”Magica Luna” Celia Cruz
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/aa/c82889fa252deab9b542ef251e15b559.jpg)
この曲は1959年にP・ウェルチ作詞、M・メルロ作曲の情熱のこもった軽快なラテン・ナンバーで、当時キューバで
大人気だったソノーラ・マタンセーラ楽団をバックにセリア・クルスが唄って大ヒットしました。
このセリア・クルスはキューバの人気歌手だったのですが、1959年にアメリカ巡業の最中にキューバ革命が起こり、
祖国に戻るかこのまま敵国のアメリカに残るかの選択を迫られてやむなく亡命の道を選びました。その後、紆余曲折が
あったものの彼女はアメリカで「ラテンの女王」・「サルサの女王」として君臨するなどの大活躍を果たしています。
しかし、キューバ国内では裏切り者として扱われこの『月影のキューバ』は革命後は放送禁止になったそうです。
タイトルの「マヒカ・ルーナ」とは魔法のお月様という意味で、この曲よりも少し先に流行ったミーナの『月影のナポリ』に
よく似た内容となっています。
日本の【今週のベストテン】では1960年9月第4週に登場し、14週連続でランクイン(最高2位)の大ヒットでした。
Lara lara lara laralala
Noche de luna fue
La noche que lo vi
La noche que le di
Mi corazón.
La luna se sonrió
Y el ojo nos guiño
Y pronto, pronto, pronto
Ella se escondió.
↓はセリア・クルスの『月影のキューバ』 YOUTUBEより
なお、この曲は千葉ロッテ・マリーンズ在籍のキューバの至宝デスパイネ選手の応援歌となっていますので
野球ファン、特にパ・リーグ・ファンの方はよく耳にされているのではないかと思います。