鉄道ファン

　A君は電車が好きだとか。

　私 「鉄道マニアでも色々あるけどA君は乗り鉄か？」
　客A「俺、撮り鉄。写真を撮るのんが好きやねん」
　私 「へえ、そうかいな。俺はカマボコが好きやからカネテツや」
　客A「カマボコかいな。同僚のY君は悦道模型が好きやから模型鉄やねん」
　私 「へえ、色んな鉄道マニアがあるんやなあ」
　客A「俳優の六角精児は呑み鉄やで」
　私 「呑み鉄？」
　客A「電車内や旅先で酒を呑み旅情を楽しむのが呑み鉄やて。彼が新ジャンルを切り開いたんや」
　私 「ほんだら俺も新しいジャンルを切り開こかな」
　客A「なんて？」
　私 「ノリ鉄」
　客A「乗り鉄て元々あるやん」
　私 「俺は調子にノリ鉄や」
　客A「しょうもない事をいうて。もうヒジ鉄や！」
　私 「上手い！参りました」

 

　一句：鉄道ファン　鉄子もいると　女子が言う
　謎かけ：鉄道ファンとかけて、カネテツと解く。どちらも(鉄ちゃん・てっちゃん)です

葬式代

　Iさんは昨日で76歳になったとか。

　私 「へえ、もう76歳かいな。ちゃんと貯金してるか？」
　客I「ああ、してるで。葬式代ぐらいやけど残してるで」
　私 「葬式代残してても、奥さんが葬式してくれるか分かれへんがな」
　客I「何でやねん？」
　私 「Iさんのとこは夫婦仲が悪い、て言うてたやん」
　客I「娘がいてるがな」
　私 「娘さんは東京やろ。それに喪主は奥さんになるんやで。Iさんが死んだら葬式したかどうか分からんで」
　客I「ホンマやなあ。葬式をしたかどうか、天国からは見られへんなあ」
　私 「そんなの葬式代だけにジョウシキだい。不安やったら俺に任せてくれたらエエねん」
　客I「えっ、ホンマか？」
　私 「葬式の総指揮をするで」
　客I「なんや、ダジャレかいな。ダジャレを言うてるようでは任せられへんわ」

 

　一句：葬式代　死ねば分からぬ　使い道
　謎かけ：葬式とかけて、潜水艦と解く。どちらも(線香・潜航)がつきものです

太陽政策

　AさんはY子さんと3回ほど食事しただけでホテルに誘った。Y子さんは安く見ないでと怒ったとか。その場は謝り倒して何とか切り抜けたとか。

　私 「Y子ちゃんを射止めるには焦ったらアカンで」
　客A「じっくり時間をかけんなアカンなあ」
　私 「そう20年ぐらい案をかけて…」
　客A「俺、63歳やで。20年先、言うたら死んでるかもしれんわ」
　私 「83歳では結婚もクソもないなあ」
　客A「とにかく太陽政策で行くわ」
　私 「太陽政策て、ストーブを焚くんか？」
　客A「北風と太陽の太陽みたいに相手の気持ちを考えながら接して、自分自身から心を開いくれる様に持っていくわ」
　私 「しやけど太陽政策をとった韓国は結果的に失敗してるで」
　客A「そうやったか」
　私 「太陽政策で失敗したら、それまで使(ﾂｺ)うたお金を考えると、フトコロと心が痛タイヨウになるなあ」

 

　一句：厚情の　太陽政策も　不発成る
　謎かけ：太陽政策とかけて、鯛釣りで目当ての魚が引っ掛かったと解く。どちらも(対北・鯛来た～)です

稀勢の里、連続優勝！

　大相撲春場所千秋楽で13日目に左肩周囲を負傷し、けがを押して強行出場した新横綱稀勢の里が優勝決定戦で大関照ノ富士を小手投げで下し、13勝2敗で2場所連続2度目の優勝を飾った。

　客F「稀勢の里、優勝したね」
　私 「稀勢の里は初黒星を喫した13日目に肩と腕を痛めて救急車に運ばれて出場さえ無理やと言われてたのに、よう頑張った」
　客F「勢いに乗ってた照ノ富士に、手負いの稀勢の里が本割と優勝決定戦で2連勝。奇跡を起こしたね」
　私 「稀勢の里というよりも、キセキの里やね」
　客F「新横綱での優勝は平成7年初場所の貴乃花以来、なんと22年ぶりの快挙やとか」
　私 「痛みに耐えてよう頑張った。優勝は絶対に無理やと思われてたのに日本人横綱がついにやってくれた」
　客F「ホンマ、感動したワ」
　私 「俺なんか朝刊読んで、チョウカンどう(超感動)したわ」
　客F「ハイハイ」

 

