CometAKYの星空探訪

現在見えている彗星を画像で紹介したり、星雲星団や話題の天文現象の画像、薔薇の画像や色々な出来事も紹介します。

7月8日 本日の太陽

2011-07-08 17:29:54 | 

 今日の太陽は、黒点群(C型群)が二つ見えていました。プロミネンスは、大きなものはありませんでしたが、面白い形をしたものが見えていました。

 今日の空のコンディションは、薄雲が絶え間なく太陽の前面を通過していて、あまり良くなかったです。金星は、太陽との離角が小さくなり、金星に鏡筒を向けると、かなり奥まで太陽光が入り込んで、視野が白っぽくなり、観望が困難な状況になってきました。水星は、太陽との離角が大きく今が一番見やすいかも知れません。

 木星は、1時過ぎには東の低空に見えるようになってきました。周期27年のクロンメリン彗星が明るくなっていますが、天気が悪く捉えることが出来ません。

 今日の太陽プロミネンスです。ちょっと変わった形です。

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天体画像が出来るまで そのⅡ

2011-07-08 12:23:37 | 

 「天体画像が出来るまで そのⅠ」では、完成した画像を見ていただきましたが、今回は撮影した生の画像です。私は、天体画像の撮影にN社製のD200デジタル一眼を使っています。暗い彗星や尾の無い彗星の場合は、600mmの望遠レンズで撮影しますが、尾のある彗星の場合は短いレンズも使います。通常、天体用には赤外カットフィルターを取り除きますが、私はついたままで使用しています。

 今回の画像は、600mmの望遠レンズで撮影したものです。周期彗星=103Pハートレー彗星を撮影したものですが、冬の天の川の中にありましたので、バックの星数も多く、時々星雲や星団と一緒に写ることもありました。完成画像で確認できる最微光星は、15等級です。

 元画像は、長時間撮影のため長時間ノイズリダクション処理が掛かった画像です。全体的に、白っぽく写っていますが、街灯の無い空の暗いところで撮影すれば、白っぽくなる度合いは軽減され、S/N比の高い綺麗な画像になります。空の明るいところでも撮影できますが、出来れば空の暗いところで撮った方が、仕上がりが綺麗になります。

 下の画像は、D200+600mmF4を絞りf8 ASA感度1000相当で5分露出です。この画像が、撮影したままの状態の画像です。

 

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