ぐ~たらEVERYDAY

平凡な日常を愉快に楽しく!

最高のエンターテインメント!

2017-07-21 16:32:01 | 大衆演劇
今月は、大衆演劇界で私がトップクラスに大好きな『都若丸劇団』が横浜・三吉演芸場にて公演中!
「よ〜し!通うぞ〜」って早くから楽しみにしていたけれど、さちや小次郎の面倒で身動きが取れず、今回は諦めていたのですが!
今のところ小次郎の体調も安定しているので、昨日久しぶりに出掛けて来ました!



お昼は小次郎の投薬という責任重大な任務があるので、夜の部で。
でも、この『都若丸劇団』
ものすごい人気なんです!
動員が厳しいと言われる三吉演芸場で連日大入りという快挙!Σ(゜∇゜*)
夜の部だって希望の席に座れるかどうかという混み様らしいので、開演2時間前に劇場に向かったら、あら、前から4人目?
まぁ、暑いしね〜
ベンチも先頭の3人くらいしか座れないから、疲れるもんね〜

そのうち、昼の回が終わってお客さんや役者陣が出て来ました。
入口扉が開くと、ヒンヤリした冷気がわずかに流れてくる。
それを、扉近くにいた城月ひかるさん(若丸座長のお姉さん)が「せめて少しだけでも…」と持っていた扇で仰いで私達に涼しい風を送り出してくれました。
疲れているのに…なんてお優しい!(T∇T)
他の座員さんも待ってる私達にまで気さくに声を掛けてくれて、長い行列のお客さんの対応をやっと終えた若丸さんが、今度は並んでいる私達一人一人に「暑い中ありがとう!」的に握手してくださって!
あぁもう!
なんてサービス精神旺盛な座長なの!?
終わったばかりで、喉の調子も良くない中で、暑い中着物のままで、ずっと笑顔と元気な声でお客さんと写真撮ったり、お話したりで、私なんかは「あ〜夜の回までの時間が少なくなっちゃうから早く解放してあげて〜若丸さんも早く引き上げて〜」なんて思っちゃうけど、こんな神対応されたら嬉しくて誰でも若丸ファンになっちゃうぞ!O(≧∇≦)O
開演前からすでに満たされてしまうぞ!
はっ!いけない!
まだ舞台も始まっていないのに、もうこんなに長々書いちゃってる!(|||∇|||)
こりゃまたロングロングレポートになりそうだ…!(;^_^A

開演前には客席もほぼ埋まり、結果はさすがの大入り!
三吉演芸場で平日夜の部で大入りを取るのはかなり大変らしいのですが、都若丸劇団は大入りが当たり前なほどの動員力があるのです。

お芝居『千代田の嵐』
コレ、以前にも観た事がありまして。
でもね、若丸劇団は2度目でも絶対満足させてくれちゃうのです。
この作品、たぶん「悲劇」に括られるジャンルなんだと思うんだけど、この劇団にかかったら「喜劇!?」と見紛うほどの笑いの連発!(≧∇≦)
そこに途中から登場の若丸さんが加わると、もう抱腹絶倒の若丸ワールドが展開されるのです。
副座長の剛さん、前回はちょっと台詞が曖昧でハラハラしたんだけど、今回メチャクチャ良かった!Σ(゜∇゜*)
というか、この劇団、残念な役者なんて誰もいない。
テンポも間合いも緩急も台詞回しも「何ヶ月稽古したんですか?」と思えるレベル!
周りの台詞のない若手達の芝居も、ちゃんと細かくリアクションしていて、大抵座長クラスの芝居にしか集中しないもんだけど、つい他の役者も目で追っちゃうもんね。
若丸さんのムチャぶりにも必死で応戦してる姿には「こうやって度胸が鍛えられていくんだなぁ」と妙に感心してしまったし(笑)
そして、あれだけ散々笑わせておきながら、ラストは一転、兄を思う切実な思いと裃を纏った切腹の作法の見事さを見せつけた若丸さんの演技は一気に観客の心を惹き込みました。
悲しいだけで終わりそうなお話をここまでボリューミーに(ほとんどお笑いだけど)感じさせる演出、素晴らしかったです!(*^-^*)

