英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

犬を飼えれば

2014-03-26 | 日記
街を歩いていると、花の匂いがする。

沈丁花だ!

昔はうちのちいさな庭にも咲いていて、ここで暮らし始めた頃は、いつもいい香りを放っていた。
・・・のだけれど、ファル吉(イングリッシュセッター)がやって来てからは、庭はえらい事になってしまった。辺り一面に穴を掘りまくって、片っ端から枯らしてしまったのだ。

あの当時は、本当に荒れ放題の庭だったけれど、いつもファル吉がシッポをぶるんぶるんと振り回しながら、でへでへと笑っていて、楽しかったのだ。

そのファル吉が14歳で亡くなって、この春で5年が経った。

晩年のファル吉だ。




初めはネコが嫌いで、ウーウーと唸っていたが、歳を取ってリビングで暮らすようになると、ネコたちがファル吉のお腹に頭を埋めて寝るようになった。ほんのひと時の平和な時間だった。

ファル吉が亡くなって、犬を飼う事をやめた。本当は犬が大好きなのだけれど。
大型犬を散歩させたり、病気になって病院に連れて行くには、とんでもなく体力が必要だ。
犬の寿命が十数年として、その間、責任をもって世話をする事は、叶わないと思ったからだ。自分のほうが病気になったら、犬が可哀想だ。

けれど、やっぱり、大型犬を連れて散歩している人を見かけると、ついつい寄って行ってしまう。
いい犬ですね!と声をかけてしまう。運がよければ、ちょっと犬に相手をしてもらう。

7匹もいるネコたちに申し訳ないとは思うのだけれど、あの大きな存在感は、何物にも代え難い。

犬を飼いたいな。
飼わないけれど、飼えないけれど。


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コメント (4)
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