な~んにもない

もう、わけわからんわ。

2021-07-10 09:37:41 | 日記


蝉が夏を謳歌し始めた。地中からやってきて、地中へまた帰っていく蝉が。

ジッと聞いていても、量に圧倒されて晴れやかな気持ちにはならない。

しかし「昆虫食として食べられすらしないなら駆除しちゃえ」となるかもしれないと思うと同情心は湧いてくる。



都会で暮らしていると、便利の数に比例してやたらと説明文や注意喚起が多くなっている。呪文の書かれたお札のように思うこともある。

懇切丁寧ともいえるし、新しい保険のかけ方とも思える。

機能的になっていくということは、意味を背負わないと存在価値を否定されていくことなのだろうか。



「何故、ただでさへ暑苦しい夏に、神経を逆なでするようにけたたましく鳴く蝉はいらない。ゴキブリより腹立たしい。」

きっとそう思っておられる人もあるだろう。

子供の声でさへ同じように感じる方が、昔からおられるのだから。



蝉の心配をしている場合ではなかった。自殺者が12か月連続で増加し続けているとNHKは報じている。

OGPイメージ

自殺が12か月連続で増加 女性が大幅増 コロナ影響か分析進める | NHKニュース

【NHK】先月、自殺した人は全国で1745人で、去年の同じ時期に比べて173人増え、12か月連続で増加しました。特に女性が大幅に増…

NHKニュース



確かに非常事態だと感じた。

今年二月頃だっただろうか。コロナ自粛で病院へ通う人が減って年間死者数も減ったと聞いたのは。





一人当たりの国内総生産の数値が増えると自殺者が増えるというデータもあると聞いたことがある。

幸せを感じるのに理由や意義や意味が必要なんだろうか。

人を愛するのには条件が必要だという人もあるから、必要なのかもしれないか。

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私は嘘しか申しません

2021-07-09 07:32:41 | 日記


セミの初鳴きを聞いた。

雨上がりに残された蒸し暑さが、これまでより強くのしかかってきた。

梅雨明けも近いと教えてくれているのかもしれない。




平和の祭典が陽炎に揺れる。

欧米人の放映権に膝まづき、開催国はお祭り騒ぎの分け前を漁る。

非人間的な肉体酷使の継続に喝采し、同胞の栄光に喚起する日が近づいている。




無観客開催という事だけに、オフィシャルスポンサーである各メディアは虎視眈々。

米国大手からの逆配信映像を垂れ流すことになるのか、日本発信となるのかはわからないけれど。

新型コロナの不安を恐怖に替える報道に成功し、今度は五輪のお涙頂戴で一儲け。




与党自民党という名の芸能事務所からは、ピントのズレたタレントばかりだと言われながらも仕事が絶えない。

聞かれた質問に直接答えないし、二度付け禁止と質問は一回だけの珍ルール。

「良い子はマネしないように」のテロップが欲しい。




市井の飲食店は言われなき公的差別と公的虐めに苦しめられる。

科学的エビデンスの示されないままに、仕事をするなとの措置。

更に、「こいつらと付き合わないように」とまでのお触れが出された。





政治はその国の縮図ともいう。

善人となることより、善人と思われることが大切なのかもしれない。

政治家のお偉い方々よ、せめてあなたたちの口から「私は嘘しか申しません」と言っておくれ。

どうせ、訳わかんないんだから。

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雨音にノックされて

2021-07-08 07:25:28 | 日記

「新型コロナウィルスワクチン接種のご案内」が私にも届いた。

保健所も大変だなぁと感じた。

あの時のマスクのように、封を切らずにおいておこうかと思ったけれど、開封した。




開けてみると、私には特別驚くようなことのない書類の束だった

早く打ちたい人があると聞くし、そんな方へ譲ってあげたいと考えたけれど、関連記載はなかった。

世界中で今回の予防接種ワクチンが不足していると聞く。

製薬会社はどういう基準で配分していっているんだろうか。





東京オリンピックが開催されると決まり、外国から多くの人がやってくる。

諸外国の人達は、日本の大騒ぎを知らないのか、わかっているのか、とにかくやってくる。

選手団というけれど、選手より団の人の方が断然多くやってくる。

この騒ぎの中、直接競技しない人達が、何故来ようと思ってくれるのだろうか。




雨音が朝から静かにあちこちの屋根を叩いている。

開かない扉をノックし続けているようにも聞こえる。

大雨による土石流のニュース鮮度が落ちないうちにと犯人捜しが始まっている。

想定内としてしまえば、すべてコントロールできることになっているんだから、しょうがないのかもしれない。
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梅雨らしい朝

2021-07-07 07:30:56 | 日記

見込み外れて、思っていたより一時間早く雨が降り出した。

びしょ濡れになるイメージを拭い切れないまま朝食。

対策となるのかどうかは別として、いつもより5分早く家を出た。



最寄り駅に着く頃、足元はそうでもないけれどシャツが背中に貼り付く感覚があった。

閑散とした車内。十分に換気を行っているというアナウンス。蒸し暑さの残る中のマスク族。

耐えかねるものを感じて、あえて私はマスクを外すことにした。



いつも聞いているラジオから、土石流の話が流れてくる。

これも自然の一部なんだと思うのは、私ぐらいなのかもしれない。

この国では、自然は人間が守らないといけないもの、ということになっているのだから。




無表情に俯く人たちから、チラ見視線を感じる。

その思いは同じかもしれないが、微妙に違うかもしれない。

諸外国からのコロナ対応変化が報道の主流を占めるようになるまで、きっと続くのだろうなという思いも降って来た。




電車を降りて、雨に包まれて再び歩き出した。

乗降客も早朝だけにいつも以上に少ない。

落ち着いているんだか、沈んでいるんだかわからない心持ちで歩を進めた。

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朝が来た

2021-07-06 07:38:31 | 日記
無秩序な夢の住人から、意識的な今の住人として、今日も放り出された。

空に広がる梅雨雲よりも鈍く汚れた水の中へ飛び込んでいく。

遠くを眺めなおしたら、目の前のことにひとつひとつ集中していく。



高笑いして頭を踏んずけて行く奴は今日も来るだろう。

怒りをぶちまけながら、同じことを他の人にして少し機嫌を直す人ともまた出会うだろう。

可哀そうの極致に酔うナルシストは、間違うことなく他人の足を今日も踏んずけて、大げさに謝り続けるさ。




言い訳するには事足りない誘惑に満ちた世界。

勝ち馬と依存にしか興味のない人たちの鼻息。

リスクと責任をこっそり他人の懐へと忍び寄る足音。



それだけに自然は美しい。

災害をもたらす残酷で圧倒的で野性的一面をも持っている自然は畏れ多く神々しい。

リスクマネジメントなんて捨てて、さぁ、今日もせめて精いっぱいの行動を起こそう。
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