さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

小澤征爾さん

2016-02-19 | 歌い手日記
初めてお会いしたのは、ザルツブルグでした。
留学中だった私たちが食事をしていたレストランに、いらっしゃったのです。
同じく留学をしていた友達(日本人)と「挨拶に行こう」という話になり、
小澤マエストロのテーブルに伺いました。


お食事前だったのですが、マエストロは気さくな方で、
私たちと快くお話をしてくださいました。

「キミは、誰に師事しているの?」
「K先生です」
「ああ、K先生か。パワフルだろう。日本では?」
「H先生です」
「H先生か!彼女とは○○でご一緒したことがあるよ・・・」


私たち学生に分け隔てなくしゃべりかけてくださり、
こちらも緊張することなく話し、
おしゃべりがとても弾みました。
すぐにマエストロは食事を一緒にと誘ってくださったのですが、
(もちろん、ご馳走をするからとおっしゃって!)
私たちは食事をした後でしたし、
マエストロはお一人ではなく、何人かの歌い手さんとご一緒でしたので、
その時は失礼をして帰りました。


日本でレコード大賞だったかを受賞された時も、
隣にいた浜崎あゆみさんと気さくに話されていて、話題になりましたね。


若者たちと、分け隔てなく接され、
チャンスがあれば引き上げようとしてくださる方です。
その心意気が、サイトウキネンや小澤塾などに表れています。

アカデミー賞を受賞したことだけではなく、
小澤マエストロのそういう経歴も一緒に、メディアで紹介してくれればいいのにと思うのですが。。。


ああ、でも。
サイトウキネンにもスポンサーがいるし、小澤塾にもスポンサーがいるし、
メディアにもそれぞれの立場があるので、
現在進行形で開催されているものを紹介するのは、難しいのかな。



マエストロに二度目にお会いしたのは、日本で、でした。

お目にかかるや否や、
「キミは、前に会ったことがあるね。
確か、H先生のお弟子さんだったかな。」と、覚えていてくださいました。

ものすごい記憶力です。


マエストロはオペラのスコア(楽譜)を見ずにタクト(指揮棒)を振ると、有名な方です。
改めて、そのすごさに驚愕した瞬間でした。


三度目にお会いする時には、ぜひ共演させていただきたいな♪
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最優先

2016-02-11 | 日記
駅まで急いでいたのですよ。

朝、乗ろうと思っていた電車に間に合わず、
その次の、その6分後に発車する『ギリギリ間に合う』電車に乗るために、
駅までの道を急いでいました。

すると、目の前に制服姿の女の子が!
「あの~、すみません」


絶対に受験生!
たぶん、中学生!
もしかすると今日が高校受験!

・・・と確信を持ちつつ、続きを聞いてみると。。。

「○○高校は、どこですか?」



ほらー!やっぱり!
受験生ではないですか!!!




いやいや、私は急いでいるのです。
私は遅刻しそうなのです。
大変なのです。大慌てなのです。
そのギリギリの電車に乗れなかったら、遅刻確実なのです。
あなたが困っているのはわかる、わかるけど、
あなたに道案内をしていると・・・・




って・・・うーん、やっぱり無視できない。

彼女の一生がかかっているかもしれないし!!!





「○○高校!? ・・・えーっと」

えーっと、えーっと、確か、○○高校は。。。!!!


全然方向が違う!!!





駅には改札口が二つあります、
ホームの前方と、ホームの後方に。

その高校は、都心寄り。私の家は、反対側。



彼女は出る改札口を間違えているのです。



間違った改札口を出てしまうと、とてもやっかい。
回り道をしようにも、線路沿いに道などないし、
だいたい、線路は地下にあるので、
どの方角に改札口があるのかを示すのが、そもそも大変です。
試験開始に間に合わなかったら一大事。
確実性をこの場合は最優先すべきでしょう。



どうしようどうしようどうしようどうしよう。
私の頭の中で思考がフル回転します。

迷っている時間はないよね。



「とりあえず、駅まで戻りましょう」
同じ方向でもあるので、駅までとりあえず急ぎます。
駅には確か、周辺地図があったはず。



駅に戻り、周辺地図・・・と思ったら、
たまたま駅から出てきた駅員さんの姿が!
「すみません!この子、改札口を間違えちゃったみたいなんです」
「すみません、○○高校へ行きたいのですが」



心の中で駅員さんに「あとは任せた!」と告げて、
私はホームへ急ぎました。


駅員さんの機転でホームを通らせてもらえるといいな。



試験、頑張ってね。






私の方は・・・ギリギリの電車には乗れなかったのですが、
なぜか遅刻せずにすみました。


神様は見ているのね♪
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