港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1970年 『二人の天使』 サン・プルウ楽団とダニエル・リカーリ

2015-12-16 17:45:49 | 続・60年代ポップス変遷史

”Concerto pour une voix” Saint-Preux et Danielle Licari



ダニエル・リカーリがサン・プルウ楽団をバックにスキャットで歌った名曲です。
映画『シェルブールの雨傘』でカトリーヌ・ドヌーヴの吹き替えをして一躍名をあげたダニエル・リカーリは
前出のポール・モーリアの『エーゲ海の真珠』やレイモン・ルフェーヴル楽団の日本公演にも参加して
一躍スキャットの女王としての不動の地位を築き上げました。
この曲はそのリカーリの声域に合わせてサン・プルーが作曲したヴォーカリーズ・ナンバーです。
サン・プルーは若手のクラシック・ピアニストで、原題の「一つの声のための協奏曲」からも図り知れますように
クラシカルな楽曲に仕上げています。
日本では1970年7月から11月にかけてのヒットとなりました。

↓はサン・プルウ楽団とダニエル・リカーリの『二人の天使』 YOUTUBEより