どんどん冬が近づいてます。
非常に強い台風21号は、24日明け方から昼前にかけて小笠原諸島にかなり接近するため、記録的な暴風が吹き、猛烈なしけとなるおそれがある。
また、台風の直撃を免れた関東甲信地方でも、太平洋側を東へ進む低気圧の影響で、24日夜から雨が降り始め、場合によっては、25日は警報級の大雨が降るおそれがあるとして、気象庁が注意を呼びかけている。
10月22日夜、海外の賓客らを招いた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が皇居・宮殿で行われた。「饗宴の儀」は、「即位の礼」の儀式の1つで、計4回開かれる予定だ。1回目の22日は、「即位礼正殿の儀」に参列した元首や王族など約400人が招待されたという。
【写真】雅子さま フリルの華やかさとティアラの煌めき
儀式の流れとしては、まず19時20分頃から「竹の間」で、天皇皇后両陛下が約1時間にわたって出席者からあいさつを受けられた後、「豊明殿(ほうめいでん)」へと場を移し、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方も出席されて、21時頃から食事が始まるというものだった。
19時頃、天皇皇后両陛下を乗せた車両が皇居へ向かう中継映像に、目を奪われた。雅子さまがとてもゴージャスなローブデコルテをお召しになっていて、フリルの華やかさ、そしてダイヤモンドがあしらわれたティアラの煌めきがはっきり伝わってきた。
13時から行われた「即位礼正殿の儀」に、非常に緊張された面持ちで臨まれた雅子さまは、皇居での儀式を終えられた後、15時30分頃に半蔵門をお一人で通過され、いったん赤坂御所へお戻りになった。雅子さまは十二単の装束からスーツに着替えられていて、ゆっくりと走行する車両から沿道の人々へ笑顔を向けられていたものの、表情にお疲れがにじんでいるご様子だった。
この時の表情から比べると、夜の「饗宴の儀」に向かわれる車中ではいくぶん緊張が和らいだご様子のように拝察した。皇太子さま(当時)のご婚儀に際して雅子さまがお召しになったローブデコルテのデザインを思い起こし、シンプルかつゴージャスなお召し物がよくお似合いになる方だとあらためて実感した。
フリルやレースを甘くなりすぎないように取り入れられるのは、雅子さまらしいスタイルの1つではないだろうか。例えば、秋田県で行われた全国豊かな海づくり大会の歓迎レセプションで、雅子さまはホワイトのスーツをお召しになり、そのジャケットには細やかなフリルが施されていた。スカートのデザインによって縦長のIラインを作ることで、全体的にシャープな雰囲気を演出されていた。
さらに、令和初の国賓として来日したアメリカのトランプ大統領夫妻を迎えた宮中晩餐会では、ショールカラーのシースルージャケットに、ノースリーブのドレスをお召しになっていたことは記憶に新しいだろう。この時、雅子さまは16年ぶりに、食後にお茶などを飲みながら歓談する後席(こうせき)にもお出ましになった。
私がこれまで雅子さまのお召し物に注目してきたなかで、衣服の美しさというよりはむしろ、お出ましになる場にふさわしいかどうか、という視点からお選びになっているのでは、と思うことがあった。特に令和の時代に入り、スーツやドレスを新調される機会が増えてからは、それぞれの式典の性質や雅子さまのお役目を一層考えられているのではないかと拝察している。
その意味で、お召し物は雅子さまのお気持ちをうかがい知ることができるポイントの1つだと言えるだろう。これから行われる「即位の礼」の一連の儀式を通じて、雅子さまの装いへの関心はより高まっていくのではないだろうか。
雅子様輝いてます
19日午後9時ごろ、グアムに近いトラック諸島近海で発達中の熱帯低気圧が、台風21号に変わった。
タイのお菓子「ブアローイ」と名付けられた21号の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から半径150キロに強風域を伴っている。
今月初め、中米メキシコの太平洋側を熱帯低気圧ナルダが直撃した。目立った被害はなかったが、不思議な置き土産を残した。入り江の海水が鮮やかなピンク色に変身したのだ!
熱帯低気圧が直撃したのは、メキシコ南部のオアハカ州からバハ・カリフォルニア半島にはさまれたカリフォルニア湾にかけての沿岸地帯。
サーフィンができなくてもビーチの近くには、ラグーンと呼ばれる大小さまざまな入り江が点在し、そのまわりにはマングローブの林が独特の景色を作り出しているので、舟遊びには最適だ。
ピンク色に激変したのも、「マニアルテペク」と呼ばれる入り江のひとつで、通報を受けて水質調査会社がやってきたが、水の成分に有害なものは含まれないという。ただ、熱帯低気圧がもたらした雨によって、ラグーン内の海水の塩分濃度が下がったため、何らかの微生物が増殖したのではないかと考えられているが、真相は謎。