杉良太郎

　Sさんが渋い喉で杉良太郎の“お前と俺”を唄った。

　ママ「杉良太郎、最近見(ﾒ)－へんなあ」
　客I 「仕事がないんかなあ。伍代夏子に食べさせてもろてんのと違うかなあ？」
　私　「Iさんは杉良太郎の心配せんでもエエ。杉良太郎はぐっすらお金を持ってるわ」
　ママ「そうやなあ。東日本大震災に私財を数十億をつぎ込むぐらいやからなあ」
　私　「そうやで。数珠置くと違(ﾁｺﾞ)て、数十億やで」
　客I 「そんなん、分かるわい！」
　ママ「歌も芝居も素敵やしボランティアでの行いは男前やし、中高年女性にモテるのはうなずけるわ」
　私　「ママも惚れたらアカンで」
　客I 「焼きもちかいな」
　私　「焼くかいな。杉良太郎に惚れてもメシは食べさせてもらわれへんから言うてんねん」
　ママ「誰も杉様に食べさせてもらおとは思てないわ。それにしてもすごいね。ベトナム人の養子が81人やて」
　私　「81人も養子？それは、ヨウ、シらんかったわ。それはそうとIさんは杉良太郎を見た事があるやろ」
　客I 「無いで。なんで？」
　私　「杉良太郎は刑務所の慰問もやってるからなあ」
　客I 「怒るで～。刑務所なんかには入ってないわ」
　私　「スマン、杉さんの話だけに、言いスギた」

 

　一句：杉良さん　やることなすこと　男前
　謎かけ：杉良太郎とかけて、予備校と解く。どちらも(慈善事業・事前授業)です

種明かしシリーズ137 相手の選んだカードを当てる②

　第137回目のマジックは『相手の選んだカードを当てる②』です。今回は適当にシャッフルしたデックをパラパラと弾きます。それをお客さんにストップをかけてもらい1枚のカードを選びます。それをデックに戻してシャッフルします。最後にマジナイを掛けると先ほどのカードが出てくるというマジックです。 

　Youtube＝https://youtu.be/wztdWLkvMGk

講座

　K子さんが女性大学の講座の話をした。
　客　客K「Nさん、女性大学の講座を受けない？女性大学やけど男性も沢山来てるよ」

　客N「どんな講座があるのん？」
　私 「俺もゴスペルで行った事があるけど、50講座以上あるで」
　客N「へえ、ぎょうさんあるんやなあ」
　客　客K「Nさんが知ってるM子ちゃんは写生の講座受けてるで」
　客N「写生は毎週あるの？」
　客　客K「月に2回」
　私 「月に2回？Tさんは68歳やけど週2回、シャセイしてるで」
　客　客K「その射精と違うでしょ！」
　客N「その射精は俺には縁が無いわ」
　私 「射精は冗談やけど…。Nさんも何か講座を受に行ったらエエねん」
　客　客N「俺は年やし講座に行くのん面倒臭いわ。家でゴロゴロしてるのんがエエわ」
　私 「ゴロゴロしてるて、カミナリかい」

 

