昨日『理化学研究所』より薄毛についての新しいニュースが発表されました。
6月4日 17時22分(NHKニュースより引用)
「脱毛症」などの治療に応用するため髪の毛を作り出す「毛包」(もうほう)という器官を人工的に大量に作る技術を理化学研究所などの研究グループが開発し、来月から動物で安全性を確かめる試験を始めることになりました。
薄毛などの脱毛症に悩む人は全国に2500万人以上いると推計されていますが、男性ホルモンをコントロールする薬の投与など治療法は限られていて、理化学研究所などでは毛髪を作り出す「毛包」と呼ばれる器官を再生医療の技術で作り移植する治療法の開発に取り組んでいます。
理化学研究所やベンチャー企業の研究グループが4日、会見を開き、ヒトの頭皮にある3種類の細胞を取り出して増やし、さらに専用の特殊な機械で3種類の細胞を一緒に培養することで、「毛包」を大量に作り出す技術の開発に成功したと発表しました。
グループによりますと、20日間ほどで髪の毛1万本に相当するおよそ5000の「毛包」を作り出せるとしています。
グループでは、7月から動物に移植して安全性を確かめる試験を始め、早ければ再来年(2020年)にも実用化したいとしています。
理化学研究所の辻孝チームリーダーは「これまでにない方法を実現し、患者さんたちの生活の質の改善に貢献したい」と話しています。
治療対象は「男性型脱毛症」
研究グループが将来的にまず治療の対象としたいとしているのは脱毛症のうち、「男性型脱毛症」と呼ばれる病気です。
この脱毛症は思春期以降に始まって生え際や頭頂部の毛が次第に細く、短くなって薄毛となるのが特徴です。脱毛症全体では全国に2500万人以上いますが、そのうち「男性型脱毛症」の患者はおよそ1800万人いるとされ、主に20代後半から30代にかけて症状が進みます。
これまでは原因となる男性ホルモンをコントロールする内服薬のほか、塗り薬などが治療の中心となっています。また脱毛症や薄毛治療への社会的なニーズは高く、薬以外にもかつらや植毛、それに育毛剤の開発など、その市場規模は2000億円に上るというデータもあります。
今回の理化学研究所の発表により、結果的には『毛包』の老化が脱毛症の答えである事を示していますね。
このニュースを見て明るい兆しと思われた方も少なくないと思います。
何しろその事で悩んでいる人が全国に2500万人以上もいるのですからね。
その一方ではかつらや植毛や育毛剤などの市場が2000億円もある以上はそれらに携わる企業にとっては死活問題にもなりかねないために顧客の取り合いなどの問題が勃発しそうな予感がしますね。
但しアンケートでは「金額による」との声も多かったようです。
いずれにも毛包が脱毛の原因だと判明しているのなら培養して移植するよりも、毛包の細胞老化を防ぐような研究をする方が良いのでは?と思うのは私だけでしょうか?
また、この手の移植が男性型脱毛に限定されるのも残念な話ですね。
それには男性の脱毛に比べると女性の脱毛症は原因も複雑で改善もとても難しいからです(だから医学界でも研究を避けている)
ただ毛包の損傷が薄毛や脱毛に関わっている事は間違いないのですが、それは遺伝的要素なのかパーマやヘアカラーなどの薬剤によるものなのか?どちらにしても化学薬品による影響も考えなければなりませんね。
特に皮下組織の中にある毛包は思っている以上に浅く、その中でも発毛に最も重要なバルジ細胞はさらに浅い場所にあるため薬品の影響を受けやすいのです。
その細胞を守るためにも保湿(水)の存在は欠かせません。
それなのに高濃度のエタノール(アルコール)を含む育毛剤を毎日使う事で水分を揮発させ、毛包を溶解し酸化させられる事で、生薬の効能で一時的な活性により増えてり太くなったりするように感じますが毛包は本来の寿命を全うできず、思った以上に毛包細胞の老化が早く進むのです(これ育毛剤によるリバンド症状です)
私達、美容師には移植などの事は出来ないけれど、移植が改善の答えとも思っておらず、そうならないように予防に最大限の努力をすることの重要性を感じています。
なので毛包細胞を酸化(老化)させないためにも過度の美容施術を避け、頭皮に使うヘアケア商品には抗酸化や生分解の高い物を選ぶ事も重要ですね。
