6月最後の日です。
2007年も半分終わってしまった訳で・・・。
早いですねぇ。
そろそろ暑中見舞いの用意もしなくちゃ、と思いつつ、
梅雨らしい空の日が続いているので、
なかなか行動に移せずにいます。
さてさて。
昨日、NHKの教育で、
マクベスの日本舞踊版を放送していました。
以前、日本舞踊を習っていたことがあるのですが、
その時の先生のお子さん・・・
お子さんと言っても、既に師範で、
大先生がお忙しい時には代わりに稽古をつけてくださっていたような方なのですが、
その方がメインキャストとして出演していらっしゃったので
ついつい見てしまいました。
創作舞踊、と言って、
日本舞踊の古典の技術を生かしつつ、
昨日の放送では、シェイクスピアのマクベスをテーマに
一つの舞台を作り上げていました。
同じシリーズで、カルメンを見たことがあります。
確かタイトルは・・・『婆沙羅の女』
漢字が間違っているかもしれませんが・・・『バサラの女』というタイトルでした。
時代劇に出てくるような格子戸の牢屋に幽閉されていたりして
それはそれで面白かったのですが
何よりも一番印象に残っているのがミカエラの救済のシーンです。
ホセを中心とする円があり、
カルメンがいます。
ミカエラは最初、円の外側にいるのですが、
意を決して円の中に飛び込むのです。
やがて、ホセを中心に、カルメンとミカエラが対極に位置します。
日本舞踊・・・踊りでは、台詞がなく
動きだけで表現するのですが、
カルメンの誘惑と、ミカエラの救済が、
とても対極的に描かれていて、とてもよく覚えています。
カルメンが黒だとしたら、ミカエラは白。
カルメンが赤だとしたら、ミカエラは青。
結局、ホセはカルメンを選び、
ミカエラは去り、二度と出てきません。
・・・とても印象的なシーンでした。
ビデオも出ているのかもしれませんが、
出来ればもう一度、生で見たいと思うシーンです。
・・・それと同時に、
自分がミカエラを演じる時には
もっと強烈に『救済』のシーンを演じたいと思ったシーンでした。
カルメンは勿論ですが、
7月31日の浴衣ナイトでも、
日本舞踊で鍛えられた着付けテクニックをご披露しますので
ぜひぜひお出かけくださいね♪