　一句：暇つぶしに　講座を受けて　スキルアップ
　謎かけ：講座とかけて、政府の政策に反対の意見を主張すると解く。どちらも(講義・抗議)です

年齢詐称

　K子さんは今日が誕生日だとか。

　私 「誕生日、おめでとう」
　客K「ありがとう」
　私 「K子さん、もう何歳になったん？」
　客K「私？70歳よ」
　私 「年を誤魔化してるのと違うか？」
　客K「どうして？」
　私 「ホンマは75歳やったりして」
　客K「怒るよ～！山辺節子じゃあるまいし、ここで年を誤魔化しても何のメリットもあれへんやん」
　私 「山辺節子？出資法違反でタイで逮捕された7億円詐欺の女か？」
　客K「山辺節子、62歳やのに38歳やて。厚かましいわよね」
　私 「これがホンマの嘘のサンパチやなあ。何でタイに行ったか分かるか？」
　客K「どうして？」
　私 「日本人が外国人の年が分からんみたいに、外国人も日本人の年が分かれへんからやで」
　客K「そうかもしれないけど、いくら何でも24歳も若く言うて、サバを読み過ぎやわ」
　私 「サバを読み過ぎの女はサバくべきや」
　客K「31歳のタイの交際相手は、山辺節子が38歳に見えたのかなあ？」
　私 「あのノースリーブとミニスカート姿を、瞬(ﾏﾊﾞﾀ)きをして見たら38歳に見えん事もないで」
　客K「しょっちゅう瞬き、してられへんやん」
　私 「相手の男は節子が年を誤魔化してるのを分かってて、お金が目当てで付き合うたんやで」
　客K「だいぶ、お金を貢いだのと違う」
　私 「山辺節子、日本人を食い物にして外国人に食い物にされるとは…どうにもならん女やなあ」

 

　一句：年下と　付き合う為に　年詐称
　謎かけ：年齢詐称とかけて、福井県と解く。どちらも(若さとサバぇ・若狭と鯖江)が関わります

涙

　久しぶりに来たSさんは少し痩せたとか。

　私 「しばらく見んうちに、ちょっと痩せたんと違う？」
　客S「苦労してますねん」
　私 「そうかいな。涙なくしては聞けない話やなあ」
　客S「まだ、話をしてない」
　私 「しやけど、S君の事を考えると涙がこぼれて…」
　客S「それ、目の下にツバを塗ってるだけやん」
　私 「バレタか～。俺の涙はマユツバもんやなあ。ツバらんことをしてスマン」
　客S「そのダジャレの方がつまらんわ」

 

　一句：あちこちで　涙、涙の　葬儀場
　謎かけ：涙とかけて、北海道根室にある町と解く。どちらも(死別・標津)があります

行列のできる店

　店のシャッターを開けようとしていたら向こうから常連のＴさんが、そして少し後からK君が女性を連れてきた。

　私 「直ぐに準備するから表で待っててや」
　客T「よっしゃ」

　店の準備してから扉を開けて、外で待っているお客さん達に一言。

　私 「堺で有名な行列のできる店へようこそ！」
　客T「行列て、たったの3人やん」
　私 「行列がたったの3人て、ツッコミがギョウレツやなあ」
　客T「それを言うなら、キョウレツやろ」
　私 「Oh！モーレツ」
　客T「それ、小川ローザやろ。今どきそんな古いCM、誰も知らんで」
　私 「誰も知らんて、Tさん、知ってるやん」
　客T「俺は年寄りやから知ってるがな。今どきの人が知らんて言うてるんや」
　私 「今どきの人やったら、猛烈よりも純烈やなあ」
　客T「純烈？」
　私 「今どきの中年のおばさんに人気があり、純烈が唄う店には行列が出来るんやて」
　客T「マスター、うらやましいやろ」
　私 「行列はいらんわ。忙しいのに慣れてないからウロがきて疲れるだけや」

 

　一句：きっと美味い　行列出来る　有名店　
　謎かけ：行列のできる店とかけて、アデランスと解く。どちらも(ずら～・ズラ～)

デンタク

　一見客のKさんがデンモクを貸してと言ったので渡した。

　客K「これ、デンモクと違(ﾁｺﾞ)て、デンタクやん」
　私 「すまんすまん、聞き間違えた」
　客K「聞き間違えたて、ホンマはわざとしたんと違うのん」
　私 「分かる？このギャグは初めてのお客さんにするおもてなしや」
　客K「変なおもてなし。因みにこの電卓、億まで計算できるなあ」
　私 「奥まで？よっぽど長いんやなア」
　客K「ちょっと勘違いしてませんか？」
　私 「いや、俺のん短いから奥までと聞いたら、つい反応してしまうねん」
　客K「短小コンプレックスかいな」
　私 「そうや、短小コンプレックスやから、奥までと言われたらオックウになるねん」
　客K「奥さんが奥までと言うか？」
　私 「それは言えへんけど、嫁さんにデンタクて言うたら、オデン炊くわ」
　客K「ダジャレかいな」

