年明けとともに、60年代ポップス変遷史もちょうど年が明けました。
1962年1月にはこんな曲が流行していました。
①悲しき片想い ヘレン・シャピロ
①夢のデイト コニー・フランシス
③悲しき街角 デル・シャノン
④コーヒー・ルンバ ウーゴ・ブランコ楽団
⑤峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
⑥落日のシャイアン アル・カイオラ楽団
⑦悲しき足音 スティーヴ・ローレンス
⑧恋の一番列車 ニール・セダカ
⑨漕げよマイケル ハイウェイメン
⑩夜霧のニューヨーク フェランテとタイシャ―
⑪子供じゃないの ヘレン・シャピロ
⑪いとしのクレメンタイン ブラウンズ
⑬月光のノクターン ディック・ジェイコブス楽団
コニー・フランシスの『夢のデイト』を追い上げたヘレン・シャピロの『悲しき片想い』が
同点で今月の1位となりました。また年明けとともに新曲も多く現れました。
ニール・セダカの『恋の一番列車』、ヘレン・シャピロの『子供じゃないの』が快調に滑り出し、
映画音楽から『夜霧のニューヨーク』、『いとしのクレメンタイン』の2曲がベストテン入りです。
『いとしのクレメンタイン』は映画『荒野の決闘』のリヴァイヴァルとしての登場でしたが、
『夜霧のニューヨーク』は映画『ウエスト・サイド物語』が、まだ映画が封切されていなかったため、
当初は映画音楽だという認識はありませんでした。映画が順次封切られる春頃からサントラ盤の
『トゥナイト』へとバトンが渡っていきます。
↓はフェランテとタイシャ―のピアノ連弾による『夜霧のニューヨーク』 YOUTUBEより
ベストテン入りはしませんでしたが、ヘンリー・マンシーニ楽団の『ムーンリヴァー』、リンダ・スコットの
『星に語れば』、ボビー・ライデルの『星空の花売娘』などもこの頃のヒット曲でした。
『星空の花売娘』は映画音楽史の『街の灯』でも触れましたように主題歌『花売り娘』のアレンジです。
↓はボビー・ライデルの『星空の花売娘』 YOUTUBEより