ひげマスター・ciciありむらのおとぼけ日記(ブログ五七五) 

好奇心旺盛!趣味はHP作成、カラオケ、似顔絵、ギター、映画、作詩、etc。特技はスナック芸

●FujiTV『アンメット ある脳外科医の日記』

2024-06-28 19:00:05 | Weblog

 『9ボーダー』(川口春奈)『くるり〜誰が私と恋をした?〜』(生見愛瑠)『約束~16年目の真実~』(中村アン)『366日』(広瀬アリス)『アンメット』(杉咲花)など、2024年春ドラマでは記憶喪失にまつわるドラマが5本も乱立していた。
 全ての作品を見たが、それぞれそれなりに面白かった。が、今回は『アンメット』を取り上げたい。
 主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が、脳外科医でありながら2年前に脳を損傷する大事故を起こしてから自身が記憶障害を患った。
 過去2年の記憶を失い、今日のことも明日には忘れてしまう。だから毎日日記をつづり、朝に読み返し最近の出来事を確認する日々。
 ただ、ミヤビを想う同僚の三瓶医師(若葉竜也)の検査結果では、そのような記憶障害が残る損傷は見当たらず、治療を担当する脳神経外科教授が何かを隠蔽しているのでは?と疑問を抱き、記憶喪失になった過程も含め闇に包まれている。
 それがミヤビが患者を救いながら、医師として自己再生する上で大きな障壁となっている。
 中盤までサスペンスの方向に行くのかなと思いきや、ラストに向けてヒューマンドラマに舵を切り替えたのが潔い。
 ミヤビが大好きな病院の仲間たちが、最後はみんなでミヤビちゃんを助けるぞ!っと頑張る姿、そこに温かい気持ちがたくさんあって見ているこっちも心が温まる瞬間が数多くあった。
 最終回のラストシーンでは、三瓶と一緒に過ごし、ベッドで眠ったまま意識が戻らなくなったミヤビ。三瓶のカバンには手紙を忍ばせていた。
 「三瓶先生へ、私の心は三瓶先生を信じています。いつまでも忘れません。川内ミヤビ」。
 ミヤビが毎日書き続けていたぶ厚い日記には、三瓶や仲間たち、患者への思いがびっしり書き込まれていたが、いつの間にか三瓶先生へのラブレターになっていたんだろうな」と思わせる展開に感動した。

 ※アンメット=「満たされていない」。 ドラマでは治療方法が確立していない、まだ満たされていない医療に対するに思いを描く。

■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm
#ドラマ鑑賞 #エンタメ #アンメット #杉咲花 #若葉竜也 #岡山天音 #井浦新 #チャレン爺有村 #有村正

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●記憶力

2024-06-24 15:53:42 | Weblog

 夜8時に店を開けて直ぐ「店は営業してますか?」の電話があった。「ハイ、してますよ」「それじゃ、後程行きます」とのやり取り。
 そして30分後に電話の主がカップルで来店したが、見慣れないような顔だった男性客が「マスター、覚えてますか?」と問いかけた。
 私は彼の顔を見ながら思案を巡らせて「あ、T君と違うか。確か下の名前は平和の和と正義の義で和義君」と答えた。
 彼と同伴の女性は「スゴイ。覚えていてくれて嬉しい」と言い、居合わせたお客のOさんも驚いた。

