スナック芸on YouTube第3弾

　今日はスナック芸の動画を2カ月ぶりにYouTubeにアップした。
　今回は割り箸とグラスを使ったスナック芸＆バランス芸＆マジックです。特に『グラス2』のラストを飾る“スーパーやじろべえ”は難易度の高いバランス芸で見モノです。
　皆さんにも出来そうな種もありますので、飲み会などで披露されますと人気者になると思います。
　スナック芸、バランス芸、マジックの第三弾は２タイトル13種です。楽しんで下さい。
　
　『スナック芸/バランス芸＆マジック・グラス2』
　『スナック芸＆マジック・割り箸』

洗濯

　お客のA君は奥さんはいるが綺麗好きなので洗濯は全部自分でするとか。


　客A「子供の制服の襟はよう汚れるから、長時間洗剤入りのぬるま湯に浸けた後に歯ブラシで擦って、それから洗濯機に入れるねん」
　私 「へえ、マメやなあ」
　客A「ダウン・ジャケットは結構、手間がかかったわ。あれやったらクリーニング屋に出した方がよかったわ」
　私 「ダウンも洗(アロ)たんかいな。手間かかっただけにダウンやなあ」
　客A「白色の洗濯物は色うつりしたらアカンから、色つきのんとは別々に洗うねん」
　私 「色は白やけどクロうする。綺麗好きは細かいとこに神経使うなあ」
　客A「ほんま、疲れるわ」

　一句：綺麗好き　心の洗濯　ままならず
　謎かけ：洗濯とかけて、虫歯のある人と解く。どちらも(雨・飴)はいただけません

センス

　お客のDさんはいつもアカ抜けないが、珍しく彼のセンスには似合わない上着を着て来た。

　私 「エエ服やなあ」
　客D「そうか」
　私 「どこで盗んできたん？」
　客D「怒るで～、ちゃんとお金出して買(コ)うてきたわい」
　私 「それにしても、服が可哀想やなあ」
　客D「なんでやねん！」
　私 「Dさんはセンスが無いから似合わんわ。俺が着たらピッタリや。服も喜ぶで」
　客D「マスターもセンスが無いで」
　私 「俺はあるで、ここに…」と扇子を見せる。
　客D「その扇子と違うがな」
　私 「すんまセンス」

　一句：ダサおやじ　ユーモアセンスに　磨きかけ
　謎かけ：センスとかけて、ハガキと解く。どちらも(感性・官製)である

政治家

　自民党政権に失望して政権交替で期待した民主党政権には裏切られ、その上に迷走を続けている日本政治の閉塞感は高まりお客さんも嘆いている。

　お客「今の政治家、頼りない人間ばっかりや。マスターがなったらエエねん」
　私　「俺は無理や、政治家は堂々とウソをつくやろ。俺、ウソはようつかんねん」
　お客「その言葉自体、ウソやん」
　私　「怒るで。それに俺は仕事柄おセイジを言うからお世辞家や。政治の政治家は無理や」
　お客「いやあ、マスターは政治が素人のなんとかチルドレンよりマシやで」
　私　「しやけど俺は政治家になる為の活動をしてないから票が集まれへん」
　お客「小泉チルドレンとか小沢チルドレンみたいに誰かのチルドレンになったらエエねん」
　私　「64歳のお爺ちゃんがチルドレンかいな、無理があるわ。もうすぐ散る年やし票も取れん。俺は散る取れんや」

