第53期文演(10/9/25~12/4)アンケートです。
Yさんは、司法試験受験生。
Yさんの文演アンケート
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
A.1 将来,どのような仕事に就くか,はっきりビジョンがあるわけではないけれど,それなりの地位のある職に就くとしたら,情報を収集して,書く,という作業がその重要な部分にあたることは確かだと思います。大学受験以来,国語に苦手意識があったのですが,恥ずかしくなく渡り歩いていけるように,知的生産の実力とともに,ことばについて苦手意識をなくして,その上で勝負できるように自信をつけたいと思って申し込みをしました。
Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
A.2 以前よりは,読書態度で具体的記述へ意識が向くようになった気がします。ふだん法律の勉強をしていると,法的安定性・公平性の見地というのもあるとは思いますが,抽象的な事象の解決を図るスタンスに偏りがちです。でも,たとえば弁護士になったとしたら,クライアントにとっては,理論の精密さや一般性といったものはどうでもよくて,「わたしのなやみ」がどうなりそうか,が重要なんですよね。改めてですけど。裁判所に行っても「汝は事実を語れ,我法を語らん」ですし,間接事実(法律関係を推認させる周辺の事情)がほとんどの事件で決め手になるというし。その姿勢だけでも作れたかな,と思います。
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
A.3-1 「授業前」 原文が口述筆記だったためもあって,文章を読んでいるときはすらすら読めたけれど,どういうつながりになってこの一文が入っているのか分からない,といったものが沢山ありました。草稿をわりとそのままで出してしまいました。昨日の自分はなかなか超えられないと自覚。すこし「意訳」してしまいました。
A.3-2 「授業後」 「でないと」は「隙だらけ」だったか。松田さんに「ひどい」と言われましたからね。書いた当時は,愛嬌があるかなと思ったんですけど(笑)。これが内輪とのちがいでしょうか。あそこまで,いろいろ松田さんの指摘が入るとは思いませんでした。どの要約もちゃんとしている,と思っていた僕の見方はやっぱり甘かった。あれから宿題の著者がいつも頭に出現します。これだけであったとしても,文演のおおきな収穫な気がします。こういう効果を見据えて,その部分を要約させたんですかね。
Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
A.4 2に書いたこと。配っていただいたプリントはどれも面白かったです。僕も人に紹介できるようなものをストックしたいと思いました。
Yさんも、こちらには印象深い人物です。
前回中止になった文演の、中止決定翌日に申し込みにみえて、ひたすらスミマセンと頭をさげた記憶があります(たしかKさんもそうだった気が)。
見るからに肩の力が抜けた雰囲気があります。速読は、最初から高いスコアにも関わらず、たんたんと教室に通っています。
50回を受けきり、更新し、75回時、もう十分でしょうと思っていたらさらに更新し、先週木曜日79回目を受講しています(11/3/17・スピードチェック38秒36秒、ロジカルDダブル、イメージ記憶30秒・30秒)。
Yさんは、東大法学部4年生のときに入会(2009/12/15)。
「Yさんの体験レッスンアンケート09/12/15」・体験を受けてみて集中する感じが気持ちよく、続けられそうだったから。いろいろな東大生をみていると思ったから。
東大ローを落ちたら、私立はどこも同じでしょと、家の近くのローの特待生になったという力の抜けぶりです。
しかし、さすが、文演での指摘は鋭利なものでした。
なお、メールで送ってきたYさんのアンケートの読点はすべて「,」になっています。
Yさんに教えられたわけではありませんが、法律の世界の文章は、「、」部分は「,」が当たり前なのだそうです。また、学者・研究者のアンケートの半分は、「,」になっています。 真
※クリエイト速読スクールHP
Yさんは、平成24年司法試験に合格した土屋裕太さんです