 客T「来てたのは40年も前やのに、よう覚えてましたね」
 私 「直ぐには分からんかったけど、よう見ると僅かに面影があったわ」
 客O「スゴイなア、40年前のお客さんの氏名をよう覚えてたなあ」
 私 「なんで覚えてるか、分かるか」
 客O「さあ、想像つかんわ」
 私 「俺とこ、お客さんが少ないからや」
 客O「いくらなんでも40年間でお客さんが数十人て事はないやん」
 私 「しやけど来年やったら思い出されへんわ」
 客O「なんで?」
 私 「俺の記憶の賞味期限が40年やから」
 客O「ホンマかいな」
 T嫁「40年前と言えば、あなたは高校生でしょ」
 客T「バイト先の先輩に連れてきてもらってから来るようになってん」
 私 「T君、眼鏡をかけてるけど目が悪なったんか?」
 客T「これ、老眼です」
 私 「あの時は童顔やったけど今は老眼か。ドウガンとロウガン、どっちも似たもんやなあ」
 客O「いやいや、ぜんぜん違う」
 私 「それにしても40年間のブランク、どないしてたん?」
 客T「高校卒業後、仕事で静岡に行って以来ずっとそこに住んでたから」
 私 「それで今日は何で?」
 客T「今回は母の葬式で帰省してん」
 私 「へえ、お母さんが亡くなったの?それはご愁傷さまです」
 T嫁「あなた、ここに来てよかったね。お母さんが導いてくれたのね」
 客T「来月の四十九日法要の時に帰省するのでまた来ような」
 T嫁「うん、そうしようね」
 私 「お母さんに感謝やわ」
 因みに私は年賀状を出す時にはお客さんの顔を思い出しながら宛て名を書いていた。彼には年賀状を出したのは2、3年間だったがその残像が記憶として残っていた。

 ※謎かけ:記憶力とかけて、渡辺謙の娘の好感度と解く。どちらも(暗記が良い・杏、気が良い)でしょう

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TBS『アンチヒーロー』

2024-06-20 16:08:29 | Weblog

 有罪率99.9%と言われる日本の刑事裁判において、たとえ犯罪者である証拠が揃っていても、無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士の活躍を描いている。
 型破りな弁護士・明墨正樹(長谷川博己)は、まさにヒーローとは言い難い、“殺人犯をも無罪にしてしまう”限りなくダークで危険な人物。
 そんな彼を通し、“正義とは何か?” “世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかける本作。
 明墨法律事務所に入所した正義感の強い若手弁護士・赤峰柊斗(北村匠海)は、当初彼のやり方に反発するが、同僚弁護士やパラリーガルとともに裁判に取り組むうちに、明墨には真の目的があるのではないかと疑うようになる。
 かつて検事だった明墨はその事件で自白させた被告人・志水裕策に死刑判決が下されるが、同期の検事から警察や検察の不正による冤罪と教えられ、今度は弁護士としてその判決を覆そうとする。
 その疑惑の渦中にある検事正・伊達原泰輔(野村萬斎)と対峙し、司法の闇を白日の下に晒すために戦う。
 当初は暗くてどうかと思いながら見ていたが、5、6話目あたりから明墨が無罪を勝ち取ってきた事件は、すべて12年前のある一家殺人事件に繋がっているのが見えてきて急激におもしろくなった。
 その背景にはそれぞれの人達の弱さや葛藤、苦しみが混じっていて考えさせられたり、最後には大どんでん返しがあったりと、総合的にとても楽しめたドラマだった。

■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm

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●慕嬢詩『遥かな人へ』

2024-06-15 14:08:44 | Weblog

あの日までエッセーや詩なんて
書いたことがない私
だけどあなたが逝ってからずっと、
あなたのエッセーを書き続けている
20年もの長い年月(トシツキ)、
あなたの詩を綴り続けている
そのエッセイにはあなたへの愛が染み込み
その詩にはあなたへの思い出が刻まれる

あなたの面影を胸に秘めながら
今日も元気に過ごしています
あなたが残してくれた光と
あなたが送ってくれるエールで
今日も心強く歩んでいます
私はあなたのお蔭で進歩してます
多くのことを学ばせていただきました
そのことを心から感謝しています

