日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

ブタの呼吸器&循環器の観察

2017-12-10 14:12:50 | 生物教育に関すること

  

カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版【電子書籍つき】

クリエーター情報なし

日本医事新報社


3年ぶりにブタの心臓&肺の観察実習を実施しました。
大動脈・大静脈付き心臓1つ
気管・肺付きの心臓一つを芝浦臓器さんから購入し女子ばかり7名での観察です。


以前と同じく、平面では伝わりきらない立体構造を補助する模型(②)も活躍。


以前と大きく変更した点は、
細かい誘導をせず、質問づくりから生徒が実施したところです。

あなたは何を知りたいのか?

と投げかけ、レポート評価の枠組みを記したルーブリックと、リンクした資料(ヒト用)を渡すだけです。



自分は何を知りたいのか?


自分の何故?にアクセスを始めたら、
あとは生徒同士で連鎖反応を起こして問いを作っていきます。



以前はパワポで説明&誘導しながら、構造から機能を学ばせようとしていました。
指示についていくのが精一杯、という感じです。

今回は調べたいことを調べて楽しんでいた様子でした。
レクチャーしないからと言って学びが浅いと言い切れるものではなく、
部位ごとに強度を比べたり、お互いに名称を確認したり、
また、卵円孔(胎児期に右心房と左心房をつないでいた穴)を見つけるなど、
レクチャーしようと思っていたことは自分たちで得ていたみたいです。


自分は何を知りたいのか?


これに尽きるよなぁ。。。。





 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。