春の唄 2016-03-26 11:35:24 | 唱歌・童謡・日本のうた もう一曲、春の唄です。 野口雨情 作詞 草川信 作曲 桜の花の咲く頃は うらら うららと 日はうらら ガラスの窓さえ みなうらら 学校の庭さえ みなうらら YOUTUBEより 春の光の中にかげろうが立ちのぼる様に「うらら」という言葉を連発した珍しい歌詞です。 こちらの曲のタイトルは大正11年の初版時には『春の唄』とありますが、『春の歌』や『春のうた』とさまざまです。
春の唄 2016-03-25 15:27:53 | 唱歌・童謡・日本のうた 春の唄 喜志邦三 作詞 内田元 作曲 ラララ 赤い花束 車に積んで 春が来た来た 丘から町へ すみれ買いましょ あの花売りの かわい瞳に 春のゆめ YOUTUBEより 昭和12年に発表された「国民歌謡」です。 当時の兵庫県阪急西宮北口駅近くの市場を描いた作品だと言われています。 この場所は阪神淡路大震災で崩壊しました。現在は「アクタ西宮」という住宅・行政・商業の複合施設に 生まれ変わっていて、その一角に「春の唄記念碑」が建っています。 阪急西宮北口(宝塚線接続駅)、すみれの花、可愛い瞳の花売り娘… とくれば 宝塚歌劇団を連想してしまいます。
花 2016-03-24 16:53:08 | 唱歌・童謡・日本のうた 花 武島羽衣 作詞 滝廉太郎 作曲 春のうららの 隅田川 のぼりくだりの 船人が 櫂のしづくも 花と散る ながめを何に たとうべき YOUTUBEより 明治33年に発表された歌曲集『四季』の第一曲目です。 『四季』は『花』『納涼』『月』『雪』との四部構成なのですが、中でも隅田川の春の情景を謳った『花』が 春を代表する日本の歌として唄い継がれています。
あわて床屋 2016-03-23 11:12:33 | 唱歌・童謡・日本のうた あわて床屋 北原白秋 作詞 山田耕筰 作曲 春は早うから 川辺の葦に 蟹が店出し 床屋でござる チョッキン チョッキン チョッキンナ YOUTUBEより ハサミを持った蟹が泡を吹くさまを床屋に見立てたユーモラスな童謡で、大正12年に発表されています。 歌中で、床屋の蟹がお客の兎の耳を切り落としてしまうというのですが、その怖さよりもユーモラスさが まさって、楽しく唄える曲調に仕上がっています。
朧(おぼろ)月夜 2016-03-22 11:21:57 | 唱歌・童謡・日本のうた 朧(おぼろ)月夜 高野辰之 作詞 岡野貞一 作曲 菜の花畠に 入り日薄れ 見わたす山の端(は) 霞ふかし 春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて におい淡し YOUTUBEより 大正3年に尋常小学唱歌として取り上げられた楽曲です。 のどかな山里の春の夕暮れを綴った見事な情景歌ですね。 歌詞にある『におい淡し』のにおいは「匂い」や「香り」ではなく、色合い・色つやのことだそうです。