　一句：稀勢の里　連続優勝　綱の意地
　謎かけ：稀勢の里の連続優勝とかけて、フタをしていない水路と解く。どちらも(快挙・開渠)です

種明かしシリーズ125 空き缶の空中浮揚

　第125回目のマジックは『空き缶の空中浮揚』です。なんの変哲もないウーロン茶の空き缶をハンドパワーで空中浮遊させるマジックです。タネは見てのお楽しみ。

　Youtube⇒https://youtu.be/EkoVucDz-ok

時は金成り

　F君が眠たそうな顔をしていた。

　私 「F君、眠たそうやなア」
　客F「今朝、早よ起きてん」
　私 「朝、何時に起きたん？」
　客F「4時12分35秒」
　私 「えらい細かいなあ」
　客F「時間を大切に、を心がけてるねん。時は金成り、やからな」
　私 「その割にお金、あれへんやん」
　客F「痛いとこ、突くなあ」
　私 「時は金成りていうけど、将棋の歩(ﾌ)も一緒やなあ」
　客F「どういうこと？」
　私 「歩(ﾌ)が敵陣の三段目以内に入ったら“と金”になるやん。と金は金成り！」
　客F「成金の事かいな」
　私 「素焼きの器も年代物やったらお金になるなあ。土器は金成り！」
　客F「ああ、縄文土器とか弥生土器ね」
　私 「俺とこの嫁はんは怒りっぽいから、この諺が当てはまるわ」
　客F「と言うと？」
　私 「すぐに怒ってカミナリを落とすから、怒気(ﾄﾞｷ)はカミナリ！」
　客F「なんや、マスターのしょーもないダジャレばっかり聞かされて、時がムダになってしもたわ」

 

　一句：時は金　QBハウスで　見出しなみ
※QBハウス＝10分1000円の散髪屋。時間とお金を節約できる店。
　謎かけ：時は金成りとかけて、Wordで文字を上手く行内に収めたい時と解く。どちらも(時間・字間)を有効に使いましょう

最短記録

　先日、面接した介護施設に今日初出勤したら断られたとか。K子さんは以前には鼻歌を唄ってクビになったとか。

　私 「鼻歌でクビになったて、3番まで唄(ｳﾄ)うたんか？」
　客K「そんな問題と違う。仕事に集中してないからと同僚が上司に告げ口したから」
　私 「その会社に入って何日目でクビになったん？」
　客K「その時は3日でクビになってん」
　私 「今度は初日に要らなんと言われたんかいな」
　客K「面接に行った時に応対した人がOKと言ったので出勤したけど、経営者が人が足ってるとかで断られてん」
　私 「前は3日でクビで今回は初日かいな」
　客K「最短記録やわ」
　私 「新記録を目指しや」
　客K「これ以上、短くできないわ」
　私 「出勤の前日、電話で断られる様にしーや」
　客K「それやったら最短記録更新になるね」

 

　一句：クビになる　最短記録は　嬉し無し
　謎かけ：最短記録とかけて、フランスの煙草と解く。どちらも(時短・ジタン)です

怒りっぽい

　年をとると人間は丸くなるはずなのに、Y子さんの旦那さんは怒りっぽくなったとか。

　私 「旦那さん、いくつになったん？」
　客Y「68歳になってん」
　私 「俺より一つ下やなあ。旦那さん、優しいか？」
　客Y「そうでもないねん。歳をいってから、すぐに怒る様になったわ」
　私 「Y子さん、歳、いったん？」
　客Y「えっ、私？」
　私 「すぐに怒るやん」
　客Y「そんなこと無いで、怒るで～」
　私 「ほれみ～、すぐに怒るやん」
　客Y「あ、ホンマやわ」

 

　一句：年寄りで　怒りっぽいのは　人による
　謎かけ：怒りっぽいとかけて、2年制大学と解く。どちらも(短気・短期)です

血圧

　この間、Tさんが健康診断を受けたら血圧が高かったとか。

　客T「俺の血圧、上が160で下が95やってん」
　私 「ちょっと高いなあ。平常値は上が130ぐらいで下が80ぐらいがエエねん」
　客T「上が130でも下が110みたいに上と下が近かってもアカンねんなあ」
　私 「そうそう、上が110で下が130みたいのはもっとアカン」
　客T「そんなん、あれへんわ」
　私 「会社で高血圧の人は、公欠扱いになるんかなあ？」
　客T「コウケツアツかい…、またダジャレかいな」

 

　一句：減塩で　高血圧を　予防する
　謎かけ：血圧とかけて、高所恐怖症と解く。どちらも高いとダメです

オバハン

　1歳年上のK子さんに「お姉さん」と呼んだ。

　客K「少ししか年が違えへんのに、お姉さんて言わんといて」
　私 「ほんだら、オバハン！」
　客K「それなら許す」
　私 「余計、アカンのんと違うの？」
　客K「オバハンは大阪の個性やからエエねん。同じ関西でも神戸のオバハンや京都のオバハンとは言えへんやろ」
　私 「そう言われてみるとそうやなあ」
　客K「神戸や京都のオバハンは、“関西のオバハン”になるねん」
　私 「他府県から見たら、関西＝大阪になってる場合が多いなあ」
　客K「関西弁＝大阪弁だと思ってるのと同じやね」
　私 「と言うことは、大阪のオバハンは関西の代表になるなあ」
　客K「そうやろ。そやからオバハンは許すの」
　私 「変な理屈やけど、納得せざるを得んなあ」

 

　一句：おもろいわ　大阪オバハン　個性的
　謎かけ：オバハンとかけて、ハリウッド映画ファンと解く。どちらも(飴ちゃん・アメちゃん)が好きです