- マンションの大家さん依頼があって現場へ出掛けた。間取りは2DKで最上階の角部屋。
腐乱死体が発見・処理されたのは約一年前で、あとはそのままの状態で一年間も放置され
ていた現場だった。
一年間も手を入れずに放置しておくなんて、かなり珍しいケースである。隣近所はもちろん、大家さんもそんな物件を抱えたままで気持ち悪くなかったのだろうか、と不思議に思った。
同時に「一年経過した腐乱臭は、どんな臭いになっているだろう」と興味を覚えた。
「腐敗臭の中でも、めったに嗅げない匂いに違いない」といそいそと出掛けた自分に苦笑い。
誰もが忌み嫌う腐乱死体の発見現場に喜んで出かけて行く訳だから、我ながら、つくづく神経が麻痺してきていると思う。
現場に到着して、玄関を入ってみたら、全く期待外れ?で、いつもの腐敗臭と変わりはなかった。一年間熟成された腐敗臭がどんな臭いか期待していたのに・・・残念(バカな自分)。
逆に、一年経っても、悪臭度が全く低下しない腐乱死体のスゴさを感じた。
ただ、時間経過を思わせたのは、腐敗液を吸ったフローリング床がめくれ上がっていたことと、原因不明の木グズのような粉が床にたくさんあったことくらい。
腐敗当時はウジも大量に発生したはずだが、みんなハエになって飛んで行ったのだろう、ウジ・ハエは一匹もいなかった。どこかに飛んで行ったハエは、またどこかの死体に卵を産んで、子孫を増やしていることだろう。そして、その子孫達と私はまたどこかの現場で再会するかもしれない。
「ハエさん、お手柔らかに頼むよ。」
亀や鮭が故郷に戻ってきて再会するのとは次元が違い過ぎて、自分でも可笑しい。
トラックバック 2006/05/29投稿分より
それは「シミ」かと・・・
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/k_mushi/m2.html
多分虫(ウジ)の糞だと思うです。
昔汚部屋で蛾の幼虫(毛虫)を大繁殖させてしまった所にそれがありました。
↑の方へ
自分も、学生の頃そのような虫を見ました
食べ終わったお弁当箱(2段のもの)を
洗うのが面倒で放置していて
さらに忘れていて半年近く経過したんです
さすがに洗わなきゃなと
腐った臭いを覚悟して、
硬く包んでいたハンカチをほどき、
二段の弁当箱を開けたら
真っ白い8センチくらいの太った虫が
弁当箱下の段の底に沿って潜んでいました
生きていて、じんわり動いていた
およそ密封状態の、日も当たらない暗闇で
しかも何を食べ、そこまで成長したのか?
恐ろしくなり、箱ごと捨てましたが
あの時の衝撃は今でも忘れませんし
思い出しても、気持ち悪く不思議。
誰か研究しないかな?
サソリのようなのだったかまでは確認していないですが
米関係に発生してますよね
同じもののような気がします
まだそのままの状態で放置されていました。
腐敗しない状態で遺体を引き上げることが出来た家でしたが、
なぜか、炊飯器が目に止まり・・・恐る恐る開けてみました。
なんていうか、見たことも無いような虫が
カラカラにひからびた米の中に3匹死んでいました。
体長8cmくらいの丸々と太ったサソリのような蟲。
やっぱりウジやハエ以外にも
怪しい虫とか出ることがあるのでしょうか・・・。
不謹慎ながらも、同行した友人と共に
この虫って学会に発表とかできるのかなと
話し合いながら現場を後にしました。
あなたにとっての『臭っ!』ってなんなんすか。
その世界から足洗ったら腐乱臭が無いことが
さみしいとか言っちゃうんすか。
木屑ってさなぎっすか。
もしかしたら自分のすぐそばに飛んでるハエは
腐乱死体の産物だったりする可能性だって
大いにあるっすか。
・・・怖っ