”Tango delle rose” Mantovani Orchestra
この曲はフィリッポ・シュレイルとアルド・ボロッテの共同作曲によるコンチネンタル・タンゴとしては珍しいイタリア産です。
作られた時期は定かではありませんが、1920年代の後半ではないかと言われています。(1928年の説あり)
コンチネンタル・タンゴといえばどうしてもアルフレッド・ハウゼ楽団やマランド楽団と言われがちですが、優雅で大きい
スケールのマントヴァーニー楽団の演奏はまさに名演です。
また、映画『カサブランカ』でも、女性歌手がナイトクラブでほんのわずかだけ唄っていました。
↓はマントヴァーニー楽団の『バラのタンゴ』 YOUTUBEより
せっかくこの曲を取り上げましたのでアルフレッド・ハウゼ楽団の演奏も貼っておきます。
”Tango of Roses” Alfred Hause Orchestra
↓はアルフレッド・ハウゼ楽団の『バラのタンゴ』 YOUTUBEより
個人的には『バラのタンゴ』といえば、真っ先にジャンニ・モネーズ楽団を思い出します。
ほとんど名も知られていない楽団で、今日ではネットで検索しても全くヒットしません。
以前にそのジャンニ・モネーズ楽団のLP盤を所有していてよく聞いたものでした。
『ジェラシー』『アナリータ』『ノ・テ・キエロ・マス』『アディオス・ムチャーチョス』『月光のタンゴ』『ポエマ』
などの名曲が収められていて、その一曲目がLP盤のタイトルでもあった『バラのタンゴ』でした。
今はそのLPも手元にありませんが辛うじて音源だけは残っています。