舞踊ショー。
知らなかったんですが、都若丸劇団はショーの写真掲載禁止だそうなので、今回は写真なしです。
は〜あの美しい方々の魅力を画像なしでお伝えするのは難しいですね。

この劇団は、群舞がダントツに巧い!
角度もスピードも高さもタイミングも全て揃っていて気持ちがいい!
体格の差が気にならないほど、美しく纏まっているのです。
しかも振り付けもオリジナリティーがあって飽きない!
これって凄いと思います!

そして、座長オーラが劇場いっぱいに広がる若丸さんの舞。
頻繁に客席にも降りて来てくれるから、ドキドキ度が半端ない!(///∇///)

ショーの合間には、お客さんからの差し入れのドリンクを曲に合わせて役者陣が一気飲みする「ミックスジュースの歌」のコーナーがあるんだけど、トークしてドリンク飲むだけなのに、ちゃんとエンターテインメントになっていて、観客も巻き込んで大盛り上がりなのです。
若手達も自分の見せ場をわきまえて、ガッツリ魅せてくれちゃう。

そしてラストショーは、群舞の最高峰を観た!って感じ。
複雑なフォーメーションも誰一人ミスすることなく、息を飲むほどの美しさと力強さと清々しさを感じました。
凄いとしかいいようがない!

送り出しは頑張って若丸さんの列に並びました。



その明るい笑顔と、少々掠れててもお構いなしで元気いっぱいに掛けてくれる声で、心から気持ちよく家路につける。
今回はちょっと聞きたいことがあって、少しだけお話させてもらったんだけど、真摯に答えてくださって、さらに感激〜(*´∇`*)

あ〜都若丸劇団。
これだけの人気を誇るのは実力もさることながら、やっぱりお客さん一人一人を大事にして「また次も観に行こう」「今度は友達も誘って行こう」と思わせる座員全員の人柄にあるのだと思います。
これも「努力」の1つだよね。
いろんな意味で日本一!\(≧∇≦)/





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見つめ合い

2017-07-20 13:51:41 | 自然・動物・風景
遠過ぎて
わからないかも
しれないけれど



私たち
見つめ合ってます
(*´ω`*)






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さちメモリアル

2017-07-19 18:18:22 | さち&コジ
さちが虹の橋へ旅立って一週間が経ちました。
私達も少しずつ気持ちが落ち着いてきて、日常モードに戻りつつあります。

さちとの思い出は尽きないので、追悼の思いを込めて、さちとの13年間を振り返ってみようかな…(*´ω`*)



さちと小次郎は、捨て猫でした。
ご近所さんが見つけて、なぜかうちの両親に知らせに来ました。
1年前まで猫を飼っていたのを知っていたからでしょう。
ダンボールに入っていた小さな小さな命。
先代チビを亡くした時「もう猫は飼わないからね!」と言っていた両親も、これを見てしまっては見捨てるわけにはいかなかったのでしょう。

何も知らない私が劇団の稽古を終えて深夜に帰宅すると、玄関のドアにメモ書きが。

「子猫いる。注意」

訳が分からず家に入り、寝ている母に聞いたら、母が自分の布団をめくり上げる。
そこには小さな2匹の子猫が!Σ(゜∇゜*)



我が家に来た時から、この2匹、全く物怖じせずに星野家の一員になっていました。



「小次郎」という名前はすぐに決まったんだけど、メスの方は迷いに迷って、この時私が舞台で演じていた役の名前をつけました。



「さち」




いつも2匹は一緒。
大運動会では、2匹の足音と私達の制する声で大騒ぎでした。



なんで猫って、こういう時はわざと大きな音立てて走り回るんでしょうかねぇ?(=∇=)



