あるがままのプラモ人生

物心ついたときから作ってきた「プラモデル」について

デザートガンナー 其の7「最終回」

2005年09月07日 | デザートガンナー
デザートガンナー、完成しました。

いやぁ、今回も楽しんで作れました。
と言いつつも。。。。

元来根気の無い私にとって6本脚は修行の様で、途中何度もめげそうになりましたが、気力で乗り越えました。
(多分、自分の作品ならボールジョイントの仕込みやその他加工はやってないと思う。)

でも、苦労を乗り越えた時の達成感は何物にも変えがたい物があります。

では、各部の様子をご覧下さい。







前回の「おまけ」の正体はホバークラフトの底にあるゴムでできたアレでした。
但し、良く観るペラペラのゴムを空気で膨らませているものでは、停止時にとてもあの自重を支えることはできないだろうと、固めの未来素材でできている事にしました。

ホバークラフトを色々と観ていくと、浮き輪(海で使うやつ)を使って作ったものもあるし、柔軟性がありながらあの自重を支える事のできる良い素材がダグラムの世界にはあるはずです。

と言う訳で内側と外側で厚みを変える事によって加重のかかっている様子と脚の開く角度を多少確保しています。




足裏です。


下から見上げるアングルではこんな感じに見えます。




最終的には脚と機体の後部を中心に色々といじくりました。

製作依頼していただいた方にはこの状態でお渡ししようと思います。
基本はお任せ頂いていますが、納得して頂けたでしょうか?ドキドキ。


余談ですが、嫁は絶対これは完成しないと密かに思っていたようです。
さて次は何を作ろうかな。

デザートガンナー 其の6

2005年09月04日 | デザートガンナー
塗装終了!!
といってもガンポッドが未だですけど。。

なんとなく嬉しいので写真アップします。







個人的にはイメージに近い完成形となりました。

■おまけ
↓がまだ残ってます。複製して付ければホントに完成です。あと少しです。


次回、デザートガンナー最終回に続く

デザートガンナー 其の5

2005年09月04日 | デザートガンナー
ここの所、更新ペースが落ちてます。。。
ちまちまとは進めているんですけど。

デザートガンナー続きです。

塗装工程に入っています。
まず機体部分だけ一気に塗りました。

この手のアイテムは私の気持ちとシンクロするので塗っていて非常に楽しいです。

■全体


■後
排気管の辺りは個人的にお気に入り


本体とまだ塗装途中の脚とガンポッド部分


がんばって今日中に仕上げる予定。(予定は未定。。。)

デザートガンナー 其の4

2005年08月27日 | デザートガンナー
ディテールアップです。
単純に同スケールからの移植と言うわけにも行きません。
ディテールにはそれぞれ理由があるからです。

今回は架空の兵器にリアリティを持たせると言うことで、かなり悩みました。
理由はこういった物には「見栄え」が必要と考えているからです。

ホントとウソのコラボレーションですね。(業界っぽい言い回し)




さて、今回のディテールのポイントは背面です。
というのも、全面は被弾確率が高く、そんなところにゴチャゴチャと付けていると危なっかしくていけません。

■前面
全面はのぞき窓に戦車モデルパーツをつけました。そのままだと除き穴が大きすぎて良い標的です。

上下に2本ある凸は兆弾角度を変えるものとして設定しました。

■後面
背面には乗り組み口があるので、タラップを付けたりしてみました。
キットのままではハッチが手前に開く為に蝶番がついていますが、「くの字」に曲がったハッチが開くとは思えませんし、タラップなんか付ければドアを開くこともできません。
そこで、スライド式のハッチという設定にしました。
ハッチの左にある二本のスジはドアレールです。

後部に4つ空いていた穴は排気口と解釈。
せっかくなのでマフラーを作りました。

通常の戦車等では上に排気口がくる様になってますが、(水に排気口がつかるとエンジンがとまるからと思います)これは長い脚があるのでその心配も無いと判断して、機体下部に着けました。一応廃棄口は上に出してます。

