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なおしのお薦め本(95)『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』

  クリエイト速読スクール文演第1期生の小川なおしさんから、お薦め本が届いています。今年も小川さんセレクトらしい「本」が登場すると思います。ご期待ください。

 

怖いくらい通じるカタカナ英語の法則
 

                           池谷 裕二



  英語が苦手だった脳科学者が書いた、画期的発音術の本。

  そもそもカタカナ英語というのは、通じない英語の代名詞だったはず。それを逆利用しようという発想は斬新です。

  一か所だけ引用します。

 「animalという単語があります。誰でも知っている単語ですね。でも、皆さんはこれをうまく発音して英米人に通じさせることができるでしょうか。私にはできる自信があります。それはアメリカに滞在中、ある発音の法則を発見したからです。それについて簡単に説明しましょう。

 多くの日本人はanimalを『アニマル』と発音します。たしかに英語の授業でもそう習いました。でも、この発音ではいつまで経っても通じることはないでしょう。理由は単純です。割り当てるカタカナが間違っているのです。本当は『エネモウ』と言わないといけないのです。これを読むときには変に気取って英語ぶる必要はありません。そのまま素直にカタカナを読み上げればよいでしょう。それで十分に通じます。

 waterだってそうです。国際線のステュワーデスに水を注文しようとして『ウォーター』と頼んで通じなかったという経験のある方もいるでしょう。これは『ウワラ』と言えば難なく通じるのです。

  にもかかわらず、どうして日本人は『アニマル』とか『ウォーター』と発音するのでしょうか。『アニマル』と『エネモウ』。1文字たりとも一致していません。

 こうした発音上の誤解は『ローマ字表記』の弊害であるように思います。アイウエオ、カキクケコはヘボン式および訓令式表記法で『a i u e o』『ka ki ku ke ko』などと表します。もちろん、そのこと自体にはなんの問題もありません。とても便利な表記法だと思います。しかし、この表記が英語の発音に対応していると思い込んでしまったら大問題なのです。

  (中略)

  初めて知った人には『エネモウ』などとは一見でたらめなカタカナが並んでいるように思えるかもしれません。でも、そこにはちゃんとしたルールがあるのです。それこそが私がこの本で述べようとしている『法則』です。」

  その法則が13あげられていますが、ここでは紹介しません。

  次善の策としてのカタカナ英語に興味を持たれた方は、ぜひ本書を手にとってみてください。

 つけくわえますと、付属のCDで、日本人のカタカナ英語とアメリカ人の英語の聴き比べができるようになっています。よく似ている、と思いました。       なおし



               
            ※クリエイト速読スクールHP

 

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