父お手製のキャットタワーがお気に入りだったよね。



子猫サイズで作っちゃったから、途中で体重に耐えられなくて、1つ板が割れちゃったりもしたけど、こんなに窮屈になっても…



ここは、ずっとお気に入りのままだったね。



2匹のプロレスごっこには癒されたなぁ…(*´∇`*)



さちの最大の武器は爪。
何かって言うと爪をすぐ出して、一度、電子レンジの上に逃げた時、自分で出した爪がレンジの裏側の穴に引っ掛かって、勝手にパニック…なんて事もあったっけ。



一時期、帰宅すると2匹して玄関の上から出迎えるのが通常となりました。
おかげで、この長押に通ってる電話線のコードがしょっちゅう外れて、電話不通にされる事もしばしば…!(≧ω≦)



この玄関の棚が上に上がる通過点になるので、せっかくのお花の飾りも無惨に潰されました (T∇T)



「サチコ・デラックス」
ちょ…丸過ぎでしょ、さち!
これはさすがにまん丸過ぎでしょ!Σ(OωO|||)



さちは直角に曲がった短いシッポ。
その付け根部分を叩いてもらうのが何よりも好きでした。
こんなに叩き続けて大丈夫か!?と心配になるくらい。
私のところに来る理由は、たいてい「お尻叩いて」
トイレから出て来ると、ドアの前で出待ちしてるくらいの叩かれ好きでした。



焼き魚に目がなく、夕飯時は大騒音。



さちがひたすら鳴き喚いてる時は、決まって夕飯が焼き魚でした。



1年に1回のシャンプー&ワクチン接種は戦争でした。
特にさちは、キャリーバッグを見せたら最後。
捕まえる事は不可能なくらいの拒絶で流血騒ぎ。



バッグに入れた後も大鳴き&大暴れで、いつもバッグが横倒しになりました。
無言で耐える小次郎とは正反対。



家族でハワイ旅行に出掛けた時、動物病院に数日預けたのですが、帰って来てからのさちの不満爆発は相当でした。
すぐに私達に甘え出したコジと違い、私達から逃げまくり、抗議の声を上げ、しばらくは懐いてくれませんでした。
図太そうに見えて、ものすごい人見知り。
いや、猫でも同じ?
2ヶ月だけ保護して里子に出した子猫とも馴染めませんでした。
子猫に押されてたもんね…(;^_^A



カメラ嫌いで、せっかく可愛い顔してても、レンズを向けたとたん、悪人面に…!



おかげで、さちの写真はブスな顔ばかり!(≧ω≦)



可愛い表情を撮ろうと思うと、どうしても寝顔ばかりになってしまいます。



よくミニベランダに出たがって、こうして高所恐怖症の私の血の気の引く行為ばかりしてました。
ひ、ひ〜!ここ4階!
ここ4階なのよーーーーーっ!Σ(O□O|||)



お母さん(私の母)子で、母にはベッタリ。
抱っこは嫌がるくせに、母の膝の上には、隙間がなかろうとも無理やり侵入。
潰されようが絶対離れようとしませんでした。



歳を取ってからはケンカも多くて、お互い怒ったり威嚇し合ったりもあったけど、ナンダカンダ一緒に寝てて。



しかも、さちは必ず小次郎を枕にするポジションで…(;^_^A



突然訪れた肺ガンとの闘い。
あっという間に食べられなくなり、飲まなくなり、自力で排泄出来なくなり、動けなくなり…
あまりの変わり様に戸惑いましたが、毎日の通院、注射、強制給餌、弱った身体で必死に生きようと頑張ってくれました。



爪研ぎだって毎日欠かしませんでしたよ。



餌皿から自力でご飯を食べてくれた時は涙が出ました。



小次郎と並んでご飯を食べる姿に涙が出ました。



2017年7月12日。
さちが生きている時の最後の姿…

13歳4ヶ月。
さちはその生涯を閉じましたが、私達にかけがえのない思い出を残してくれました。



星野家がいつも賑やかで楽しかったのは、さちと小次郎の存在があったから。
2匹がいて当たり前だった日常が、小次郎だけになってしまって寂しいけれど、さちはこれからもずっと家族。
たまには私の夢に出て来ておくれね!(*´ω`*)







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すでにその時期!?

