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クリエイト速読スクールブログ
完璧な要約に仕上げるために極限まで考えた
第81期文演(22/10/15~22/12/17)アンケートからです。
きょうは、新社会人のNさん。
2022-10-27 「読書以外でも訓練の成果を活かせている」のNさんです。
Nさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 ・職業柄、大量の文書を読む必要があったり、ライティングの機会も多いため、それらの一助になればという意気込みだった。それ以上の明確な目的はなかったが、知り合いのYから「絶対に受講した方がいい」と強く勧められたことは大きい。信頼している彼の力強い言葉をもらい受講を決めた。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 ・一文を書くだけでも細心の注意を払うようになった。文だけでなく、単語や助詞、助動詞まで適切な言葉選びかどうか細かく確認するようになった。今このように書いてる間も、読むに値する文章かどうか常に意識している。緊張感が漂うようになった。
当初、完璧な文章は文豪だけにしか書けないと思い込んでいた。今振り返ると、日頃文章を書く際も、明らかに手を抜いていた。ニュアンスが伝わればよいとし妥協していた。
それに加え、私はいわゆる「Z世代」にあたり、時にテキストにおけるコミュニケーションが軽薄になっているように感じる。この世代ではカジュアルにやりとりすることを望み、コンテクストなどの些細な点は気に留めない。
このような世代特有の感覚に埋もれていたため、松田さんの「宿題は100点以上を目指さしてほしいです」という言葉には目を覚まされた。課題で扱った著者の言葉が、まるで現代社会に対する警鐘のように思えてならならない。「たかが文章」と軽視していたことに気づかされた。
自分が使う言葉に対して責任を持てる人間でありたい。この講座を通して一番に感じたことだ。正確で読みやすい文章を書くことはもちろん、一語一句に対して神経を尖らせる。著者の言葉を借りるなら「隙だらけの文章」を書いてはならない。書いた文章を自身で説明することで、言葉への責任を果たせると今は考えている。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1「授業前」 ・要約には想定以上の時間がかかった。頭の中で構成を描けていても、実際に文字に起こすと納得のいく内容にならない。要素の選定、文章の繋ぎ方など、完璧な要約に仕上げるために極限まで考えたが、最終的に100点には至らなかったと感じる。
A.3-2「授業後」・松田さんから多少の評価をいただけたことは大きな自信になった。周りの受講生の要約を拝見したが、どれもレベルが高い。模倣したい箇所を挙げたらきりがなかった。彼ら・彼女らと比較して、自身の要約がどれくらいの位置付けなのか終始気にかけていた。
細かいミスはいくつか指摘されている。まだ最高傑作には到達していない。無事に講座を修了したが、常に向上心は持っていきたい。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 ・一番の収穫は感覚的な部分を理論として落とし込むことができたことだ。
要約課題に取り組んだ際も、イメージしていたアウトプットにならなかった。完全に納得のいく内容には遠く及ばなかった。それは、納得できないもどかしさが何か、具体的な理由を説明できなかったからだ。何が間違いでどのように改善するべきかを言語化できるようになったのは、そうしたもどかしさを解消してくれる。何よりも100点を目指す過程にあたり、必要不可欠な武器になった。
Nさんの要約はよくできていました。今期ではもっとも完成度の高いものでした。
「まだ最高傑作には到達していない」「完全に納得のいく内容には遠く及ばなかった」は、Nさんの矜持というものです
Yさん・Hさんとともに、高校時代、テニス部で汗を流した3人。次の第82期文演では、Hさんが受けることになります(Hさんは第82期申し込み第1号です。「彼のポテンシャルはYを凌駕すると勝手ながら思っています……」とのことです)。
あとは、仕事が忙しいでしょうが、コンスタントに速読に通ってほしいです(受講19回、23/1/8)。
よくできていたからこそ、Nさんにひと言。
宿題のタイトルと、今回アンケートの最上位タイトルにミスがあります。細部にはまさに細かく目が届きますが、大きなところを見逃す、ミスるというのは案外あります。最終チェックはそのあたりになります。
これで、第81期文演アンケートは終了です。
あと第6回と第7回の最終回を病欠した資格試験受験生Mさんからはアンケートをいただいていますが、とりあえず保留とします。またどこかで機会をみて載せたいと思います(Mさん、勉強のために、そろそろ教室に復帰してくださいね。まったくできなかったPC速読と違って、大きく変わってきたんですから続けないといけませんよ。更新されているんですから)。
第82期文演は、3日後の18日(土)からです。
さて、どんな第1回となるのでしょうか
真
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ですかね?
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