夕方、ダメ元で置いている、置き餌の様子をみに、裏の塀の上をのぞいた。
餌はなくなっている。
食べてるな・・・
食べたのが栗吉だったらどんなにいいだろう。
そう思いながら、餌を少しずつ、うちの庭のほうに誘導するように置いて、家に入る前に、もう一度振り返った。
黄色いネコが、塀の上で、早速餌を食べている!
くり?
首輪が見えない。
くり?
にゃん!
鈴の音も聞こえない。
くり?
にゃん!
くりだ!!
けれど、何かヘンだ。
左の前足になにかがひっかかっている。
あれ?
右側だけ首輪が見えている。
ああ
首輪が、首から左前足にかけて、ひっかかっているんだ!!
あんなにきつい首輪が斜めに体にひっかかっているんだ!!
栗吉はちょっとびっこをひいているけれど、動きはまだ敏捷だ。
けれど、かなり怯えている。
栗!とったげるから、こっちにおいで!
にゃん
栗吉は、塀の向こうへ下りてしまった。
なぜ!?
けれど、お腹が減っているのか、餌を投げると、一生懸命食べている。
塀の向こう側は、お寺の倉庫になっていて、こちらとは高低差があり、飛び降りるには、かなり高さがある。
ままよ!と塀をよじ上って、飛び降りだ。(ずり落ちた。)
栗吉は怯えてしまって、じりじりと、お寺の床下に入ってしまった。
私も四つん這いになって後を追ったのだけれど、中は真っ暗だ。
しばらく声をかけていたけれど、何の反応もなくなった。
これ以上深追いすると、もっと恐がらせてしまう。
一旦、塀の上に戻ろう。
その辺の箱やブロックの助けを借りて、なんとか塀の上に戻った。
しばらく、声をかけていると、栗吉が床下から出てきた。
あんあんと鳴きながら、どうしたことか、反対方向へ行ってしまう。
そちらはもう、人間の入れるスペースは全くないけれど、小動物が通れるくらいの、外側には通じるルートはある。
足が痛むだろう。
首も、肩も痛むだろう。
じわじわと締め付けられているだろう。
痛みと恐怖で、分からなくなっているのか。
私では助けられないの?
けれど、ずっと一緒に暮らしてきたネコだから、本当に辛くなったら、必ず戻ってくると信じている。
餌もちゃんと食べにきていたのだから。
夫と二人で手分けして、声をかけ続ける。
餌と水を用意して、待っている。
きっとその首輪を外してあげるから。
恐がらないで、怯えないで、ちゃんと私たちを見分けて!
どなたか、いいお知恵を貸して下さい。
餌はなくなっている。
食べてるな・・・
食べたのが栗吉だったらどんなにいいだろう。
そう思いながら、餌を少しずつ、うちの庭のほうに誘導するように置いて、家に入る前に、もう一度振り返った。
黄色いネコが、塀の上で、早速餌を食べている!
くり?
首輪が見えない。
くり?
にゃん!
鈴の音も聞こえない。
くり?
にゃん!
くりだ!!
けれど、何かヘンだ。
左の前足になにかがひっかかっている。
あれ?
右側だけ首輪が見えている。
ああ
首輪が、首から左前足にかけて、ひっかかっているんだ!!
あんなにきつい首輪が斜めに体にひっかかっているんだ!!
栗吉はちょっとびっこをひいているけれど、動きはまだ敏捷だ。
けれど、かなり怯えている。
栗!とったげるから、こっちにおいで!
にゃん
栗吉は、塀の向こうへ下りてしまった。
なぜ!?
けれど、お腹が減っているのか、餌を投げると、一生懸命食べている。
塀の向こう側は、お寺の倉庫になっていて、こちらとは高低差があり、飛び降りるには、かなり高さがある。
ままよ!と塀をよじ上って、飛び降りだ。(ずり落ちた。)
栗吉は怯えてしまって、じりじりと、お寺の床下に入ってしまった。
私も四つん這いになって後を追ったのだけれど、中は真っ暗だ。
しばらく声をかけていたけれど、何の反応もなくなった。
これ以上深追いすると、もっと恐がらせてしまう。
一旦、塀の上に戻ろう。
その辺の箱やブロックの助けを借りて、なんとか塀の上に戻った。
しばらく、声をかけていると、栗吉が床下から出てきた。
あんあんと鳴きながら、どうしたことか、反対方向へ行ってしまう。
そちらはもう、人間の入れるスペースは全くないけれど、小動物が通れるくらいの、外側には通じるルートはある。
足が痛むだろう。
首も、肩も痛むだろう。
じわじわと締め付けられているだろう。
痛みと恐怖で、分からなくなっているのか。
私では助けられないの?
けれど、ずっと一緒に暮らしてきたネコだから、本当に辛くなったら、必ず戻ってくると信じている。
餌もちゃんと食べにきていたのだから。
夫と二人で手分けして、声をかけ続ける。
餌と水を用意して、待っている。
きっとその首輪を外してあげるから。
恐がらないで、怯えないで、ちゃんと私たちを見分けて!
どなたか、いいお知恵を貸して下さい。