今年は、狩浜の海で赤潮をまだ見ていません。
と言っても、赤潮には、目に見えやすいタイプのものと、目に見えにくいタイプのものがあるらしいのです。
以前、知り合いの漁師さんから、そんな話を聞いていたのですが、いまいち、具体的には理解できずにいました。
今年、宇和島方面では、早くから赤潮が発生していると、言われていました。
で、ちょっと調べてみると、とあることに気が付いたのです。
狩浜でよくみられる赤潮は、文字通り、海水面の表層が、トマトジュースみたいに真っ赤になるタイプ。
しかし、この表層赤潮以外にも、海の中層域で起こる赤潮というのも、あるのだそうです。
これだと、海水の表面は赤くはなりません。
宇和島市吉田町の湾内は、ここ数年、夏になるとそうめんのつゆみたいな色に見えます。
何となく、赤黒い感じ。
これが、中層域の赤潮なんだと思います。
赤潮は、海水中のプランクトンが異常に大量発生するもの。
海水中の栄養素が多く、海水温が高くなってくると、起こります。
海は美しくあってほしいですね。