ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

 ●高齢者講習

2022-05-30 16:49:39 | Weblog


 昨年の12月に「高齢者講習通知書」という封書が自宅に届いた。「若いつもりやったけど俺もいよいよ年寄りの仲間入りか」と74歳のお爺が複雑な思いになった。
 封書には黒枠白抜き文字で『大変重要なお知らせです。必ず内容を確認して下さい』。赤文字で『高齢者講習を受講しない場合は、運転免許は失効し、無免許運転になります」と書かれていた。
 さらに『高齢者講習を受講しなければ、運転免許証の更新ができません』『高齢運転者の増加に伴い大混雑しています。教習所等に電話等により、早めに講習の予約をして下さい』etc…
 免許の更新日は今年の5月18日、封書を受け取ってからかなり先なので先延ばしにしていたが、私の誕生日の時に「高齢者講習」の事を思い出し急いで申し込み、そして昨日の受講に至った。
 封書に「高齢運転者の増加に伴い大混雑しています…」とも書いてあったので30分早めに教習所に着いたが私が1番、遅れてくる人もいて10分遅れで受付開始。「なんのこっちゃ」
 教室で運転免許免許証の確認や料金の徴収があったが、通知書には受講料5100円だったのに6500円徴収。後で知ったが5月13日に改正され罰則が厳しくなったのと受講料がアップしたとか。「あちゃ~」
 講習は2時間。内容は講義と適性検査と実技の3項目。ビデを視聴と講義で教官は堅苦しくなく、ユーモアを交えたソフトな語り口でわかりやすく退屈させない内容だった。
 適性検査は目の検査で「動体視力検査」と「視野測定検査」の2つが行われた。両方とも「70歳以上の平均値」を下回っていたので次回はヤバいと思った。
 実技はオートマ車で教官が助手席でコース案内をし、それに従って走行するテスト。横に教官がいると少し緊張したが、運転歴は56年なので問題なく終えた。
 最後に、免許証の更新は今まで直接警察署か試験場に行けばよかったが、今は電話かPCかスマホで受付け。電話は混雑してなかなか繋がらないとか。PCやスマホで出来ない人は身内か知人にしてもらう様に言われた。
 更新手続きを今までより難しくして、年寄りに出来るだけ免許返納に導いている様にしか思えない。年寄りの人身事故が増えている昨今、まあ仕方がないか。
 講習を終えて感じたのは、後期高齢者になると、小さな違反が1度でもあれば厳しい「認知機能検査」を受け直さなければならないので、これからはより一層安全運転に徹しようと肝に銘じた。

 

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●一人ごはん

2022-05-27 16:11:32 | Weblog

 昨日、妻はエコー検査を受けるので昼食は検査の後、労災病院の食堂で食べる予定だったが検査が終わったのが2時半過ぎで食堂が閉まっていたとか。
 仕方がなくコンビニで弁当を買い帰宅してから食べたのが午後の4時半。普段は7時から夕食だが薬の服用時間の間隔があるので私が出勤した後、10時に一人で夕食を食べた。

  妻 「昨日の晩、一人でご飯食べたら美味しなかったわ」
  私 「ほんだら俺の写真を置いといたらよかったなア」
  妻 「なんでやねん!アンタの写真見て食べても美味しないわ!」
  私 「なんやねん、それ」
  妻 「会話が無いから美味しくないねん」
  私 「なんで?」
  妻 「会話も料理の美味しさを引き立てる大事な要素やねん」
  私 「会話て、いつも自分(妻)が一人で喋ってるだけやん」
 妻 「アンタはテレビに釘付けやけど、聞いてくれるだけでも違うねん」
  私 「一人ごはんも慣れんと流行に後(オク)れるで」
  妻 「なんで?」
  私 「今、一人焼肉とかソロキャンプとか、一人で活動するのが流行ってるんやで」
  妻 「ああ、知ってる。ソロ活て言うんやろ」
  私 「一人でハイキングするソロハイクや一人ゴルフに一人卓球、ソロサイクリングに一人ディズニー…」
  妻 「流行と言われても、私のしたいソロ活はないわ」
  私 「俺はあるわ」
  妻 「どんなん?」
  私 「一人エッチ」
  妻 「何を寝言を言うてるのん、勃(タ)ちもせんのに!」
  私 「ごめんちゃい」