予防をすることが最も安全で安価な事は間違い事も覚えておいて下さいね。
6月4日 17時22分(NHKニュースより引用)
「脱毛症」などの治療に応用するため髪の毛を作り出す「毛包」(もうほう)という器官を人工的に大量に作る技術を理化学研究所などの研究グループが開発し、来月から動物で安全性を確かめる試験を始めることになりました。
薄毛などの脱毛症に悩む人は全国に2500万人以上いると推計されていますが、男性ホルモンをコントロールする薬の投与など治療法は限られていて、理化学研究所などでは毛髪を作り出す「毛包」と呼ばれる器官を再生医療の技術で作り移植する治療法の開発に取り組んでいます。
理化学研究所やベンチャー企業の研究グループが4日、会見を開き、ヒトの頭皮にある3種類の細胞を取り出して増やし、さらに専用の特殊な機械で3種類の細胞を一緒に培養することで、「毛包」を大量に作り出す技術の開発に成功したと発表しました。
グループによりますと、20日間ほどで髪の毛1万本に相当するおよそ5000の「毛包」を作り出せるとしています。
グループでは、7月から動物に移植して安全性を確かめる試験を始め、早ければ再来年(2020年)にも実用化したいとしています。
理化学研究所の辻孝チームリーダーは「これまでにない方法を実現し、患者さんたちの生活の質の改善に貢献したい」と話しています。
治療対象は「男性型脱毛症」
研究グループが将来的にまず治療の対象としたいとしているのは脱毛症のうち、「男性型脱毛症」と呼ばれる病気です。
この脱毛症は思春期以降に始まって生え際や頭頂部の毛が次第に細く、短くなって薄毛となるのが特徴です。脱毛症全体では全国に2500万人以上いますが、そのうち「男性型脱毛症」の患者はおよそ1800万人いるとされ、主に20代後半から30代にかけて症状が進みます。
これまでは原因となる男性ホルモンをコントロールする内服薬のほか、塗り薬などが治療の中心となっています。また脱毛症や薄毛治療への社会的なニーズは高く、薬以外にもかつらや植毛、それに育毛剤の開発など、その市場規模は2000億円に上るというデータもあります。
今回の理化学研究所の発表により、結果的には『毛包』の老化が脱毛症の答えである事を示していますね。
このニュースを見て明るい兆しと思われた方も少なくないと思います。
何しろその事で悩んでいる人が全国に2500万人以上もいるのですからね。
その一方ではかつらや植毛や育毛剤などの市場が2000億円もある以上はそれらに携わる企業にとっては死活問題にもなりかねないために顧客の取り合いなどの問題が勃発しそうな予感がしますね。
但しアンケートでは「金額による」との声も多かったようです。
いずれにも毛包が脱毛の原因だと判明しているのなら培養して移植するよりも、毛包の細胞老化を防ぐような研究をする方が良いのでは?と思うのは私だけでしょうか?
また、この手の移植が男性型脱毛に限定されるのも残念な話ですね。
それには男性の脱毛に比べると女性の脱毛症は原因も複雑で改善もとても難しいからです(だから医学界でも研究を避けている)
ただ毛包の損傷が薄毛や脱毛に関わっている事は間違いないのですが、それは遺伝的要素なのかパーマやヘアカラーなどの薬剤によるものなのか?どちらにしても化学薬品による影響も考えなければなりませんね。
特に皮下組織の中にある毛包は思っている以上に浅く、その中でも発毛に最も重要なバルジ細胞はさらに浅い場所にあるため薬品の影響を受けやすいのです。
その細胞を守るためにも保湿(水)の存在は欠かせません。
それなのに高濃度のエタノール(アルコール)を含む育毛剤を毎日使う事で水分を揮発させ、毛包を溶解し酸化させられる事で、生薬の効能で一時的な活性により増えてり太くなったりするように感じますが毛包は本来の寿命を全うできず、思った以上に毛包細胞の老化が早く進むのです(これ育毛剤によるリバンド症状です)
私達、美容師には移植などの事は出来ないけれど、移植が改善の答えとも思っておらず、そうならないように予防に最大限の努力をすることの重要性を感じています。
なので毛包細胞を酸化(老化)させないためにも過度の美容施術を避け、頭皮に使うヘアケア商品には抗酸化や生分解の高い物を選ぶ事も重要ですね。
予防をすることが最も安全で安価な事は間違い事も覚えておいて下さいね。