犬は最良の友

【こたつの中の、この物体は何？肉球が見えますね～】

日曜日と火曜日はクッキーと長い距離を歩いた。


長い距離を歩く時は、家を出るときに「歩くぞっ！」と決意する。
すると、クッキーの歩き方が、
いつものチャラチャラした歩き方とはうって変わって、引き締まる。
以心伝心か？

クッキーは、私の横に付き私の歩調にあわせ、やや早足で歩く。
初冬の日に照らされ、私とクッキーの影が歩道に落ちる。
ピョコタンピョコタンとリズミカルにクッキーの影が動く。

だいぶ葉が落ちた街路樹を眺め、落ち葉を踏みしめながら歩く。

頭の中で、ピアノの曲が流れる。
「『Ａllegro』の曲だけど、この(歩く)早さに合わせると『Ｍoderato』だな～」
なんて思いながらテンポよく歩く。

　
「クッキー疲れた？」と話しかけながら、
「どっちに行こうか？」と相談しながら歩き続ける。

「家の二階から見えるマンションはこれか～」なんて、
ちょっとした発見があったりもする。

私とクッキーの世界がそこにある。
『犬は最良の友』と言うけれど、こういう気持ちを言うんだな～


汗ばみ、少し疲れて家に帰り着いた。
運動した後の爽快感が残った。