札幌郊外でクマ目撃 近くの学校は部活動中止 旭川の住宅街の川でもクマ出没 足跡見つかる 北海道
14日から15日にかけて、札幌や旭川で、クマの目撃が相次ぎ警戒が続いています。
「クマはこちらの脇道の草むらで目撃されたということです」(記者リポート) クマが目撃されたのは、札幌市清田区真栄で、14日午後6時ごろのことです。 クマは体長1.5メートルほど。後ろを向いて何かを食べていたということです。
15日、札幌市が付近を調査しましたが、足跡などの痕跡は見つかりませんでした。
現場近くの北嶺中学と高校は、校庭での部活動を中止しました。
また、旭川では、15日午前8時すぎ、車で通りがかった人が忠和3条8丁目の忠別川の中州にクマがいるを見つけました。 JR旭川駅から、およそ2キロの地点で、近くには市営住宅もあり、クマの足跡も見つかりました。
「ここに住んで30年になるが、キツネとかはよく出ますけど、クマは初めて聞きました」「旭川は、川が多いから、どこから来てもおかしくない。周りを見れば山だし」(近所の人) 午後0時20分ごろには、北東へ3キロ離れた石狩川を移動するクマが目撃され、警察と旭川市が付近を捜索しましたが、その後、クマの行方はわかっていません。
一方、警察は道南の福島町の山林で、今月2日に見つかったクマに襲われたとみられる遺体は、行方不明になっていた小笠原セツ(おがさわら・せつ)さん77歳と特定しました。 遺体についていた毛は、クマのものと一致したということです。