CometAKYの星空探訪

現在見えている彗星を画像で紹介したり、星雲星団や話題の天文現象の画像、薔薇の画像や色々な出来事も紹介します。

2011-07-12 21:55:55 | 

 月が綺麗に見えていますね!夏の空は、水蒸気が多く月が赤く見える事が多いのですが、今夏は結構綺麗に見えています。月のクレーターの見頃は、月齢5から月齢12くらいまでです。満月では、クレーターがほとんど見えなくなってしまいます。正真正銘の満月=月齢15=月食の時のイメージは、クレーターがわかりません。明るいクレーターの輪郭程度は見えますが、陰影がありませんので、のっぺらぼうに見えます。

 また、月齢により夜明けを迎えるクレーターがあり、時間と共に太陽の光度が変わり、影の長さが変化しますので、くぼみの様な構造やしわの様な構造は、影がなくなると見えなくなってしまいます。肉眼で見ていると、満ち欠けだけの変化ですが、望遠鏡などで見るとその時々で見える姿が変化します。

 中央左側に見えるクレーターがコペルニクスです。上部の欠け際に半分見えているのが、虹の入り江です。

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夏の大三角

2011-07-12 10:25:59 | 

 夏の大三角は、こと座のベガ=αLyr=織り姫星とわし座のアルタイル=αAql=彦星、そしてはくちょう座のデネブ=αCygで作る大きな三角です。三角の中央を天の川が流れていて、七夕伝説の舞台です。7月7日は七夕でしたが、織り姫と牽牛は、会えたのでしょうか?

 夢のない話をしますと、二つの星の間隔は16光年あると言われています。私たちが生きている世界で一番早いのは、光です。秒速30万kmですが、この光でも16年掛かるのです。ですから、二星が1年に一度会うのは、物理的には無理な話になります。最低でも8年掛かることになります。

 梅雨が明けて、久しぶりに綺麗な星空が見えました。透明度はイマイチでしたが、我が家からカシオペアからたて座付近までの天の川を肉眼で見ることが出来ました。震災以後、空が暗くなりました。いままで、いかに光が氾濫していたかがわかる、今日この頃です。必要以外の光を消せばもっと空は暗くなり、星がよく見える様になります。

 天の川の暗黒帯の入り組んだ感じがわかります。

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