夏も近づく八十八夜
板荷地区での茶摘みは、例年5月中旬に行われます。
お茶と言えば、静岡や狭山のイメージがありますが、 「板荷茶」は、村上茶(新潟県)、奥久慈茶(茨城県)などと並んで、商業的北限のお茶のひとつと言われています。
植物は寒暖の差が大きいほどおいしくなると言われていて、板荷では、昔からお茶の生産が盛んで、各家々にお茶畑があり、製茶工場がいくつもありました。
東日本大震災の影響等もあり、現在、製茶工場は地区内に1軒となってしまいました。
ここ福田製茶工場では、この時期には、板荷だけでなく、毎日近隣からも茶葉が持ち込まれており、新茶が作られています。
福田さんによると安全確認のために行う放射性物質のモニタリング検査の結果が出しだい出荷する予定とのお話でした。
『かぬまブランド&とちぎの特別栽培農産物(リンク・ティ)』に認証されている「板荷茶(鹿沼市茶振興協議会)」は、山間清涼の地で栽培され、農薬不使用・減化学肥料栽培かつ一番最初に収穫した茶葉だけを使用した、まろやかな味わいのお茶です。
日光金谷ホテルのレストランのメニュー『みたらし団子(板荷茶付き)』でも使われているようです。
板荷茶は、「まちの駅 新・鹿沼宿」「ニューサンピア栃木」や「JR宇都宮駅」などで販売しています。
新茶が発売されるのは毎年6月くらいですので、ぜひご賞味ください。