅干しを持ち寄ってご飯食べるんだけどね。)をお誘いして焚き火。実は焚き火ホスト初めて。薪はこんなもんかな、食材これで足りるかな、水はこんだけあればいいよね、って感じで緊張しつつ準備したよ。
友達が自宅近くのハム直売所ですんごいお買い得なのを手に入れてくれたので、メインは厚切りハムステーキ。
わたしはこないだ作って美味しかったからスペアリブ。じっくり下茹でするからあとは炙るだけで食べられるのが安心なのだ。
いつも車をショッピングモールに停めてそこから荷物担いで川まで歩くんだけど、今回はちょっとそういう重量ではなかったので、河原付近に一時停止して荷物を下ろし、わたしは荷物番して夫が車を停めに行った。戻ってくるまでちょっとは運んでおこうと思い、薪2袋をキャリーにくくりつけた上に夫の殺人的に重たいリュックを乗せ、自分の荷物を手に持ち、食材をリュックに背負ってじりじり歩く。家出少女、いやまて、家出中年女。ヤバイ気配にすれ違う自転車が大きく避ける。
いつもの場所が空いていてとりあえず一安心。川岸には相変わらず人がたくさん。おお、スノピのでっかいテントもあるぞ。こちら側は小さめのテント二つを並べて若者が二人座ってお喋り。後から仲間がわらわらやってきて宴になってた。後は橋の下にファミリーがいて、コンロに炭を熾してる真っ最中だった。お父さん、上からそんなに団扇であおいでもダメですよ。さて陣取りはまずレジャーシートを広げて荷物を投げ置く。荷運びで体温が上昇しすぎてるのでコートもジップアップも脱ぎ捨て。椅子を組み立ててコップに水入れてとりあえず落ち着く。川の上を流れる風ってなんでいつもこんなに心地よいのだろう。
普段ならここで早速焚き火台を組み立てるんだけど、今日はゲストの小5男子に火おこしをしてもらうので、ついでに組み立てからやってもらおうと思って取っておく。男子は幼児の頃、お菓子教室に通ってきていて、当時娘がアシスタントせんせいをやってたので、わたしはその日の彼の行動を娘から聞くのを毎月楽しみにしていた。「今日はスタジオんなかで滝行してたよ。」「今日は小麦粉の袋でダンベル運動してたよ。」「今日もザ・男の子だったよ。やっちゃダメってことは全部やる。」そんな彼もそれから6年の月日が経ち、かなりタフな感じもありつつ、でもまだ可愛いところもたくさんあって、ファンにはたまらない仕上がり。
わたしはつい、すぐに着火する麻のホヤホヤを目一杯配置して、初めてのファイヤースターターも15回くらいのストライクで燃え上がったんだけど、夕方来たK氏の仕立ては結構ハードで、メタルがこそげて折れるんじゃないかってくらいストライクしてた。それでも今日の1日で3回も着火できたことは多分彼の大きな自信になったんじゃないかなあ。とか言って、「わたしの焚き火台は2000円しないよ。」「ららぽにアルペンあるよ。」と悪い遊びに引き摺り込んでみたりして。それにしてもK氏の教え方はめちゃうまい。周りの大人がみんな唸る。
自分で熾した火は可愛いんだよね。「こっちでハム焼こうよ。」ってリクエストにお応えして、買ってきてもらったブロックを2センチくらいの厚さに切る。鉄板を熱して両面にいい感じの焦げ目がつくまで焼いて、そのままかぶりつき。うまいっ、と男子。やっぱりあれだな、男子は肉なんだな。続いて焦げ付かないアルミを敷いてスペアリブを炙る。「ニンニク、くさくなるんじゃない?」と男子。確かにね。でも美味しいから仕方ないよね。
男子は「燃やすもの拾ってくる。」と言ってカラフルな落ち葉を抱えてきた。一瞬だけどな、それ。引きちぎった青い草も投げ入れてる。こんな焚き火台の景色見たことないわ。とても楽しそうで良いけどね。
いつも梅干しご飯の会場として自宅を快く貸してくれるH氏が長すぎる薪をのこぎりでカットして並べてくれる。男子はそれをバンバン投げ入れる。これは日の入りまで持たないかも。夫も次々と太めの薪を火にくべている。「宵越しの薪は持たない。」とか言いながら。「よいごしって何?」と男子。「今日の分は今日のうちに使って、明日には残さないってことだよ。」「ふーん。」焚き火っていろんな知識が増えるな。
みなこさんのスイートポテトキューブ、素朴で優しい味わいで美味しかった。小さくてかわいいお菓子作らせたら彼女の右に出るものはいないよ。
男子が「今年もクリスマスケーキ作ってください。」って言ってくれた。去年と一昨年、同じフランボワーズとチョコのケーキを作ったんだけど、その時は家が近かったから運搬も楽で、今年は遠くなってしまっているからどうしたもんかなあと思ってた。男子の母が「今年はゆっこちゃんに頼もうかと思ってるんだー。その日ちかさんもゆっこちゃんところにいるよね?」と言うので、それがいいよ、と賛成。てか、なんでアトリエ結心の非常勤スタッフの勤務シフトを知ってるんだろうか。
皮をサッと炙った最中も美味しかったし、スモアも美味しかった。食べ過ぎ。明日からまたダイエット頑張る。
ゲストは一足先に帰り、K氏と3人で熾火を囲みながら次なるプランを話し合う。どれもこれも魅力的すぎるじゃないか。キャンプ場デビューは来年暖かくなってからかなあ。それまではまたここでゆるっと焚き火だな。早朝薪拾い、頑張ろうっと。松ぼっくりもまた拾うよ。