■その他
旋回部分の下なパーツの側面には追加装甲を貼り付けました。あんまりにも無防備に思えたので。

その他メンテナンスハッチやらアンテナやらに戦車モデルのパーツやエッチング、真鍮線なんかを使ってディテールを入れました。


表面処理もかねて着色してみました。







実際に見るとこんなアングルですかね。カッコいいです。


デザートガンナー 其の3

2005年08月21日 | デザートガンナー
昨日からの続きです。

この土日は結構時間が取れたので、一気に進めました。

製作依頼のキーポイントにあった「同スケールの戦車を使用したディテールアップ」です。

まず全体を仮組みして同スケールの戦車のボディと並べてみました。

こうして並べるとかなりでかい事が解ります。
手前にある茶色の物は同スケールの兵隊さんです。

胴体部分のアップ。
結構頑張っていますが、かなりあっさりしていますね。

ここからディテールアップをする訳ですが、どうしたものか。。。。


私はこういった兵器なり作業機械といったものは無駄なディテールを省いた機能美にあふれたデザインの集合体と考えています。
なんでもかんでもパーツを貼り付ければ良いとは思いませんので、その辺りに気をつけながらやって行きたいと思います。

というわけで、まずはハッチを付けてみました。

グレーのパーツが戦車のキットから調達したものです。
どちらもメンテナンス用のハッチのイメージです。

たんに車体に貼り付けるとおかしいので、サイズに合わせて穴を空け、そこに埋め込み車体の面と面一になる様にします。

こうしてみると後部にある出入り用のハッチがオーバースケールに見えてしまいますね。。。実際かなりでかいのですが。

つづく

デザートガンナー 其の2

2005年08月21日 | デザートガンナー
お久しぶりとなってしまいました。
お盆からこっち、仕事で一山あって、祖母の新盆行事もあったり、子供を遊びに連れて行ったりとプラモ製作に取れる時間がほとんどなかったです。。。

しかもデザートガンナーの足は6本もあるし、予定外の工程を増やしたり(これは自分の判断で増やしたのでしかたないですが)合間の時間を見つけてチマチマと作業しておりました。

で、やっと脚が6本揃いました。(まだ表面処理ができていないものもありますが)
↓これです。




予定外の工程とは脚の付け根もボールジョイントにしたこと。

キットの状態でも2軸構成となっており、上下左右にスイングできるので、当初はそのまま行くつもりでした。

しかし、仮組みしてポージングするとどうもしっくりこないのです。
。。。としばらく考えると、「ねじれ」が表現できない事が原因だと判明しました。

↓の写真はボールジョイントにしたおかげで前後の脚をねじって昆虫の様なポージングが可能になったものです。
前後の脚がそれぞれ脚の付け根部分でねじれ(回転)しているのが解るでしょうか?


押し首のボールジョイント化とあいまって接地性も良く、有機的なポージングが可能になりました。



足裏です。
当時のキットは今のものの様にモールドが入っておらず、ツルンとしています。
依頼者の方からは、設定のホバリング機構は無視しても構わないと言って頂いていましたが、せっかくなのでそれっぽくモールドを入れようと思います。

今回のホバリングは足首の部分にフィンがあって回っていると言うよりは、胴体からパイプで送られた空気を足裏から噴出してホバリングするという自己解釈でやってます。

足裏の中心に穴を開け、そこにパイプとプラ版で作ったパーツを埋め込みます。

空気が噴出す部分はプラ版にスジを入れ、長細いフィンでフタになった状態にしています。
ホバリングの際はフィンが90度回転して空気を出すイメージです。
写真は、溝がわかり易い様に少し着色しています。


周りのツルンとした所もなにかする予定です。

今は此処までです。

つづく

デザートガンナー 其の1

2005年08月12日 | デザートガンナー
製作依頼物です。

太陽の牙 ダグラムというアニメをご存知の方はどれ程いらっしゃるでしょうか?
当時私は高校生であったと思います。

丁度私はバイクの免許を取り、放送時間帯には走り回っていたためにビデオに録画して観ていました。当時はビデオテープも高価(2千円程)であり、バイトのお金でビデオテープを買っていたしょっぱい記憶がよみがえってきます。

話を元に戻します。
タカラの1/72 デザートガンナーです。
戦車に6本脚が生えた蜘蛛の様な外見で、主に砂漠をホバー走行で自在に走り回る憎い奴です。

先日のスコープドッグと同じく20年以上前のキットです。
現在は再販もされておらず、ヤフオクで見かけるぐらいですね。

製作の依頼内容は「同スケールの戦車のキットを使って、ディテールアップする」という尻が軽く痺れる様な依頼です。

早速仮組みをしていますが、早速脚で引っかかりました。

足首が一軸可動となっており、キットの状態ではポージングによっては足裏が地面に設置しません。
そこでボールジョイントを仕込みました。

左がキットの状態。右がボールジョイント化したものです。




これを6本やらねばなりません。