2017-07-18 17:18:16 | 日記
ひ、ひーーーーーーっ!

ひーーーーーーっ!

セミの声がようやく聞こえて来たと思った矢先に…



もうセミファイナル!?
Σ(OωO|||)


早くね!?
このセミはもうご臨終でしたが、またあの恐怖の怪談…
いや、恐怖の階段の日々が始まるのか…!(((≧ω≦)))





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小次郎も頑張れ!

2017-07-17 18:54:11 | さち&コジ
さちとの闘病生活は終わりましたが、もう1匹、心臓に爆弾を抱えている小次郎がおります。
いつまた急におかしくなるかわからない。
気が気ではありませんが、今のところ通院しなくて済んでいるのが幸いです。

その代わり、私が毎日心臓の薬を確実に飲ませなくてはなりません。
ご飯に混ぜる方法は先生からダメと言われました。
ご飯を食べなくなったら飲めないからと。
確かに今も暑さや高齢のせいか、あまりたくさんは食べてくれませんし。
なので、母と二人掛かりで小次郎の口の奥に薬を入れなければならないのですが…

これが難しい!(≧ω≦)
コジの抵抗もあって、なかなか口を開けられません。
口は開けられたとしても、喉の奥が開きません。
喉の奥に投げ込めたとしても、吐き出さないようにしなくてはなりません。
投薬は私にとって緊張の時間です。
私が失敗すれば、小次郎の命に関わるわけですから。
でも、投薬が終わった後の小次郎の不信感いっぱいの目といったら…!
わ〜ん!
小次郎に嫌われたら、私生きていけないよ〜O(≧□≦)O
この間は3回も失敗して、投薬のためだけに病院に連れて行きました。
先生がやればほんの一瞬!
ひー、私もあんな風に出来るようになるのかしら。
小次郎の身体がまた悪化したら、今度は12時間に1回の投薬になる予定らしいので、さらに大変!
昨日は、あまりのプレッシャーのせいなのか、小次郎に1回多く薬を飲ませてしまって大騒ぎという夢まで見る有様。
こ、小次郎、頼むからもう具合悪くならないで〜
しっかり食べて、しっかりお水も飲んでくれ〜。:゚(。ノω\。)゚・。

さらに入院中ずっと点滴を受けていたので、点滴跡をひたすら舐めてしまって、患部がひどい状態になってしまったんです。
病院からエリザベスカラーを借りたけど、全然うまく歩けなくて可哀想なので、大げさなくらいの包帯グルグル状態に。
でもやっぱりどんどんズレてきてしまう。



そこで、ネットで調べてみたところ(さちの闘病中は外出もままならなかったので)犬猫用の保護服はどうかと思ったら、どれも肝心な腕の部分は出てしまうんですね。
何で半袖ばっかなんじゃ〜い!o(`ω´*)o
そこで、犬用のレッグウォーマーを代用してみることに。
やっと商品が届いたら、ちっさ!Σ(OωO|||)
Sサイズじゃ小さすぎた!
チワワとかどんだけ足細いのよ!?
仕方ないので2つを切って縫い合わせて、太さを調整。



何とか患部をしっかり覆えるサイズに出来ました。
ふふ、ちゃんとコジの身体に合う柄にしたんだぞ!
このこだわりに気づいてほしいんだぞ!(*^-^*)
包帯グルグル巻きから解放されて、少しは涼しいんじゃないかしら。



