日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

秋の草花、ホトトギス

2005-11-10 05:47:46 | 中学理科2分野(生物)
 先日、礼法のお稽古で床の間のお話を聞いている中で、茶の花としてホトトギスをはじめて知りました。

「おもてなしの花は、その辺りに生えているお花でいいんですよ」とお話があり、全くこの花を知らなかったことを恥ずかしく思いながら早速探してみました。

おぉすぐ発見。
生徒や職員の安全を守る校門「マモルモン」の前で風に揺られていました。
 
 その名のとおり、鳥のホトトギスが名前の由来だそうです。兄思いの弟を兄は裏切って殺してしまい、後悔で泣いているうちにホトトギスになってしまったという悲しい伝説もあるそうです。(ちなみにユリ科)

 春の植物は、中1の最初の単元であるため、触れる機会があったのですが、秋はほとんど観察経験がありません。ちょっと気にしながらいつもの道を歩いてみると、街路樹が秋色に染まっているだけではく、道脇の草花も小さな花を咲かせていることに気づきました。
 
「秋に咲く花の多くは短日植物といって、暗期が一定の時間以上になると開花させる植物」

生物の授業で説明してきましたが、秋に咲く花自体をほとんど知らない自分に反省。でも、焦ることなくゆっくり楽しんでいけばいい、そんな風に思えるようになった環境に感謝、です。