港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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映画音楽史(55) 『王様と私』 1956年公開

2014-02-18 00:22:42 | 映画音楽



『王様と私』 The King and I (米) 1956制作
監督 ウォルター・ラング
音楽 リチャード・ロジャース
    オスカー・ハマーシュタインJr
    アルフレッド・ニューマン
主演 キング … ユル・ブリンナー
    アンナ … デボラ・カー
    タプティム … リタ・モレノ
主題歌 『シャル・ウイ・ダンス』 ( Shall We Dance ? ) 唄・デボラ・カー&ユル・ブリンナー

マーガレット・ランドンの『アンナとシャム王』の小説をミュージカル映画化。
1862年、イギリス婦人のアンナがシャム王の子供たちの家庭教師として宮殿に招かれる。
アンナは封建的で慣習も全く違う異国で 誠実に子供たちと接してよき指導者となっていく。
王とは意見の違えることもあったものの、お互いに理解を深め合っていくが…

主題歌の『シャル・ウイ・ダンス』は同名のブロードウェイミュージカルのために
1951年にオスカー・ハマーシュタインJr.とリチャード・ロジャースが作詞・作曲したもの。
ダンスシーンでのデボラ・カーの吹き替えで唄っているのはマーニ・ニクソンです。

We've just been introduced,
I do not know you well,
But when the music started
Something drew me to your side.

↓は映画『王様と私』から『シャル・ウイ・ダンス』 YOUTUBEより


映画音楽史(54) 『愛情物語』 1956年公開

2014-02-17 05:05:11 | 映画音楽



『愛情物語』 Eddy Duchin Story (米) 1955制作
監督 ジョージ・シドニー
音楽 モリス・W・ストロフ
主演 エデイ・デューチン … タイロン・パワー
    マジョリー・オルリックス … キム・ノヴァック
    チキータ … ヴィクトリア・ショウ
    ピーター・デューチン … グロリア・ホールデン
主題歌 『トゥ・ラヴ・アゲイン』 ( To Love Again ) 演奏・カーメン・キャヴァレロ

1930年代から甘美な演奏で人気を博したエディ・デューチンの音楽伝記映画。
上流社会の令嬢マジョリーの後押しでエディは人気演奏家になり彼女と結婚する。
しかし、妻のマジョリーは息子のピーターを出産したのちに急死。
エディは一時精彩を欠き、息子をチキータに預けて海軍に入隊する。
やがて除隊して再起したと思われたときに今度は自身が病魔に冒される。

主題歌の『トゥ・ラヴ・アゲイン』はショパンの夜想曲第二番変ホ長調 ( E♭)・作品9の2 を
モリス・ストロフとジョージ・ダニングが編曲したもので、実際の演奏はカーメン・キャヴァレロ。
映画のラストシーンでエディとピーターの連弾がサントラ盤となっています。
この曲の他にも『ブラジル』『マンハッタン』『バラ色の人生』など20数曲がちりばめられています。

↓はサントラ盤 (カーメン・キャヴァレロ) の 『トゥ・ラヴ・アゲイン』 YOUTUBEより



私としてはサントラ盤よりも、無け無しの金を叩いて買ったDECCA盤に愛着があります。
B面は『ブラジル』でした。

↓はカーメン・キャヴァレロの『トゥ・ラヴ・アゲイン』 YOUTUBEより



映画音楽史(53) 『現金に手を出すな』 1955年公開

2014-02-16 07:29:07 | 映画音楽



『現金に手を出すな』 Touchez pas au Grisbi (仏) 1953制作
監督 ジャック・ベッケル
音楽 ジャン・ヴィーネ
主演 マックス … ジャン・ギャバン
    リトン … ルネ・ダリー
    ジョジ … ジャンヌ・モロー
    アンジェロ … リノ・ボルリーニ(ヴァンチュラ)
主題歌 『グリスビーのブルース』 ( Le Grisbi ) 演奏・サウンドトラック盤

アルベール・シモナン原作、巴里の下町を舞台にしたギャング映画で
フランスにおけるフィルム・ノワールの代表的傑作。
ギャング仲間ののマックスとリトンはオルリー空港から五千万フランの金塊を盗み出す。
二人はそれに手を付けずに隠し持っていたが、リトンはうっかり情婦のジョジにそのことを喋る。
そのジョジは麻薬密売のアンジェロと通じていて、アンジェロはリトンを捕まえるとマックスに
隠していた金塊を要求する。やがて二組のギャング団は激しい銃撃戦を交え、
マックスはアンジェロ一味を倒したものの、リトンは絶命し金塊は燃え盛る車の中に……。

哀愁をおびた主題歌の『グリスビーのブルース』はジャン・ウィネルの作曲で、
映画では出入りしている馴染みのレストランのジュークボックスから流れます。
ラストシーンではこの曲が切なさと虚しさを代弁しているかのように効果的を上げていました。
日本ではサントラ盤よりもスリー・サンズのレコードが大ヒットしました。