さちがいなくなってから、小次郎の甘え方が凄いんです。
夜、いつの間にか私のすぐ横にピッタリ寄り添って腕枕まで(今まではそこまでベッタリではなかったのに)
かと思うと、母の布団の上に移動して、母の顔をジッと見ていたり。
今まで、さちに遠慮していたのかな?
それとも、さちがいないのが寂しくて仕方ないのかな?
さちに先立たれた小次郎がこれ以上寂しい思いをしないように、出来るだけ小次郎と触れ合い、話し掛けてやろうと思うんだけど、ついつい「さち」「さっちゃん」って名前を間違える確率が高過ぎて、申し訳なく(笑)
もう口癖みたいになってたからなぁ。
まぁ、小次郎は「さち」って呼んでも構わず反応してくれるけどね!(;^_^A

急激に痩せてガリガリになっちゃったし、常に呼吸数も気にしていなきゃならないし、目を離せない状態はさちの時と変わりませんが、これからは小次郎の病としっかり向き合っていきたいと思います。

小次郎、さちの分も長生きしておくれね!(≧人≦)





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さちロス

2017-07-16 23:53:13 | さち&コジ
今年初のスイカ〜♪



ご近所さんが、さちの看病への労いに持ってきてくださったんです。
ご近所さんも猫を飼っていて、オムツ姿のさちにも会ってるし。
ありがたいですね、こういう心遣い。
甘くて美味しかった!



さちの介護セット、だいぶ残ってしまいました。
免疫を上げるためのサプリもネットで注文したのに、さちが生きてる間に間に合わず。
小次郎に飲ませたくても、小次郎は避けちゃうんだよなぁ。
漢方も試そうと問い合わせしていたけれど、それも間に合わなかった。
動物の病気の進行は早いね…(TωT)

今でも風が吹くと、さちがよく寝転がっていた場所からオチッコのニオイがほんのり香ってくるのです。

「あ〜さちのニオイだ〜♪」

いやいや、さちからは…



…って怒られそうだけど。

でもね、さちがまだそこにいるような気になれるんだよ…(*´ω`*)





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おかえりさち

2017-07-15 18:37:54 | さち&コジ
7月13日 12:00
さちの身体は火葬されました。

翌々日に我が家に帰ってきました。



14年前に亡くなったチビの遺骨より、はるかに大きいんですけど…?
女の子だから袋も可愛らしい色を選びました。

遺骨を持って来てくださったのは、さちを迎えに来てくださった時と同じスタッフさんだったんですが、どうも猫好きな方らしく、小次郎の事も気にしてくださり「ドリンク代にでも」と、ほんの僅かの心付けをお渡ししたら「野良猫のご飯代に使わせていただきます」って。
ご自宅でも猫を飼っているようで、猫が好きなのにこういう仕事は辛いんじゃないかなって思ったけど、こちらとしては愛情を持って扱ってくださるだろうという安心感も芽生えますね。
でも、この暑い中、喪服で大変だろうなぁ。

さちの死に目にも遺体にも会えなかった弟が遺骨となって帰って来たさちの前に無言で佇んでいました。



さち、おかえり。
また家族皆が一緒になれたね。




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ヒマワリに囲まれて

2017-07-14 21:16:57 | さち&コジ
病院から家に連れて帰って来たさち。
母の部屋に安置しました。
箱の蓋を開けたまま、保冷剤を添えて、お線香を焚きました。
触るとまだ体温を感じました。
頭が箱の端に寄っていたので、少しずらそうとしたら、まだ柔らかでした。
毛並みもとても綺麗で、ずっと撫でていました。
今にも「ホァー」といつもの鳴き声をあげそうなくらい生きてる時と変わりませんでした。

