たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

旅立ちの季節

2014年04月02日 | 日記

この春高校を卒業した真ん中の孫娘が、看護師になると京都の専門学校へ今朝旅立ちました。
おとうがワンボックスのレンタカーを借り、家にあった小型冷蔵庫や世帯道具のもろもろ、寝具などを積んで行きました。
おかあと上と下の娘までついていくと、祖母から払い下げられた、おかあの古いカローラで一家が送って行きました。
心配すればキリがありませんが、どうか新しい環境に早く慣れて勉強に励んでほしいと、お爺は願うところです。
先日息子に一泊くらいして、不足している生活品の取り揃えなど、少し落ち着くまで面倒を見てこいと言いましたが、仕事があって日帰りする。少し後で遠くの田舎に住む祖母が見に行ってくれ、1週間ほど家事を教えて貰う予定と言っています。
世話してもらった亡きおばあちゃんに、仏壇にお参りして旅立つよう言っておきました。
自宅通学ができればよかったのですが、地元の学校には縁がなく遠くへ行った次第です。学資と生活費の仕送りも大変です。
健康で良いお友達に恵まれ京都の学生生活を楽しんでほしい。
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今朝はまた、お隣のお爺ちゃんが亡くなられたと知らされました。
昨晩8時頃、家の前まで消防車がサイレンを鳴らしてきて、パタと停まった様子なので外へ出てみました。
玄関前に救急車が1台停まり、その後ろに普通より少し小さめの消防車が1台停まっていました。救急車の後ろには救急ベッドが置いてありました。救急隊員はすでに家の中に入っていました。最近消防車も「救急応援」というステッカーを運転席ドアに貼り応援に入ります。
ひょとしてお爺ちゃんが倒れはったかな、と心配しました。前2軒隣りのご主人も駆けつけてきておられました。

15分か20分してお爺ちゃんが搬送ベッドに寝かされ、玄関を出てこられました。救急隊員が人工呼吸をしていて、口にはマウスピースを咥えておられます。顔色もよくありません。奥さんと娘さんが付き添って車に乗り込まれました。
少し離れた道路端に、遠巻きに5、6人の近所の方が心配そうに来ています。
数日前、娘さんが病院へ連れて行かれる会話が庭越しに聞こえました。その時は元気だったのに。

どうか大事のないようにと願いながら、家に入り2階の窓から見ていた我が若世帯に話しました。
今年は4月1日の昨日から自治会長を仰せつかっています。90戸ほどの町内で傘下に班が5つ、班長が5人、副会長、会計、その他諸々の役どころが決められています。運悪く持ち回り制の自治会長が、班の持ち回りで当たってしまった。

もしものことがあったら、明日は一家が出かけると言うし、留守居の爺ができることを言って置きました。今朝喫茶店へ早めに行き朝食をとって帰宅すると、隣りの奥さまと近所の方2、3人が立ち話しておられ、昨晩亡くなられたと知らされました。
ご遺族の奥さまが所属班長にだけ、葬儀連絡を持参されたとのことです。班長さんに確認し、ご遺族の奥さまに弔問・挨拶に伺いました。
内輪の家族くらいで送るつもりと思っている、とのことでしたが、葬儀社が作った葬儀連絡では集会所前まで、今夜の通夜と明日の葬儀に送迎用バスを手配済みとの案内なので、町内の全部の住民には回覧板を回した方がよくないでしょうかと、了承を受け他の3人の班長、副会長、会計にも葬儀連絡のコピーを取り、知らせて回りました。
優しい良いお爺ちゃんで、私より6歳ほど先輩です。人の寿命は分からないものです。その時が来ればアッという間です。
ご冥福を祈ります。合掌