  謎かけ:一人ごはんとかけて、古めかしい色合いと解く。どちらも(孤食・古色)です

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●フジTV『やんごとなき一族』

2022-05-24 15:15:43 | Weblog

 『やんごとなき一族』は、下町育ちの篠原佐都(土屋太鳳)が、江戸時代から400年以上続く名家で不動産事業を手がけ莫大な資産を有する深山家の次男・健太(松下洸平)と結婚。
 上流社会の一族にいで誰もがうらやむ結婚かにみえたが、そこには“嫁VS舅(しゅうと)”、“本妻VS愛人”の戦いや後継者争い、いまだに残っている“男尊女卑”など、壮絶な試練の数々に真正面から立ち向かう姿が描かれている。
 毎回、理不尽な一族のしきたりなどで問題が起きるが、佐都と健太の奮闘で何とか問題を解決していくストーリー。次回はどんな問題が起き、どのように解決していくかが興味津々なドラマである。
※やんごとなき=高貴の身であるという意味の古語。止むことがないという意味で、そのままにしてはおれない、それほどに尊い、高貴な身分である、といったような意味に派生した。

 主な出演者の似顔絵集→http://www.ainet21.com/nigaoe.htm

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●トイレの電球

2022-05-21 17:48:28 | Weblog


 2年ぶりのお客のHさんがトイレから戻ってきた。

 客H「マスター、トイレの電球を替えた?」
 私 「ああ、替えたで」
 客H「久しぶりにトイレに入ったら明かるなってたのでアレっ?と思たわ」
 私 「そうやろ」
 客H「いつ替えたん?」
 私 「ゴールデンウィーク中や」
 客H「何でゴールデンウィーク中?」
 私 「レンキュウの言葉の響きでデンキュウを思い出してん」
 客H「ホンマかいな。何で電球を替えたん?」
 私 「Hさんのん、小さいやろ。暗かったら探すのに苦労すると思て」
 客H「なんでやねん。探すのに苦労するほど小さないわ」
 私 「以前に俺は短小で包茎、て言うてたやん」
 客H「それは好物は?と聞かれたので“タン塩とホッケ”と言うたんや」
 私 「そうやったんかいな。勘違いしてたわ」
 客H「わざとトボケて。それより明るすぎて鏡で見たら顔のシワが丸見えや」
 私 「エエやん、自分のシワを見たら幸福になれるで」
 客H「なんで?」
 私 「自分のシワを見て、シワアセ~」
 客H「それ、シアワセやん。幸福になれへん、気落ちするわ!」

 謎かけ:トイレの電球とかけて、重そうな荷物が意外だったと解く。どちらも(明るい・あ、軽い!)

