【皇居で新年恒例「歌会始の儀」】お題は「和」
新春恒例の「歌会始の儀」が19日皇居宮殿にて行われました。今年のお題は「和」、コロナ禍の行動制限が解除された昨年、天皇陛下は皇后さまとともに北海道や鹿児島など6道県をご訪問され、各地で暖かい歓迎を受けられました。天皇陛下はそれを心から嬉しく思われ詩に詠まれ、皇后さまは長女愛子さまが中学三年の修学旅行で広島を訪れ、卒業文集に平和への願いを書かれたことを詠まれました。平和を尊ぶ気持ちが次世代から将来にわたって受け継がれるよう願われております。
〇天皇陛下=おちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ
〇皇后さま=広島をはじめて訪ひて平和への深きおもひを吾子は綴れり
いずれも「和」のお題に相ふさわしい御歌であり、平和な世を願う両陛下のお心が我ら国民にしみじみと感じられ、今年も平和な世でありますよう祈願いたします。