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ごじゃっぺな自分が悔しくて

   第45期文章演習講座アンケート第4回、ラストです。

  最終回は、社会人女性編4名です。

  Q.1どんな目的で受講しましたか?

 A 昔から作文が苦手で、他の人がさらさら書いた(ようにみえる)文章がうらやましくて仕方がなかった。ある一定レベルの、小学生が書いたような文章なら書ける。だが、人が読みたいと思うような文章や、自分自身がこんなことが言いたいと思うことは書きたいのに書けない。頭が悪いせい? と長い間悩んでいた。クリエイトに入って「文章教室」を開催していることを知って、これだ! と思い受講した。

 B 「貧乏くじ世代」に生まれ、就職活動に満足のいく結果を残せず、社会に出てから損ばかりをしている。情けないくらい無知で、勉強不足で、ごじゃっぺな自分が悔しくて、学生の頃に摑めなかった「納得する仕事をしている自分」を今度こそ自分の力で摑み取りたいと思っている。・司法試験に論文試験があることも理由のひとつだが、自分の人生を納得いくものにするためのヒントになるのではないかと思い、受講した。

 C 仕事柄、社外へ出す案内文書を作成しているため、役立つかもしれないと思い、受講を決心した。

 D ・もともと文章を書くのが苦手なので、今後のため(仕事や転職など)、少しでも苦手意識を克服できたら良いなと考えたため。また、今までちゃんと文章の書き方を教わったことがなかったため。

 Q.2文演を受講して文章への印象が変わったことなどありますか?

 A 授業の前半戦は、自分でできるかどうかは別として、頭ではわかっていたことだったので、お勉強気分で受けていた。しかし、後半戦の文章の内容、深みに入っていくと、頭ではなく心が反応するのがわかった。特にAさんの最初の文章から最後への文章の変化には、目がうるむほどの感動を覚えた。こんなに随所に工夫をほどこし、深いバックボーンを伴って書かれているものなのかと、文章を多少味わうことができるようになった今ならわかる。

 B 文章を書くことが恐ろしくなった。そして今も、この文章を書いているペンが重い。しかし、自分と意見が違う者や、目上の人間を説得するためには、手抜かりのない準備やチェックがいかに重要か知ることができた。・私は、今感じているこのペンの重みに、ごじゃっぺな自分から脱却できるかもしれないという希望や可能性を感じている。・言いくるめられて他人の言いなりになるばかりだった自分から、重要なときにはNO,と言える自分になっていけたらと思っている。

 C 誰もが最初から相手へ何を伝えたいのか、何を訴えたいのかがスッキリした文章を書けるわけではないことがわかった。何もコンプレックスを感じなくてもよいのだという文章への意識が前向きになった。

 D 今まで何気なく読んでいた小説・新聞・雑誌などの文章を気に留めて読むようになった。

 Q.3宿題の「要約」については、いかがでした?

 A「授業前」 結局、最後まで納得のいく構成ができなかった。Q.2で文章を味わえるようになったとはいえ、まだまだ自分のものにしていくには修練が必要だと感じている。

 A「授業後」 提出前あれほど読み返していたにもかかわらず、こんな重大なことが見つけられなかったなんて……と恥ずかしくなった。自分の文章を読んで幼稚だなといつも感じていたが、その原因を指摘される前に自分で発見できたのが、この授業の一番の収穫だった。今後、自分の文章を推敲する際には、真っ先に注意したい。悪い癖がなくなるだけでも随分すっきりすると思う。今日、出席して本当によかった!

 B「授業前」 難しかった。課題文をイヤになるくらい読んでも、文章を読み取れていないし、どれくらい、自分の言葉にしてしまってよいのか分からなかったし、文章の流れ的に傍線を引いたところを丸写しするのがイヤな自分もいて、提出するのが苦しかった。最後は課題文を開く気力を失いかけた。

 「授業後」 要約を苦しみぬいて、書いた先にたどりついた答えは「文章は生きている」ということだった。文演を受けるまでは、文章とその書き手をどこか切り離して読んでいた。今では目にする文章が「もっとちゃんと私を見て」と訴えてきている気がする。

 C「授業前」 自分が重要だと思ったところを抜粋したので、要約になっているか不安。

 C「授業後」 勉強になりました。仕事に役立てさせていただきます。

 D「授業前」 すごく難しかった。自分の読解力のなさを痛感した。

 D「授業後」 文章そのもののポイントをうまくつかめてなかった。

 Q.4全体的な感想をお聞かせください。

 A 目次のない進行であったため、今回は何がテーマなのかと、毎回必死に考えながら受けていた。思いもかけないことがテーマであったりしたが、後々になって、なぜそのテーマだったのかと気づくことがあったりして、見えないところにも仕掛けがあったのかと楽しみながら受講できたと思う。自分の考えを人前で発言することが、他人の書いた題材であってもこんなに恥ずかしいなんて、日頃物事を深く考えていなかったせいだと反省している。

 B 文演は、文章に対してのみでなく、普段の私の仕事にも大きな影響を与えた。以前にも増して、慎重に仕事に臨むようになった。職場での意見の相違があったときに、(略)自分がいて、その進化に驚いている。

 また、要約の時間を通して、普段読んでいる新聞などの身近な文章を意外に誤読して誤った思い込みをしている自分に気づかされ、日本語を読むことの難しさを感じた。

 ここで学んだことは、応用次第で人生のさまざまな場面でも活かせると思う。文章の書き方だけでなく、もっと貪欲に多面的にクリエイティブに活用して貧乏くじを必ず当たりくじへ変えていこうと思っている。

 C 最初は、私なんかが受けてよいのかと思いましたが、今は、松田さんに声を掛けていただいて良かったと思っています。もう少し、続けたい気持ちもあります。

 D 文章に対して苦手意識が少しうすらいだ気がするので、受講して良かった。

    特講ある文演は、クリエイト本体の仕事が膨張するとお休みとなる可能性があります。できるだけ、早いうちに受講しておいていただければと思います

  第47期全8回のスタートは、4月19日(土)午後7時からです。

  どうぞ、ご検討ください。

  みなさん、個人的な事情をズラしてでも休まずに出席しているような内容です。先週土曜の第5回目も、18名全員出席していました。     

 



           ※クリエイト速読スクールHP

 

 ※第45期文演アンケート

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