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●ロシアのウクライナ侵攻

2022-05-18 14:27:06 | Weblog

 ロシアがウクライナ侵攻からもうすぐ3ヵ月目に入るが、今でもウクライナでの凄惨な被害の状況が連日伝えられている。
 今日はウクライナのマリウポリが陥落したと伝えられたが、民間人や子供の犠牲者も多く含まれ悲惨な映像がテレビに流れている。
 この戦争はロシア政府とプーチン大統領の嘘とこじつけによる一方的な侵攻である。
 ゼレンスキー大統領は「子供たちや罪のない人々を殺害するという残酷な行為に戦略上の理由などない。街が墓地になる前にこの許されない武力攻撃を止めることが必要だ」と訴えた。
 私 「集合住宅に学校に病院、駅や劇場を攻撃して民間人や子供の犠牲者もぎょうさん出てるな」
 妻 「一般の施設を攻撃して、ロシアは悪い国やね」
 私 「ウクライナをナチ化と言うてるけど、ロシアのしてる事がナチと変われへん」
 妻 「そうそう、それに反体制派も暗殺するし」
 私 「仕方がない。国の名前が殺し屋…、コ、ロシア」
 妻 「ホンマやなあ。それを指示するプーチンは悪党の顔をしてるわ」
 私 「一昨年の米大統領選の前にバイデンは、プーチンの事をAKBの悪党と呼んでた」
 妻 「AKBは日本の女性アイドルグループや。ロシアはKGBやろ!」
 私 「そうやったな」
 妻 「ロシアの戦艦モスクワが攻撃で沈没してプーチンのプライドはかなり傷ついたね」
 私 「それでプーチンがキレた。プチン!」
 妻 「ホンマやね。あれからウクライナへのミサイル攻撃がひどなったね」
 私 「プーチンが乗る空母やったら沈めへんのにな」
 妻 「なんで?」
 私 「プチン空母て言うやん」
 妻 「それは浮沈空母て言うねん!」
 私 「それはそうと、ロシアは日本との平和条約交渉を中断すると言うてるなあ」
 妻 「これからどないなるねんやろね?」
 私 「ソ連を恐れんな」
 妻 「おソレンな…?ダジャレではなく、どない対応したらエエのん?」
 私 「プーチンに贈り物をしたらエエねん」
 妻 「何を?」
 私 「おやつにプーチン・プリン!」
 妻 「プッチン・プリンやろ。そんなんでプーチンを黙らされへんわ!」
 私 「因みに戦争が起こると多くの人が死んで悲惨な運命をたどる人がぎょうさんいてる」
 妻 「確かに現実としてウクライナでそれが起きてるしね」
 私 「戦争で誰も死んでほしない、自分の大切な人も死んでほしない、自分も死にたくない、と誰もが思てる」
 妻 「そううやね」
 私 「そこで平和を守るために今、日本は何をするべきかを考んといかん」
 妻 「どんな事?」
 私 「ウクライナの支援方法や平和ボケした日本の憲法改正」
 妻 「何で憲法改正をせんなアカンの?」
 私 「ウクライナの支援に対する感謝国リストに日本が入ってないからや」
 妻 「あれだけ支援してるのに、何で?」
 私 「あれは武器を提供してくれた国に対する感謝。日本は憲法9条があるからそれが出けへんねん」
 妻 「へえ、そうなん?」
 私 「湾岸戦争の時、日本は1兆8千億円も拠出したのにクウェートから感謝されへんかってん」
 妻 「なんで?」
 私 「これは憲法9条の縛りがあって人的貢献がなかったからや」
 妻 「そうやったん。それにしてもアンタ、たまには真面目な事も言うんやね」
 私 「ウクライナの悲劇を思うと、ギャグで終わらせたくなかってん」
 妻 「ほんまやね」
※浮沈空母=沈まない航空母艦
謎かけ:ロシアの国土とかけて、主役級の女優と解く。どちらも(広いん・ヒロイン)で

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●慕嬢詩『夕餉(ゆうげ)の食卓』

2022-05-14 14:40:38 | Weblog


 「うわぁ、今日は大好きなハンバーグや!」 
 いい匂いが立ち込める、夕餉の食卓に娘の声が弾む
 ジュワッと出る肉汁、ホロッと崩れるやわらかさ
 ニコニコしながら、挽き肉のおまんじゅうをほおばって
 夕方まで遊んで、スッカラカンのお腹を満たして満足げ
 娘はしっとり柔らかくてジューシーな、鶏の唐揚げも大好き
 パクパクムシャムシャ、あっという間に平らげて
 学校であったこと、友達と遊んだこと、お喋りが弾む
 私は晩酌のつまみに合う、ニンニクが効いた特製のから揚げ
 お酒がすすむ、スパイシーでジャンクな味わいを愉しんだ
 娘は小さい頃、偏食で嫌いなものは口にしなかった
 それが、保育園の給食のお陰で、食べられるものが増えた
 妻は私たちの喜ぶ顔を想像しながら、夕餉の支度に腕をふるう
 家族で囲む食卓は、笑い声と喜びにあふれていた
 あれから数十年、年寄り夫婦の夕餉の食卓はたそがれて
 これといった会話もなく、テレビを見ながら黙々ともぐもぐ
 時々、娘がいた頃を懐かしみながら、料理をつまんで口に運ぶ

