クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

こんなのが毎日使われているんですね

2018年10月06日 | ヘアケア
昨日、娘が「駅で配ってたからあげる」と、あるメーカーさんのサンプルをくれました。

町ではよく見かける若者向けのハンティングに販促品を配る光景ですね。

娘は何時もサンプルを貰っては私にくれます。大体のメーカーさんの商品の中身は似ているので今更ですが見てみました。


これはA社さんのヘアクリーム(ヘアトリートメント)だそうですが「傷んだ髪を保護、補修してツヤをキープ」と書いていますが、ご覧の通り水の次に書かれている成分はジメチコンをはじめ油溶性の原料が多く含まれています。

これらの製品の一番の問題は水と油を混ぜ合わせるために高濃度の界面活性剤を配合している事ですが、なぜそれがいけないのか?と言うと、この製品が洗い流さないトリートメント(日中髪に塗りっぱなし)の製品であるにも関わらず界面活性剤を髪や頭皮に一日中付けている事になるからです。
(水の次にジメチコンを入れているのはかなりの界面活性剤が必要です)

つまり、毛髪に残留した界面活性剤により一日中、溶解されっぱなしと言う事になるのです。
これでは補修どころか・・・・

その為、髪は細く、弱くなっていきハリやコシを失っていくのです(しかも毛髪の補修成分は殆ど配合されていない)

でも、これだけ高濃度のシリコンを配合していたら例えていうと毛髪をサランラップで巻くどころかガムテープでグルグル巻きに覆われているような感じかな(笑)

毛髪に強いコーティング剤が残っているのを見極めるのはシャンプーをするときにお湯を掛け濡らした時にやたらとキシム事です。これはシリコンの残留によるビルドアップの特徴です。

この様な状態の毛髪になっていたら、同じように頭皮もコーティングされるので新生毛の発毛が悪くなり、次第に髪のボリュームが無く細毛や薄毛の原因になるのです。

でも、このような物が毎日使われているなんて、ちょっと怖いですね。

またスキンケア商品にも多くのジメチコンが使われていますが、ファンデーションやUVクリームにこれらの原材料が配合されていたら要注意です。
その理由は皮膚にターンオーバーができなくなりシミやシワの原因になるからです。
長くなるので、この話はまた別の機会にしようかな。

いずれにしてもシャンプーやトリートメントは毎日使われる化粧品なので、あまり安価で粗悪なものを使わないことをお勧めします。

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