さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

民衆の歌~最初の30秒だけ歌ってみました

2021-04-23 | ボイトレ日記
インスタにアップしてみましたが、
最初の30秒だけ歌っています。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』より“民衆の歌”

やっぱりこれは男性が歌い出すべきで、
私が歌っても説得力がないなーと思います(^_^;)
民衆を率いる女神にはなれそうにない…。

ですが、ボレロのリズムが出るように頑張りましたー。
モーリス・ラベル作曲のボレロでも、
一人の踊り子のリズムが、やがて大きな渦となります。
あの感じ、出さないとねー。

ボレロのリズム、水戸黄門のテーマでもあります。
「さあ行こう、さあ進もう!」と鼓舞する感じ。

hearは、ヒーアではなくヒアーだと思うので、
ヒのタイミングが少し前。
アーがオンザビート。

echosもエコーズなので、
エを弱く、少しタイミングを前にして、
続くザのタイミングを少し後ろに、
エコザと3連符ではなく、エコーザって感じに。

angryには怒りの色を乗せて、
not と slaves も強調。
音域が低くて胸声になるので、
again の直前で切り替え。

…というようなテクニックを、
歌唱指導していても、要求すると思います。
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Nr.1の小道具~ウェディングベール

2021-04-03 | オペラ研究
スザンナは“ cappellino ”を試しています。
髪を意味するのは“ capello ”です。
スペルが違いますので注意!
“細い髪 capellino ”ではありません。

cappelloはラテン語のcappaから派生したようですね。
マントまたは合羽…日本語と同じ音!?



~ウェディングベール~

花嫁が結婚式でつけるウェディングベール、
ベール自体は古代ローマ時代からあったそうです。
当時は「頭巾」と呼ばれていたかもしれません…。


花嫁を悪魔から守るためにベールで覆ったとか、
周囲の目から守るために、ベールで隠したとか、
純潔の象徴としてベールで大切に包んだとか、
諸説あるそうですが、
これは西洋に限ったことではなく、
アジアでも、同じような理由で花嫁はベールを被りました。

ベールというより、シーツのような、
市女笠のようなものもあり…。


ウェディングベールをcappellinoと訳すのは、
いささか強引でしょうか。




~婚礼の時の帽子~

原作では、『花嫁帽子と呼ばれる帽子』と書かれているものもあります。

これは、ドイツの民族衣装について調べると
可愛いものがワンサカ出てきます。
ディアンドルがその代表です。

帽子に大きな花の飾りをつけて、
花嫁であることを示すものです。

頭よりも大きな花の飾りであったり、
ブーケそのものを帽子の上に乗せているようなものであったり…。

想像ですが、スザンナの用意しているものは、
この形が一番近いと思います。



が、現代の日本人にとっては、
“一目で花嫁とわかるもの”であるウェディングベールが
一番馴染みがあるでしょう。

大事なのは、スザンナの用意しているcappellinoは、
花嫁の象徴であると言うことです!!!
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花嫁帽子

2021-04-02 | オペラ研究
『フィガロの結婚』の原作には、
“スザンナは花嫁帽子と呼ばれる帽子を…”とあります。

花嫁帽子?


何年か前に、Eテレで放送されたドイツ語会話の番組内で、
“花嫁帽子”が紹介されたことがありました。

フライブルクを紹介していた回で、
トラッハトTracht という民族衣装の中に、
花嫁帽子がありました。

『Tracht  フライブルク』などと画像検索すると、写真が出てきます。
大きな帽子で、花で飾られており、
いかにも花嫁だとわかるものがそれです。

ヨーロッパの民俗史や、衣装の変遷を扱った本などでは、
残念ながら見つけられなかったー。


被っているだけで、いかにも花嫁だと分かるもの。

それが花嫁帽子です。

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