↓はスリー・サンズの『グリスビーのブルース』 YOUTUBEより


ポップス・ベストテン 1962年2月 その3

2014-02-15 11:37:56 | ポップス

『今週のベストテン』1962年2月17日
①夜霧のニューヨーク フェランテとタイシャー
②悲しき片想い ヘレン・シャピロ
③夢のデイト コニー・フランシス
④恋の一番列車 ニール・セダカ
⑤子供じゃないの ヘレン・シャピロ
⑥落日のシャイアン アル・カイオラ楽団
⑦いとしのクレメンタイン ブラウンズ
⑧悲しき街角 デル・シャノン
⑨マリーは恋人 エルヴィス・プレスリー
⑩花咲く街角 デル・シャノン
⑪夢みる恋 ヘレン・シャピロ
⑫ビッグ・バッド・ジョン ジミー・ディーン
⑬ブルー・ハワイ エルヴィス・プレスリー
⑭コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
⑮駅馬車のテーマ ラルフ・ハンター楽団
⑯ウォークンボーイ
⑰峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
⑱漕げよマイケル ハイウェイメン
⑲ルイジアナ・ママ ジーン・ピットニー
⑳初恋の人 トニー・ザイラー

『今週のヒットレコード』1962年2月18日
①悲しき片想い ヘレン・シャピロ
②恋の一番列車 ニール・セダカ
③ビッグ・バッド・ジョン ジミー・ディーン
④北風 テキサス・ビル・ストレングス
⑤電話でキッス ポール・アンカ
⑥夜霧のニューヨーク フェランテとタイシャー
⑦悲しい恋の物語 ダイオン
⑧土曜の夜と日曜の朝 ケンブリッジ・ストリングス
⑨星に語れば リンダ・スコット
⑩愛のバルコニー ケイ・アーメン

『今週のベストテン』ではついに『夜霧のニューヨーク(Tonight)』がベストワンに輝きました。
その他ベストテン曲は先週に比べて大きな変動はありませんでした。
また、ヘレン・シャピロの『夢見る恋』が次点に迫り、三曲同時のベストテン入りを狙います。
さらには下位の19位にジーン・ピットニーの『ルイジアナ・ママ』が登場、一気に上位をうかがっています。 

『今週のヒットレコード』も順位に大きな動きはありませんでしたが、
『夢のデイト』がベストテンから陥落して『愛のバルコニー』が復活です。
この番組ではめっぽう強かった『電話でキッス』も勢いがなくなってきた模様です。
『今週のヒットレコード』は次週からベスト15位までが発表されることになります。

↓はジーン・ピットニーの『ルイジアナ・ママ』 YOUTUBEより

これまた典型的なロックンロールの名盤ですね。


映画音楽史(52) 『水色の夜会服』 1955年公開

2014-02-14 09:27:12 | 映画音楽



『水色の夜会服』 Mademoiselle de Paris (仏) 1955制作
監督 ワルテル・カップス
音楽 ポール・デュラン
主演 ミシュリーヌ … ジゼール・パスカル
    モーリス … ジャン・ピエール・オーモン
    ジャクリーヌ … ジャクリーヌ・フランソワ
主題歌 『マドモアゼル・ド・パリ』 ( Mademoiselle de Paris ) 唄・ジャクリーヌ・フランソワ

巴里の高級衣裳店のお針子嬢の恋物語で原作はモーリス・グリッフ、フランス初のシネマスコープ。
主人公ミシュリーヌの恋を中心に、巴里の一流のデザイナーやお針子の生活を垣間見ながら、
流行モードの製作模様やファッションショーの舞台裏、さらにはシャンソンも楽しむことができる。

主題歌の『マドモアゼル・ド・パリ(巴里のお嬢さん)』はアンリ・コンテ作詞、ポール・デュラン作曲で
ジャクリーヌ・フランソワのヒットシャンソン。
映画では、他にも『ポルトガルの洗濯女』などジャクリーヌのシャンソンが挿入されています。
実は、この曲が映画主題歌となるのは二度目で、1951年公開(48年制作)の『巴里の醜聞』の
主題歌として使われていて、この時もジャクリーヌ・フランソワが唄っていました。

L'appelle Mademoiselle de Paris
Et sa vie c'est un petit peu la nôtre
Son royaume c'est la rue d'Rivoli
Son destin, c'est d'habiller les autres

↓はジャクリーヌ・フランソワの『マドモアゼル・ド・パリ』  YOUTUBEより


 
ちなみに 
『巴里の醜聞』 1955年公開


『巴里の醜聞』 Scandale aux Champs-Elysees (仏) 1948制作
監督 ロジェ・ブラン
音楽 ポール・デュラン
主演 フランソワーズ … フランソワーズ・クリストフ
    ジャクリーヌ … クリスチャーヌ・バリー
    パスコウ … ギイ・ドコンブル
主題歌 『マドモアゼル・ド・パリ』 ( Mademoiselle de Paris ) 唄・ジャクリーヌ・フランソワ

こちらも、巴里の高級衣裳店が舞台で、大切な見本の衣裳が盗まれ、殺人事件が起こる
というスリラー仕立ての物語となっています。