作法と聞くとまっ先に思い浮かぶのが茶道でしょうね。お稽古の定番でありますが、私も茶道を習い始めて何十年になりますが、千利休さんのような奥伝までは参りません。ただただ「火ヲオコシ湯ヲワカシ茶ヲ喫スルマデノコト也」と利休さんがおっしゃっておられる通りのことをしてお客様を「オモテナシ」をするだけのことですが、そのお点前のお作法が何故か大変なのです。一服のお茶を差し上げるためのお作法がいかに流れよくお客様に美味しいお茶をお出しできるか、やはり長年の動作の繰り返しで体が覚えてくれているようで、私はよく人に「私はボケ防止のためにお茶を点てているんです」と言っています。一種の脳トレと思っています。古く茶道の作法を伝える「南方録」は利休の弟子、南坊宗啓が記したもので、利休はこれを焼却するよう命じましたが、彼は物忘れがひどかったので、彼自身のボケ対策?によって茶の湯は「茶道」になったといっても過言ではありません。
茶道でボケ知らず! 茶道は記憶の作法というべきか
忘れて、思い出して、だから毎回新鮮な気分なんですね。
皆様に是非おすすめしたいボケ防止に・・・・