 

　一句：デンタクに　依存し過ぎて　九九忘れ
　謎かけ：デンタクとかけて、雑な皿洗いと解く。どちらも(掛けたり割ったり・欠けたり割ったり)します

コスト

　M君が1年前にDELLのパソコンを買ったが、不具合が出てDELLのサポートセンターに電話を掛けたとか。
　
　客M「夜の11時やったけど、サポートセンターに電話をかけてん」
　私 「DELLだけに、電話にデルことはデルんや」
　客M「電話かけたら中国人みたいな女が出て来たわ」
　私 「なんで中国人て、分かるのん？」
　客M「カタコトの日本語やったから。それがまた何を言うてるか分かれへんかったわ」
　私 「日本製は日本に繋がるけど外資系のDELLは中国に繋がってるみたいやで」
　客M「何で中国？」
　私 「コストが安いからや」
　客M「コスト？」
　私 「大体、日本は売った後もサポートするのが当たり前という文化で、アメリカや中国は売ったら終わりという文化やねん。そやから、サポートにはお金をかけへんねん」
　客M「そういう事かいな。DELLの製品が安いのんは、そこにコストをかけてないからやねんなあ」
　私 「サポートの経費が予算をコスト、コスト・アップで製品価格に跳ね返るねん」
　客M「俺らは多少高(ﾀｺ)うても、サポートがしっかりしてる方がエエわ」
　私 「それやったら、これからは日本製のパソコンを買うことやね」


　一句：製品は　コスト次第で　値が変わる
　謎かけ：コストとかけて、トレーニングと解く。どちらも状況次第では(値を・音を)上げるでしょう

種明かしシリーズ136 簡単・輪ゴムのマジック①

　第136回目のマジックは『簡単・輪ゴムのマジック①』です。今回は身近にある2本の輪ゴムを使ったマジックです。指に引っ掛けた輪ゴムの1本をマジナイを掛けて引っ張ると外れるという簡単なマジックです。

 

　Youtube＝https://youtu.be/apbUebf2yk0

イオン・モール

　明日は日曜日だ。Nさんはお孫さんとデートだとか。
　
　ママ「Nさん、明日はお孫さんと会うんやろ？何処に行くのん？
　客N 「イオン・モールや」
　私　「動物園か？お孫さん、喜ぶわ」
　客N 「動物園？」
　私　「ライオンも居るて言うたやん。それやったら」動物園しかないと思てん」
　客N 「ライオンも居るて、言うてない。イオン・モールて言うたんや」
　私　「ああ、イオン・モールかいな。何処のイオン・モールに行くのん？」
　客N 「北花田のイオン・モールに行くねん」
　私　「北花田？イオン・モールは近くにあるのに、何で遠い方のイオン・モールに行くのん？」
　客N 「ミキハウスがあるからや」
　私　「ミッキーマウス？」
　客N 「ミッキーマウスと違う！ミキハウスや。孫の服を買いに行くんや」
　私　「ほう、ミキハウスがあるんかいな。ママも行きや」
　ママ「そう、私の服のサイズは3号。何でやねん！」
　私　「自分でボケて、自分でツッコむか」
　ママ「マスターが言わしたやん！」
　客N 「まあまあまあ、夫婦でモメなや」
　私　「スマン！イオンな雰囲気になったなア」
　ママ「それ、異様な雰囲気やろ！」

 

　一句：日曜は　イオン・モールで　孫の世話
　謎かけ：イオン・モールとかけて、楽器を演奏すると解く。どちらも、色々な(店舗・テンポ)があります