プロのようにサポート体制が充実していれば、修理キットやチューブ交換用の機材を自分で持つ必要はありませんが、一般のライダーの場合は携帯工具や予備チューブ、インフレーターの携帯は必須ですし、天候によってはレインウエアなども携帯しなければなりません。勿論、それらを携行するためのサドルバッグやツールボックスなども必要です。当然、ボトルゲージにスポーツドリンクや水の入ったボトルは必須です。500mmのボトル1本としても、1kg以上もの重量増を強いられることになるのです。
従って、いくら完成車重量の軽いロードバイクを購入しても、これら携行品の重量も考慮にいれなければ、折角の大きな投資の意味が薄れてしまうことにもなりかねないのです。TCR2にはSHIMANO PROのコンビパックを使用していますが、修理工具にチェーン工具が含まれていなかった為、TOPEAKのHexus IIを携行していました。これらを収納するサドルバッグに予備のチューブ1本、タイヤレバーとインフレーターを加えた重量は500g弱です。さらにBOROのナムロックが60g。予備の使い捨てコンタクトレンズが5g。ボトルゲージはMINOURAのジュラルミン製のAB100-4.5(ネジ抜き38g)が2つで76g。ミシュランのボトル1個72gに500mlのスポーツドリンクを入れていましたので、携行品の総重量は1143gとなります。
100g軽くするのに数万円という世界で、こうした重量を全く気にしてこなかった自分が不思議なほどです。本当にフレームからロードバイクを1度組んでみると、こうした100gの価値や重要性が身にしみて理解できるようになります。勿論、軽ければいいという訳ではありませんが、ロードバイクはできるだけ軽い方がいいに決まっていますので、今後はこうした装備品の重量にも気を配る必要性を強く感じているところです。
しばさんのコメントにもあるように、重量規制のあるプロと違い、私たちアマチュアなら6.8kg以下のロードバイクに乗ることも可能な訳ですから、装備品込みで6.8kg以下の重量に抑えることは可能です。ただ、100gの軽量化に伴う費用を考えると、いかに必需品とはいえ、できるだけ軽く済ませたいものです。
TCR2にはクロスバイクの延長線上として、何の迷いも躊躇いも無くキックスタンドを装着していました。UNICO Bikeguy QRスタンドの重量はクイックリリース抜きで280gもあるのですから、Dixnaのチタン製のクイックリリースで軽量化したCAAD10には絶対に取り付けられません・・・
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