　一句：政治家の　専売特許は　二枚舌
　謎かけ：政治家とかけて、竹島と解く。どちらも(選挙・占拠)が気になります

関西テレビ『どっキング48』収録

　今日は毎週火曜深夜0時35分から放送の関西テレビ『どっキング48』の収録をした。
　最初に音声係りのスタッフが店に入って来て私の服に「マイクを付けさせて下さい」と言った。
　「このマイク何て言うのん？」
　「これぐらいの小さいのはピンマイクと言います」
　「ほんだら俺のアソコもピンマイクやなあ」
　「それは無いでしょ」
　「そやけど俺にピンマイクを付けても意味無いで」
　「え、どうして？」
　「俺、無口やから」
　「ほんまですか」
　そしてタレントの藤崎マーケットの2人が「お邪魔します」と入ってきた。
　「お邪魔されます。君ら知ってるで。フリーマーケットやろ？」
　「いきなりボケですか」(実は前日にスタッフが台本を持ってきていたので知っていた)
　「ハチマキとタンクトップ姿で来るのかなあと思ってたのに普段着やなあ」
　「相方の田崎が2年前に靭帯を損傷してからあんまり…」
　彼らはテレビで見る通り元気ハツラツだ。藤原君にコツを教えてグラス立てをさせると出来た。
　「器用やなあ、あんまりお金持ってないのんと違うか」
　「なんでですか？」
　「器用貧乏て言うやん」
　「た、たしかに…」
　次に一升瓶のバランス芸をさせたが「ムチャ難しいわ。落として割ったら怖い」と怖気づいた。
　「大丈夫、ギャラから引いとくから」
　「ギャラから引かれたら赤字やわ。でも難しいですね」
　「弟子にしたるで。その代わりこれではメシは食べていかれへんけどな」
　「そんなんいらんわ」
　一通り収録が終り私のデジカメで一緒に記念写真を撮って貰うことにした。
　「あっ、フィルム入って無いわ！」
　「デジカメでしょ。ボケ連発ですね」
　そして撮り終えて礼を言う。
　「有難う、これでメイドの土産が出来たわ」
　「縁起でもない。まだ早いですやん」
　「いや、メイド喫茶に行く時の土産や」
　音声係りのスタッフが最後に一言、「どこが無口ですのん」
　今日は眠剤が残っていたのか手が震えて予定していた新技を4つパスをしたが和気藹々の収録だった。
　尚、放送予定日は5月22日(火)深夜12時35分から。関西ローカルなので他府県の方はYouTubeでアップします。
http://www.ainet21.com/a-fijisaki.jpg

狙い撃ち

　M子ちゃんが連れて来たCさんに、私がテレビに出た話をした。

　客M「ここのマスター、スナック芸で何回もテレビに出てるんやで」
　客C「へえ、何回くらい出たん？」
　私 「テレビは色々やけど11回ぐらいかな」
　客M「ここのマスターNHKののど自慢にも出たんやで」
　客C「ホンマかいな、俺、好きやからよう見るで。いつ頃出たん?」
　私 「6年前」
　客M「あの時、うちのお父さんが好きで一緒に観てたらマスターが出て来てびっくりしてん。それもチャンピオンになったから二度びっくりしたわ」
　客C「へえ、すごいなあ。俺も出よかなあ」
　客M「NHKのど自慢は何とか枠てあるんやろ？」
　私 「そうそう、老人枠とか高校生枠とかお笑い枠とかめいわくとか…」
　客M「迷惑はないでしょ」
　客C「俺、何枠がエエかなあ？」
　私 「老人枠」
　客C「俺、まだ45歳やで。どないしたら出られるのん？」
　私 「応募が3000とか40000通あるから、意外性のあるので応募をした方がエエで」
　客M「私、山本リンダの“狙い撃ち”がエエわ。♪ウララ、ウララ、ウラうだと～」
　私 「ここの裏が川やから♪ウララ、ウララ、ウラ川や」
　客M「ホンマやなあ」
　私 「あ、それにここの川、ボラが多いから、♪ボララ、ボララ、ボラ川や～」
　客C「よう、頭が回るなあ」
　私 「俺やったらさしずめ、♪ホララ、ホララ、ホラ吹きや～」
　客M「まだ(ダジャレを)言うか」
　私 「♪どうにもとまらない～(山本リンダの曲)」