さちが13年暮らしたこの家で最期を迎えさせてあげたかった。
小次郎にもそばにいさせてあげたかった。

その小次郎は不思議な事に、毎日の無理矢理な投薬ですっかり私を避けていたのに、さちを連れ帰った後、私と母にものすごく甘えてきたのです。
いつも以上に。
横になってる私にぴったり寄り添ったくれたり、頭を何度も擦り付けてきたり、私と母のところを行ったり来たり。
その合間に母の部屋の箱をジッと見ていたり。
単に「あの見慣れない箱はなんだろう?」と思っていただけかもしれないけど。
その甘え方はまるで、さちがいなくなった事を寂しがってるような…
または、悲しんでる私と母を慰めてくれてるような…
もしかしたら、今まで私達がさちに掛かりっぱなしだったから、やっと甘えられると思ったのかな?
それでもコジは、何度もさちの入った箱の近くに一定の距離を保って寄っていきました。







夜も珍しく母の部屋のカゴの中で寝ていました。
さちの死を小次郎なりに理解していたんだろうか。
13年も一緒だったんだもんね。
拾った時も一緒。
病気になった時期も一緒だったのは勘弁してほしかったけど。



翌日、ペット霊園からお迎えが来る前に、朝一でお花を買いに出かけました。
早くから開いてるスーパーに何軒か行ってみたら、どこも新盆用のお花ばかり!
いや、菊でもいいんだけど、さちにはちょっと似合わないかな。
せっかく先生がさちの首に黄色のバンダナを巻いてくれて、そのカラーのセレクトがとても嬉しかったんです。
さちの毛の色だと、女の子でもピンクは似合わないから。
黄色に合ってて、夏に相応しく、そしてさちなら可愛らしくヒマワリがいいかなって思って。
もうちょっと小振りなヒマワリがほしかったんだけど仕方ない。
さちの形見となる首輪を外し、花を供え終わった直後に霊園からお迎えが来ました。
小次郎にも見送らせようと思っても、霊園のスタッフさんにビビって暴れちゃうので、さちの顔を見せたら解放。
書類を書いてる時、亡くなった日付をなぜか「2月12日」と書いちゃって、スタッフさんに指摘されて慌てて修正。
スタッフさんが言うには、たまに命日を書き込む方がいるんだそうです。
2年前に亡くなったペットの日付を書いて、理由を聞くと、どうしても手放せなくて遺体をずっと冷凍保存していて、2年経ってやっと火葬する決心がついたのだそうです。
他にも剥製にして手元に置く方もいるんだとか。
どういう形であれ、同じ飼い主として、その気持ちは痛いほどわかりました。



最後のお別れ。
さちに声をかけていたら、やっぱり堪えられなくなりました。
箱にさちの名前を書き「どうぞ一言添えて」と言われたので「うちに来てくれてありがとう」と。
これに尽きます。
私が箱を抱いて車まで運び、炎天下のお昼時、母と2人でさちを見送りました。





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突然の別れ

2017-07-13 23:35:45 | さち&コジ
「その日」は突然やってきてしまいました。

さち、具合がまた悪くなったと書いた日の翌日から、少し元気を取り戻していたんです。
病院では強制給餌していただき、家でもアレやコレやと周りの方からのアドバイスを参考に試みるもうまくいかず、大好きな焼き魚にすらそっぽを向くようになったさちに、ダメ元でそれまで見向きもされなかった高齢猫用の別の缶詰を与えたら、少量ずつでも何回かに分けて食べてくれたんです。
その翌日は、退院したばかりで警戒心丸出しの小次郎の後を追いかけるような素振りを見せたり。



(物置と化した部屋なのでモザイクをかけております)

私達の手からしか食べられなかったご飯を自ら餌皿から食べるまでに。



この写真は、2匹揃っての最後の写真になってしまいましたが、こんな光景を見られる日が来るなんて思っていなかったので、涙が出るほど嬉しくて。



↑この1枚は宝物にしたいくらい。
病院でまた強制給餌されて、あまりに辛そうなさちの表情に胸が痛んだけれど、帰ってくればすぐに自分のお皿のご飯を食べ始めたりして「あ〜病院の療養食がマズイだけで、食欲はあるんだな」ってホッとして。
このまま、家で食べる量が増えてくれれば強制給餌も必要じゃなくなり、体力もついて免疫も上げられるかもしれないと、かすかな光を見出だしていた矢先だったんです。