※夕餉(ゆうげ)=夕方の食事。夕食。夕飯。
※ジャンクフード=栄養価のバランスを著しく欠いた調理済み食品のこと。

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●忍者ハットリくん

2022-05-12 14:59:19 | Weblog


 散歩をしていたら前からやって来た全身黒ずくめの人とすれ違った。

 妻 「今の人、男か女か分かれへんネ」
 私 「ヘアキャップを目深にかぶってるしマスクは目元まで隠してるからな」
 妻 「黒いヘアキャップに黒いマスクに黒い上下のスウェット、忍者みたいやね」
 私 「ホンマやな。忍者ハットリくんやなあ」
 妻 「忍者ハットリくんはマスクをしてないやん」
 私 「あ、そうやったか。俺の誤認じゃ」
 妻 「ご・ニンジャね」
 私 「実は俺、忍者やねん」
 妻 「ほんまかいな」
 私 「俺は苦労人じゃ」
 妻 「またダジャレ?それにどこが苦労人やの。人一倍のん気なくせに」
 私 「自分(妻)に気苦労してる」
 私 「よう言うわ。好きな事して好きな事ばっかり言うてるのに!」
 私 「スマン、俺は貧者ハッタリくんや」
 妻 「貧乏人の見栄っ張りか。アンタとは付き合(オ)うてられへんわ!」
※目深(まぶか)=目が隠れるほど帽子などを深くかぶるさま。
※貧者(ひんじゃ)=貧しい人。貧乏人。

謎かけ:忍者ハットリくんの出身は?とかけて、中村雅俊の嫁と解く。どちらも(伊賀らしい・五十嵐)
※中村雅俊の妻=女優の五十嵐淳子

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●『未来への10カウント』

2022-05-08 15:36:57 | Weblog


 最近見ているドラマの一つ、テレビ朝日の『未来への10カウント』には原作が無く完全オリジナルドラマだ。
 だから「どんな展開で話が進んでいくのか分からない」というのがドラマ好きにはたまらない。
 ストーリーは、学生時代にボクシング4冠の桐沢祥吾(木村拓哉)は網膜剥離を患い選手を引退、その後、妻を亡くすなどの不運に見舞われて将来の希望を無くして生きていた。
 そんな彼に高校時代の親友の甲斐(安田顕)から母校の廃部寸前のボクシング部でコーチをしないかとの提案を受ける。
 桐沢は部の再生と生徒たちを変えるとともに、自身とも向き合い未来を切り開いていくことになる。
 第4話までのシナリオはありきたりのパターンだが、 見終わった後は元気になり、また続きが気になってしまう。

■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm

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●水

2022-05-04 18:03:23 | Weblog

 

 今朝もいつも通り、旧堺港の遊歩道を散歩した。GWのせいか人の数が少し増えた。そこで気が付いたのは若い人は半袖のTシャツ、年配は長袖のシャツにベストもしくは上着を着ている。