　一句：ダジャレ言い　お客の心を　狙い撃ち
　謎かけ：狙い撃ちとかけて、進水式の時のテープと解く。どちらも(葛藤・カットゥ)します

数独

　お客さんのIさんは数独にハマっているとか。

　私　「俺も数独にハマってるねん」
　お客「マスターもかいな。あれ、ハマるなあ」
　私　「そうや、簡単そうで難しい。あれをやるといつも寝る時間が遅なるわ」
　お客「そうそう。俺も数独したら夜が明けるねん。しやからしょっちゅう寝不足や」
　私　「数独は体に毒やから、数毒やなあ」
　※数独＝3×3のマスを9組に配列。問題は各々のマスに適当に数字が印刷されていて、解答は3×3の枠の中、全体の何れの縦筋、横筋にそれぞれに1～9の数字をダブル事無く並べる。

　一句：数独に　ハマって今夜も　夜が明ける　
　謎かけ：数独とかけて、剛毛でクセ毛と解く。どちらも(解く・梳く)のが難しい

視力検査

　健康雑誌の付録に視力検査表があった。もうすぐ免許の切り替えもあるので視力検査をした。しゃもじを片目に当てて妻の指した図柄を当てる事になった。

　妻　「はい、これは？」
　私　「シー(C)」
　妻　「マークは上下左右向いてるだけでみんなCやんか。Cの切れ目の位置を言うんやで」
　私　「えーっと、右…、いや左…いや上かなあ、う～ん、それとも下…」
　妻　「そない言うたらそのうちに当たるやん。見えへんかったら見えへんと言いなさい」
　私　「俺はミエ張りやからミエないて言われへん。とにかく外したらアカン思て」
　妻　「当てもんと違うねんから、ミエ張ってる場合じゃないで」
　私　「ごミエんなさい」

　一句：目の検査　老いの山カン　目に余る　　　
　謎かけ：視力検査とかけて、日本酒の飲み方と解く。どちらも(勘・燗)もあります

旬

　お客のK子さんがリーガロイヤルホテル内にある雑貨店に行ったとか。

　
　私「あそこは高級なモンばっかりやろ？」
　お客「そうね、みんなエエ値段が付いてるよ」
　私　「(お金の)円が無い俺には縁が無いわ」
　お客「でも、言い品物は大事に扱えば長持ちするよ」
　私　「そうか。いいシナモンは大事に使えば長持ちするて、嫁はんに言うて」
　お客「いいシナモンて、何？」
　私　「俺のアレに決ってるやん」
　お客「マスターのアレはとおに旬は過ぎてるで。諦めが肝心よ」
　私　「あ～あ、旬が過ぎてるて言われたら俺、シュンとなるわ」

　一句：旬過ぎと　指摘をされて　シュンとなる

いぶし銀

　先日、東京理科大の教授らがマウスの毛包の幹細胞移植実験で毛を再生させることに世界で初めて成功し、この技術を応用してハゲた箇所に移植して頭髪を再生出来るかもしれないとか。

　お客「マスターに朗報やで。髪の毛の再生治療が近い将来に実現するらしいで」
　私　「ニュースで見たわ。移植の実験で毛が生えるのが成功したんやてなあ。俺の時代が来たわ」
　お客「しやけど今回はマウスの実験で、人への実用化は10年後やで」
　私　「10年後言うたら俺、74や。待ってられへんわ。俺の干支はマウスやから俺の頭で実験してくれへんかなあ」
　お客「干支にマウスは無いで」
　私　「マウスは英語で、日本語ではネズミや」
　お客「ああそうか。しやけどマスターはハゲをネタにしてるからハゲがなくなると困るで」
　私　「それもそうやなあ。それに10年後いうたら髪があっても、もう女に相手されへんしなあ」
　お客「ハゲは擦り切れたジーンズのような味があるから、ハゲのままでエエやん」
　私　「なんや、俺は擦り切れたジーサンかいな」
　お客「擦り切れたジーンズて言うたんや。まあ、いぶし銀みたいなもんや」
　私　「いぶし銀か、そない言われると悪い気はせーへんなあ」

　一句：ハゲ頭　年季が入り　いぶし銀
　謎かけ：いぶし銀とかけて、青魚の仲間と解く・どちらも(味・アジ)がある