私の不注意でした。
その日、さちが押し入れの上段に入りたそうにしてたので、押し入れは布団がズレ落ちる可能性もあるから諦めさせたら、今度は箪笥の上のさち第1シェルターに上がりたそうな素振り。
迷ったけれど、出来るだけさちの希望を叶えてあげたいという思いから、ついさちを上げてしまったんです。
降りるときは気配でわかると思ったから。
すると、しばらくしてさちが自分から降りる瞬間を目撃。
「ダメ!さちダメーーーーッ!」
気づいた時にはもう遅く、さちは着地は出来たものの、そのまま横倒しになり、発作が起きたのです。
慌てて母とさちを落ち着かせようとしたけれど、のけぞって呼吸も荒く、後ろ足が全く立たない状態。
急いで病院に連れていきました。
レントゲン撮影の結果、骨折などはなく、後ろ足が動かなくなったのは背骨の慢性的な変形のためかもしれない、発作はのけぞったという事を考えると、落下した衝撃で脳に何らかの影響があったのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
そして、肺の腫瘍は…
以前よりさらに色濃くなっていました。
酸素室に入れて様子を見ながら治療するため、1日病院に預ける事に。
さち、ごめん!
私が箪笥に上げなければ!
何であんな事しちゃったんだろう!
バカだ!バカだ!私はバカだ!
これが意識のあるさちの最後の姿となりました。



しばらくして病院から電話が。
再び発作が起き、瞳孔も開いていて、危険な状態だから来てほしいと。
急いで買い物に出掛けている母に連絡し、私は先に病院へ。
さちは酸素マスクをされた状態で苦しそうに横たわっていました。
「さち!さち!もうすぐお母さん来るよ!大好きなお母さん来るよ!」
泣きながら必死に呼びかけました。
あぁ、住み慣れた家で大好きな母の腕の中で穏やかに命を終えてほしかったのに、目の前の光景は何だ!
おまえのせいだ!
そう、私のせいだ…!
母がようやく駆けつけ、2人でさちの足や体を撫でながら声をかけました。
もうさちは意識がないようです。
何度も呼吸が止まりそうになりながらも、その度に大きくお腹が動く。
そんな時間がどれだけ過ぎたか…
泣きじゃくっていた私も少しずつ落ち着いて来て、本当の覚悟が出来てきました。
「さち、頑張ったね」
「すごいね、えらいね」
「小次郎も待ってるよ、早く帰ろうね」
冷たくなっていく肉球をさすり、さちの大好きなお尻たたきや肩まわりのマッサージをしながら、さちを労う。
先生は「心臓はまだしっかり動いてる、この子凄く頑張ってます」と、何度も心臓に刺激を与えてくれました。
正直、もう助からないのはわかっていました。
腫瘍が濃くなったレントゲン写真を見たとき、良くなるどころか悪くなってる事に愕然とし、前から院長先生に「この子はいずれ苦しみますよ」と言われてもいました。
それを回避したくて、何とかしたいともがいて、ネットで調べてそれを試みようと思っても、次から次へとさちの体に新たな症状が現れて、全然対処が間に合いませんでした。
右目の瞳孔が開きっぱなしなのも腫瘍の影響、鼻血も同じ、そのうち白内障も出て来て出血も始まり右目は赤く染まりました。
院長先生「眼圧は正常だから緑内障ではないので、激しい痛みはないでしょう」
「この右目は少しは痛みがあるんでしょうか」
院長先生「まぁ、多少はあるでしょうね…」
そうか、表情じゃわからないけど、さちはもう右目に痛みを感じていて、それがこれからもっと酷くなっていくのかもしれない。
鼻血が詰まって苦しそうな鼻呼吸もこれからもっと酷くなっていくのかもしれない。
肺の苦しみももうすでにあって、これからもっと酷くなっていくのかもしれない。
今までの診察を思い返し、もうこのまま看取ってあげた方がさちのためなのかも…と思い始め…
「家に連れ帰ることは出来ますか」
「その方がいいと思います」
小次郎のいる家に連れて帰って看取りたい!
でも、キャリーバッグに入れようとしても身体に無理が掛かってしまい、呼吸の質が変わってきてしまったようです。
「心臓が弱まり出してる!ちょっと厳しいかもしれない!」
もうここで看取ってあげるしかない。
周りのスタッフさんも他の患者さんに回って「送迎の時間が迫ってるんですが、まだ掛かりそうですか」なんて私達のいる前で言い出す始末。
仕方ないけど。
それでも先生は最後までさちの命に向き合ってくださいました。
私が何度も「もう酸素マスクを外してください」と言おうと思っても、その度にさちが呼吸をぶり返し、前足を動かし、瞬きし…
意識がない中での、ただの反射的な動きなのかもしれない。
苦しい故のもがきなのかもしれない。
それでも「まだ生きようとしているの?」と思うと…!
「もう最後だと思うので声をかけてあげてください。この子には絶対届いてるはずです!」
「さち、頑張ったね」
「さち、もういいよ」
「おうち帰ろう」
「ありがとね」
涙と鼻水で顔を汚しながら、さちを優しく撫でる。
そのうち完全に呼吸が止まりました。