遥か彼方の愛しい人への思いを込めて
これからもあなたのエッセイや詩を書き続けます

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

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●ABC『Destiny』

2024-06-09 17:29:17 | Weblog

 横浜地方検察庁の検事・西村奏(石原さとみ)は、長野での大学時代に4人の仲間と青春を謳歌しました。しかし、同級生・カオリ(田中みな実)の死が奏の運命を大きく狂わせてしまいます。
 カオリの死から12年が経ち検事となった奏の前に消息不明だった同級生で元恋人の真樹(亀梨和也)が現れ、再び過去と向き合うことになった奏は、疑惑を残したまま命を落とした父・英介(佐々木蔵之介)の死の真相や仲間たちの秘密の顔などを知ることに。一見バラバラに見える出来事が1本の線でつながる時、物語は思わぬ方向へ突き進んでいくのです。
 『Destiny』は、ただの法曹ドラマを超えた深いメッセージと感動を視聴者に届けてくれる作品で、毎話続きが気になるような終わり方をして予測不可能なストーリー展開にワクワク感あった。
 このドラマで気を引いたのは、奏の婚約者だった外科医・貴志の存在で、奏の前に真樹が現れたことで二人は破局。しかし末期がんの真樹をしっかりと手術し、術後もフォローしていった貴志。奏が感謝すると「僕は医者だから、医者としての使命を果たしただけだよ」と力を込めた。最後まで医者としての使命を真摯に向き合う姿に感銘を受けた。
 ただ、最終回は案外あっさりとした結末を迎えたので、「期待外れ」や「内容が薄い」などと低く評価する人もいたが私はそれなりに楽しませてもらった。

■主な出演者の似顔絵集⇒http://www.ainet21.com/nigaoe.htm

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●銭湯

2024-06-05 13:30:18 | Weblog

 Hさんが先日の土・日に奥さんと温泉に行ったのでお土産をくれた。

 客H「 マスター、お土産をどうぞ」
 私 「炭酸せんべいやん。有馬じゃア~リマせんか」
 客H「 有馬でアリマすよ。よう分かったなあ」
 私 「炭酸せんべいは有馬温泉の名産やからな。有馬はよかったか?」
 客H「 趣きがある街並みと美味しい料理やから何度行っても楽しめるわ」
 私 「有馬温泉はよう行くんや」
 客H「 5,6回は行ってるで」
 私 「俺は毎日や」
 客H「 なんでやねん!毎日有馬温泉に行けるわけないやん」
 私 「風呂に芳香剤を拡散せて入ってるねん」
 客H「 風呂に芳香剤?」
 私 「毎日、アロマ温泉や」
 客H「 ギャグかいな。冗談はさておいてマスターは旅行には行けへんの?」
 私 「温泉には行こと思てるで」
 客H「 どこの温泉?」
 私 「そやなあ、新温泉かな」
 客H「 新温泉て近所の銭湯やん」
 私 「サウナに露天風呂や電気風呂もあるで」
 客H「 近所の銭湯では旅行にはなれへんわ」
 私 「近所ではないスーパー銭湯にたまに行くけどな」
 客H「 スーパー銭湯はどれぐらいの割合で行くのん?」
 私 「数パーセントくらいかな?」
 客H「 ホンマかいな」

 ※謎かけ:銭湯とかけて、おもちゃメーカーと解く。どちらも(番台・バンダイ)があります。

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●慕嬢詩『十八番(おはこ)』

2024-06-02 18:05:54 | Weblog

 コロナ禍により外出自粛が続いたことで家飲みに慣れたのか、来店客は以前の80%近くが来なくなった。
 特に常連として何年も通ってくれていた年配のお客さんはほとんど来なくなった。
 コロナで妻も店に出なくなり、後期高齢者の私一人でのスナックの営業はかなり厳しい。
 生き残りをかけてカラオケ番付や似顔絵ボトル、ホームページやSNS配信など他店にない企画で来客数のアップを図った。
 その甲斐あって新しいお客さんが来店するようになった。客層は私の子供ぐらいか孫ぐらいとかが増えて平均年齢が若返った。
 彼らはカラオケが大好きで、番付や音響を気に入ってくれていてマイクの休まる間がない。
 そんな状況なので私はマイクを持つことはないが、ある時、一人の若者が私に「マスターの十八番は?」と聞いた。
 私は「Jupiter」と答えたら、「えっ、平原綾香の!?」と驚いた。
 まさか、男で年寄りで白髪ヒゲの爺さんが、若い女性の歌を十八番にしているとは思いもよらなかったのだろう。
 理由を言うと湿っぽくなるので、「娘の好きな曲」とだけ言って、リクエストに応えた。
 『NHKのど自慢』で優勝して以来19年の歳月は厳しくかなり歌唱力は落ちたが、娘の顔を胸に秘めながら心を込めて歌った。
 それが響いたのかそれ以来、その若者や居合わせたお客さんが時々リクエストするようになり十八番の“Jupiter”を歌っている。
 この曲のラストにある様に「♪望むように生きて輝く未来を いつまでも歌うわ あなたのために」

※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。

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