 私 「若い人はみんな半袖やで」
 妻 「それに比べて、年寄りはまだ長袖やなあ」
 私 「ほんだら俺、半袖に着替えんなアカンな」
 妻 「なんでやねん!アンタは十分に年寄りやんか。アンタは長袖でエエねん」
 私 「なが…そぅでっか」
 妻 「苦し紛れのダジャレは言わんでエエねん」
 私 「俺みたいに若者と同じ様にしよと思う人間を、年寄りの冷や水て言うんやな」
 妻 「分かってるやん、アンタ」
 私 「水で気が付いたけど、アメリカには水を売るのに力を入れてる州があるねんで」
 妻 「そんなん聞いたことが無いわ。どこの州よ?」
 私 「ミズウリ州」
 妻 「それ、ミズーリ州や。水ではなくビールのバドワイザーで有名よ」
 私 「それはそうと、今日は水筒とかペットボトル持参の人が多いなあ」
 妻 「熱中症対策で水を飲むんやね。私らも持ってこんなアカンなあ」
 私 「俺らは要らんやん」
 妻 「何で?」
 私 「夫婦、水入らずて言うやん」
 妻 「水入らずは、仲がいいという意味やろ。私らはそうでも無いやん」
 私 「せっかく面白く言うてるのに、水を差すなあ」
 妻 「仕方がないやん。私らは性格が正反対やし」
 私 「ほんだら、夫婦水と油か」
 妻 「水、水て、水にこだわるなあ」
 私 「自分(妻)とはミズ知らずの仲と違うから、水にこだわるねん」
 妻 「まあエエわ。水に流したるわ」
 私 「魚心あれば水心、やなあ」
※魚心あれば水心=相手が好意を示せば こちらも好意を持つ。
 謎かけ:水とかけて、政治団体の名前と解く。どちらも(透明・党名)です

 

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●慕嬢詩『海遊館』

2022-05-01 10:39:14 | Weblog

 一昨日から大型連休が始まった。コロナ禍の感染防止の為の緊急事態宣言も蔓延防止等重点処置も無い、制限無しのゴールデンウィークは3年ぶりだ。
 世間には自粛生活から解放され、楽しみを求める人々があふれるが、子供も孫もいない私たち年寄り夫婦には無縁である。
 娘が小さい頃は、親の務めとしてゴールデンウィークは仕事の合間を縫って何処かに連れて行った。その中で特に印象に残っているのが海遊館。
 他の水族館と違って長いエスカレーターで最上階まで登り、そこから順路に従い、らせん状にスロープを降りながら各水槽をめぐるシステム。
 7階のアザラシやアシカは動物園よりも間近で見られて迫力満点。突然大きな声で鳴いたり、水中に入って暴れまわるかの様に泳ぐので視線が釘づけに。
 たまたまペンギンのお食事タイムに遭遇。ペンギンたちがエサを求めて飼育員の元に集まる様子が保母さんとたわむれる園児と重なり愛らしかった。
 イルカが元気に泳いでいたり、別の水槽ではサンゴと色鮮やかな魚たちのコントラストが楽しめたりと、水槽ごとに色々な楽しみがあった。
 一番の見どころの、水で出来たビルの様な巨大な「太平洋」水槽の周りを、らせん状に下りながら鑑賞するので様々な角度で海の生き物たちに出会える。
 そこには同館の目玉の一つ、世界最大級の魚類のジンベエザメが悠々と泳ぎ、餌を求めてガバッと大きく口を開く姿はダイナミックで風格たっぷり。 
 複数のエイも数多く泳いでいて、その泳ぎ方は三角形をしたヒレを、あたかも鳥の羽根の様にゆっくりと上下させながらバランスよく遊泳していた。
 あまりのエレガントさに、水中ではなく空中ではないかとの錯覚を感じるほど。この巨大な水槽は、時間を忘れて眺め続けたくなる。
 最下部まで降りて行くと、睡眠タイムに入っている魚たちが難破船の様に、動く事なく底でじっとしている様子が伺えて海の底にいる感じになった。
 初めて訪れたスケールの大きな水族館に、娘は驚きと共にキラキラ目を輝かせて水槽を覗いてた。
 ゴールデンウィークで、あの時の娘の姿が目に浮かんだ。

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

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