先生は、その後もさちの肛門付近をきれいに洗ってくださり、黄色いバンダナを首に巻いてくれて、研修医さんがお庭のお花を摘んで手向けてくださいました。
キャリーバッグに入れられないので、ペット霊園の箱を用意してくださり、丁寧にさちの体を移してくださいました。
院長先生が不在の中、さちのために手を尽くしてくださいました。
さちが生きようと頑張っていた事をさちの顔を撫でながら褒めてくださいました。
「すでに腫瘍も広がって、先程の血液検査でアンモニアの数値が高かったので、毒素が脳に回っていたのかもしれないし、いろいろな状況によって遅かれ早かれこうなっていたとは思いますので、全て落下した事が原因とは言えませんから、あまり自分を責めないで」とも言ってくださいました。

でも、初めて発作を起こしたきっかけはやっぱり私のせい。
例え余命が僅かでも、あんなにご飯を自力で食べられるようになっていたさち、落下の引き金さえなければ、あと数日は我が家で過ごせたかもしれない。
美味しいご飯も味わえたかもしれない。
通院を始めてから、わずか19日。
本当にガンは恐ろしい。
ガンそのものより、それによって併発してくる様々な症状でどんどん身体が冒されていく。
1ヶ月前は元気そのものだったのに。
食いしん坊のさちの食欲がなくなった時点で早く病院に行っていたら。
もっと早く今の病院に変えていたら。
「○○していたら…」
「○○だったかもしれない」
言い出したら切りがないけど、こんなに急に逝かせてしまった。
苦しみながら逝かせてしまった。
私がさちの寿命を縮めてしまった…!
さちはもっと生きたいと思っていたはずなのに…!

どんな最期を迎えても飼い主は後悔します。
前の猫が18年生きて老衰で静かに亡くなっても「もっとしてあげられた事があったんじゃないか」と思うくらいですから。
だから、さちの最期は悔やんでも悔やみきれない。
私にとって申し訳なさでいっぱいなのです。

さち、生まれてきて幸せだった?
うちに拾われて、うちで暮らして幸せだった?
ホントに言葉が交わせたら…
私を責めても何でもいいから、さちの気持ちが知りたい…!



ゴメンね、さち…





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ご報告

2017-07-12 21:26:24 | さち&コジ
7月12日 17:55

さちが虹の橋へ旅立ちました

13歳4ヶ月

最期の最期まで
さちは頑張り通しました



我が家に来てくれてありがとう

さち
大好きだよ






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