猛暑

　連日、暑い日が続いている。

　客K「今年は異常に暑いなあ」
　私 「何人もの人が熱中症で死んでるで」
　客K「これだけ暑かったら、クーラーは欠かせへんなあ」
　私 「火力発電ばっかりで電気代も上がるし、原発反対派はどない思てんねんやろな」
　客K「熱中症になるわ電気代が上がるわで大変やのに、原発を反対してクーラーつけてたら怒るで」
　私 「腹を立てたら余計にヒートアップするで」
　客K「そのうちに温帯地域から熱帯地域になるで」
　私 「熱帯地域になったら、ジャングルが出来るのんと違うか？ほんだらヒートアイランドが無くなってちょうどエエやん」
　客K「そんな簡単には猛暑が解決せーへんで」
　私 「なんと、モウショましょうか」
　客K「暑苦しいダジャレやなあ。よけい暑なるわ」
　私 「モウショ訳ない！」
　客　客K「もうエエわ」

　一句：猛暑日に　気力もシャレも　しおれてる
　謎かけ：猛暑とかけて、菅直人の面の皮と解く。どちらも、めっちゃ(暑い・厚い)です

ダリア

　K子さんが白い花をくれたが名前が分からない。

　客K「これ、何の花か知ってる？」
　私 「俺、花はあんまり知らんわ。頭文字は？」
　客K「頭文字はD」
　私 「頭文字がDのハナ…だんご鼻！」
　客K「その鼻と違う」
　私 「そっちの鼻やったらよう知ってるねんけどなあ。ワシ鼻とか」
　客K「ワシ鼻てあんまり見かけへんね」
　私 「ここにあるやん」
　客K「どこ？」
　私 「ここや、ワシ(私)の鼻…ワシ鼻や」
　客K「しょうもないことばっかり言うて。この花はダリアよ」
　私 「ダリアを持って来たんはダリア(誰や)？」
　客K「私よ」
　私 「河内弁で言うたらガラ悪いなあ」
　客K「どうして？」
　私 「おんダリア！」
　客K「おんどりゃ、でしょ」
　私 「あ～怖！」
　客K「マスターが言わせたんでしょ」

　一句：店、映える　色鮮やざやかな　ダリアかな
　謎かけ：ダリヤとかけて、歳と重ねると解く。どちらも(華麗・加齢)である

秋を通り越す

　今日、妻と行った近所のスーパーの近商はいつもクーラーがよく効いている。私は妻の買い物が終わる15分ほど前に店に入るが、妻はじっくり吟味するので1時間以上かかり寒さが身に染みるとか。

　妻「ここの店、寒いわ」
　私「そうやろ、そやから俺はさっさと買うねん」
　妻「ホンマ、風邪をひきそうになるわ」
　私「ほんだらダウンジャケットを着て行ったら？」
　妻「なんでやねん！夏にダウンジャケットを着る人はいてないわ」
　私「おしゃれな人は早めに季節を先取りして着るんやろ？」
　妻「なんぼなんでも早すぎるわ。秋を通り越してるやん」
　私「早すぎか～」

　一句：ハチャメチャな　提案、秋を　通り越す
　謎かけ：秋を通り越すとかけて、商売と解く。どちらも(秋無い・商い)です

通称

　3年ぶりにTT君が来た。先客の自称「ダニやん」のTNさんと久しぶりに出合った。

　客TT「久し振りですね、ダニヤンさん」
　客TN「え～、よう俺の通称を覚えてくれてたなあ」
　私　「今はダニヤンと違うで」
　客TT「えっ、変わったの？」
　私　「ダニヤンから昇格してん」
　客TT「へえ、何て？」
　私　「ダニヤンからダメヤンになったんや」
　客TN「何やねん、それ。いっこも昇進してないやん」

　一句：いつまでも　通称で通じる　人気者
　謎かけ：通称とかけて、お互いに気が合うと解く。どちらも(愛称・相性)です

天気予報

　お客のM君は明日、子供を海水浴に連れていくとか。

　客M「明日の天気、大丈夫かなあ」
　私 「大丈夫やで」
　客M「えらい自信あるんやなあ」
　私 「今まで大体、当たってるねん。降るまで大丈夫や」
　客M「当たり前やん」
　私 「しやけど最近の天気予報、占いみたいやなあ」
　客M「どういう事？」
　私 「当たるも八卦、当たらぬも八卦と一緒で、当たるも天気予報、当たらぬも天気予報や」
　客M「ホンマやなあ」

