夜は、以前テレビで見たホテルに泊まる。
バブル全盛の時代に、世界中から職人を集めて作られた、贅を尽くしたホテルだそうな。
総工費400億円のその会員制ホテルは、しかし、バブル崩壊と共にあっという間に倒産してしまう。
それをリゾートホテルを経営する会社が30億円(!)で買い取って、現在の誰でも泊まれるホテルとなったという。
建物内外に、目も眩むような芸術品が点在する。
建物自体も、素晴らしい芸術品である。
これが、美術館として、宿泊客以外にも公開されるようになったのがちょうど今から1年前。
(建物内から玄関を見渡す。夜遅くに撮ったからか、誰もいない。)
(洋宴会場のドーム天井:普通に話していても、ホール全体に声が反響する不思議)
初めに外観を見たときは、老いさらばえたバブルの遺産、という印象だったのだが、1泊して印象が激変した。
素晴らしい芸術作品の生まれる影には、古今とわず世界のどの地でも、パトロンの存在があった。
この一大作品が、結局倒産の憂き目にあっても輝きを失わないのは、このホテルを立ち上げるために集まった富と叡智と技術が本物だったということだろう。
行けてよかったと心から思う。
帰りに、以前から食べたいと思っていた和歌山銘菓の『かげろう』の本店に寄る。
なんと河口?沿いの気持ちのよいベランダで、『生かげろう』を食べられるらしい。
本店でしか食べられないんですって!
軽くてフワッフワで、1口で食べられる・・・嘘です、2口くらいかな。ww
『かげろう』は和菓子だけれど、『生かげろう』は洋菓子っぽい不思議。ww
36時間ほどの留守のこととて、カリカリを山盛りにして、飲み水をたっぷり置いておかれた猫たちは、食住足りて、私たちが戻っても、ベッドから出てこようともしなかったんですとさ。涙
群馬県高崎市で行方不明になった猫たちを探しています。
これからも情報が集まる可能性があります。
みなさま、どうかお力をお貸しください。