あるがままのプラモ人生

物心ついたときから作ってきた「プラモデル」について

スコープドッグ 其の9「最終回」

2005年07月28日 | スコープドッグ
キリコも塗って全て完成しました。

まずは全体をご覧下さい。


ちなみに、私がヤフオク等で採用している商品メイン画像「回転画像」です。
と言っても回転テーブルを使って角度をずらしながら撮影したものをGIF画像にしているだけですが。

■コックピットとキリコ


■背中
バックパックは外せます。


■足裏


■オマケのキリコと右拳(握り手)


以上が今回作成したものの全てです。
キッカケは私の塗装スタイルを気に入っていただいた方からの依頼でした。

はっきり言って流行りでは無いと思いますが、プラモなんですから好きに作れば良いと思います。

私の場合は、こういった作風に共感頂ける方に受け取っていただければそれで満足です。

今回は私自信にとってもすごく勉強になり、スキルアップできたと思います。

やっぱり「作ること」は楽しいなぁ。


スコープドッグ 其の8

2005年07月25日 | スコープドッグ
本体完成です。

製作過程はお見せしてきたので、まずは完成状態をご覧下さい。













当初のイメージであった「使い込まれた機体」は概ねイメージ通りにできたと思います。

後はパイロットのキリコの塗装を残すのみとなりました。

今までで一番長かったスコープドッグ編もおそらく次回の更新で最後になると思います。

スコープドッグ 其の7

2005年07月21日 | スコープドッグ
手の加工

以前にも握り手をディテールアップした事をお伝えしましたが、今回は銃を持つ平手です。

キットの状態ではとても銃を持つような形をしていません。。。
仕方が無いので平手を改造して銃を持たせるような形にしました。


下の写真が改造後です。上の銃を持っている手が改造途中、左下がばらした状態、右下が改造前「平手」の状態です。
ご覧の様に平手では手のひらに銃を「貼り付ける」様になってしまいます。


頬右方は指を全て切断、更に各関節で切断します。
指の無い手の平に銃を置き、握るように指の関節の角度を決めます。

各指は真鍮線で固定します。ついでに銃と手のひらも強度確保の為に真鍮線で繋ぎます。
よって今回、「平手」は無くなりました。

銃持ち専用手になります。おまけに完成後は離す事もできなくなると思われます。

と言うわけでご了承下さい。m(__)m

スコープドッグ 其の5

2005年07月18日 | スコープドッグ
>依頼者さまへ

お待たせしております。最近スターウォーズ物ばかりでご心配おかけしていたらば申し訳ありません。
水面下では着々と進行しております。

実はタミヤから発売される新製品「ウェザリングマスター」と「ウェザリングスティック」の発売を待っていたのです。先日入手できたので今は只今色々と実験中です。

さて、スコープドッグですが、組み立てはほとんどできてますので、塗装工程まっしぐらです。

今回の塗装のテーマは「使い込まれた機体」なので、ウェザリング全開です。

まずは薄い緑の部分です。
写真に私のウェザリング工程を少し載せてみました。


大体こんな感じでウォッシングを行っています。場合や人によってはチッピングを最後に行う事もありますが、私の場合は最初にやっちまいます。
今回はウォッシングのカラーを茶色っぽくして、フィルタリング効果も狙っています。

太ももの不自然に見えるかもしれない縦長のチッピング部分には理由が有ります。
いわゆる「ふんどし」のアーマーが足を前後左右に動かす事によってつく縦筋なのです。
組み上げると丁度塗装のはげた表現の間がアーマーと擦れる範囲なのです。

ドライブラシはこの後、全体の様子を見ながら入れて行きます。

その他のパーツです。


バイザー部分です。ターレットスコープの動き(横)で部分的に塗装が剥がれています。


足首部分です。足元は最も接触する機会が多い場所(地面の石/瓦礫/木etc)なので、一際大きく塗装が剥がれています。


どんなもんですか?私的にはこんなイメージですが。。。やりすぎ?


スコープドッグ 其の4

2005年07月06日 | スコープドッグ
スコタコです。

今回は依頼主の方からも「楽しんで作る」と依頼されているのでわりと好き勝手やってます。

■ショルダーアーマー
鋳造(ちゅうぞう)表現を入れています。

金属で形を作る時、おおまかに鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)という方法があります。

「たんぞう」は簡単に言うと「金属をハンマーで打って形作ること」と辞書にあるように刀等を作る時に使う製造方法です。スコープドッグの場合はプレス機等で形が作れる部分「ハッチ/ふとももetc」にあたります。

「ちゅうぞう」は「金属を溶かし、鋳型に注ぎ込んで、目的の形にすること」です。
鋳型(いがた)というものにとろけた金属を流し込む訳です。

スコープドッグの場合、プレスで作れなさそうな形(球形)や装甲を分厚くする必要のある部分に使うと考えればよいのではないでしょうか。

ここで言う鋳造表現とは砂で作られた鋳型に流し込んだ時にできる表面のザラザラの事です。


■キズ
戦闘以外にもこれだけの物が歩くだけでもあちこちに擦ったり、ぶつけたりしてキズがつくと思います。家の乗用車(軽)ですらあちこちキズだらけです。。。
不正地やジャングル、岩場等を動き回るとなればなおさらでしょう。

キズはリューターで足やでっぱり部分を中心にうそ臭くならないようにつけています。



■拳(ディテールアップ)
今回は基本的に素組ですが、この拳だけは我慢できませんでした。
タカラさんは拳が苦手の様です。

左が改修後、右がキットの状態です。


つづく


スコープドッグ 其の3

2005年07月01日 | スコープドッグ
継ぎ目消しとヒケの処理が終了して、これから表面処理に入ります。



しかしこのキット、ヒケが多くて。。。特にWAVE製のパーツが多いですね。
もともとガレージキットメーカーだったので仕方なしです。(昔のキットはこんなもんでしたしね)
写真はロケットランチャー部分のヒケ(左)と処理後(右)です。


スコープドッグ ターボカスタム 其の1

2005年06月28日 | スコープドッグ
スコタコです。
この呼び名は最近も使うんでしょうか?歳がばれる気もします。。。

これは、以前完成品のオークションで取引をした方からの依頼製作です。

おおっぴらにはしていませんが、今までに製作の依頼を受けてポツポツと作ったことはありました。
そのほとんどは知り合いレベルの「ちょっと作って」といったものですが、オークションをやりだしてから「製作依頼」を受けたのは2回目です。

最初は「ザク」でというお話でしたが、お互いボトムズファンと言うことが発覚して気が付けばスコープドッグになっていました。

依頼は受けたものの肝心のキットをお互い持っていません。

いつも行くなじみの模型屋にも在庫はありません。
で心当たりの模型屋を巡って3件目に一つだけタカラ製のものに追加武装をつけたWAVEのスコタコターボカスタムがありました。

近所には結構マニアックな模型屋さんが2件ありまして、結構掘り出し物のキットが今でも手に入ったりします。難点は定価売りという所ですか。

依頼者の方のOKも頂いていますので、ここで製作経過を載せてゆきます。

写真は表面処理中の頭。スコタコ作るのは実に20年以上ぶりとなります。



とりあえず耳?の穴があっさりしていたので―モールドを貼り付けました。