紫式部の華麗なる毒舌 『源氏物語』の作者が体験したストレスだらけの宮仕え
今月スタートしたNHK大河ドラマ「光る君へ」は吉高由里子が演じる紫式部の生涯を描いた物語のドラマであり、「源氏物語」そのものを描くドラマではありません。と製作者ははっきり言っています。(誤解のないように)脚本を担当した大石静さんも「私たちがやりたかったのは何故、紫式部があんなに奥深くて、行間に人生哲学や権力批判や文学論を込めた作品を書けるようになったのか」と語り、「源氏物語」を書いた紫式部の生き方を描くドラマとして捉えた方がよさそうです。
私も昨年「紫式部日記」を勉強し、私達「古典の会」のメンバーも、このドラマ展開を期待していましたので、あくまでも紫式部の生きざまを中心にしたドラマと理解しております。
これからの展開が藤原道長との関係がどう描かれていくのかがとても興味がありますね。楽しみです。