　一句：天気予報　アテにしたいが　アテに出来ん
　謎かけ：天気予報とかけて、オシャレな女性と解く。どちらも(降水・香水)も気にします

料理人

　部下の調理師が辞めるので若手の見習いを募集しているがなかなか来ないと、ホテルの和食の料理長・M君が嘆いた。
　
　客M 「今の子は募集しても来(ケ)―へんわ」
　ママ「３Ｋの職場は敬遠されるのかなあ」
　私　「俺はサンケイをとってるけど…」
　ママ「そのサンケイ(産経)と違う」
　客M 「料理人の世界は封建的な体質が残ってるから、厳しいのんを敬遠するねんな」
　ママ「それに、拘束時間も長いしなあ」
　私　「高校卒業してからも校則を守らなアカンのか？」
　客M 「その校則と違う！時間を縛られる拘束や」
　ママ「大体、今の子は楽して儲けたいからなあ」
　客M 「苦労せえ、て言いたい」
　私　「苦労は買ってでもしろと、昔の人は言うてたのになあ」
　ママ「そう、若い時に苦労したら、歳いった時に楽になる」
　私　「俺、若い時に苦労したけど、今も苦労してるわ」
　客M 「ママで苦労してるみたいやん」
　ママ「M君、こんなん連れてまんねん。ホンマ、こっちが苦労するわ」

　一句：料理人　一味違う　裏技が
　謎かけ：料理人とかけて、拉致被害者の救出と解く。どちらも(包丁・訪朝）が必要です

リュック

　先日、ショッピングセンターのダイヤモンドシティ北花田でショルダーバッグを買った。

　私 「俺、たすき掛けのバッグを買(コ)うてん」
　客T「俺、3年前に娘に父の日のプレゼントで貰(モロ)たけど全然使(ツコ)うてないわ」
　私 「今、流行ってるで。前は気づけへんかったけど買うとなってから、よう見る様になったわ」
　客T「しやけど俺はリュックの方がエエワ。今度小さなリュックを買うねん」
　私 「あるバッグを使いや。ツケを払わんとリュックを買うてか？その性格にリュックリするわ」
　客T「しやけどウォーキングするのに肩掛けバッグより、リュックの方が便利やねん」
　私 「リュックを背負ってやったら歩くテンポはリュックリやろなあ」
　客T「リュックリ？ゆっくりでは運動になれへん」

　一句：リュック背負い　体力作りに　ウォーキング
　謎かけ：リュックとかけて、一方的に恋をすると解く。どちらも(肩重い・片思い)でしょう

バス釣り

　私は話題に窮した時には、お客さんの休日の行動を聞く。

　私 「今度の日曜日は何処か行くの？」
　客M「バスを釣りに行くねん」
　私 「観光バスか？」
　客M「なんでやねん！そんなん釣れるわけないやん。もっと小さいのんや」
　私 「あ、小さいのんなあ。マイクロバスか？」
　客M「乗り物のバスと違う。魚のバスや」
　私 「ああ、バス釣りかいな。その釣りの旅をバス・ツアーて言うんやろ？」
　客M「どうしても、乗り物のバスに結び付けたがるんやなあ」

　一句：琵琶湖畔 バスを求めて 糸垂れる
　謎かけ：バス釣りとかけて、釣りたての魚の食べ方と解く。どちらも(池・活け)が向いてます

親孝行

　年配客のYさんの接客をしていたら、S君が義父を連れてきた。彼は若い頃には実父を何回か連れて来た事がある

　客Y「S君、久しぶりやなあ。お父さんか？」
　客S「お嫁さんのお義父さんです」
　私 「S君は親孝行やで。独身の時は自分のお父さんを何回か連れて来てたで」
　客Y「えらいなあ、親子で飲みに来れて」
　私 「Yさんもお父さん連れてきたらエエねん」
　客Y「なんでーな、ワシ、75歳やで。親がいてる訳ないやろ」
　私 「お墓からお父さんの骨を持ってきて一緒に飲んだらエエねん」
　客Y「無茶、言うなあ」

　一句：親孝行　感謝の気持ちで　酒一献
　謎かけ：親孝行とかけて、悪化した会社の業績を取り戻す方法と解く。どちらも、肩たたきもあります

ブラジャー

　二人とも運動不足なので、用事の合間を縫って久しぶりに妻と散歩に行く事になった。

　私「暫く運動してないから、散歩に行こか」
　妻「あ、ちょっと待って、ブラジャーして行くわ」
　私「(胸が)揺れるほどあるんか？」
　妻「それは無いけど、せーへんかったら気持ち悪いねん」
　私「習慣みたいなもんやなあ」
　妻「しやけど最近、ブラジャーが落ちてくるねん」
　私「引っかかるところがあれへんからなあ」
　妻「気にしてる事をハッキリ言わんといてんか。紳士は気配りが大切なんやで」
　私「ブラジャー！…違(チゴ)た、ラジャー！」

　一句：バスト無い　人には不要　ブラジャーは
　謎かけ：ブラジャーとかけて、お父さんが友達とロック・グループを結成したと解く。どちらも(乳バンド・父バンド)です