江國香織作「左岸」と対です。「左岸」と「右岸」の主人公は茉莉と九、この本は九を主人公として書かれた物。
主人公九は、不思議な力=超能力を持ったが故に波乱万丈な人生を送る事になります。
超能力を持った事によって、自分は望んでいないのに周りがチヤホヤして担ぎ上げられて、「神」と言う人まで
現れて、本当の「自分」じゃない「自分」が創られ一人歩きしてしまう。
辛いだろうなぁ。本当の自分が分からなくなってしまうんじゃないだろうか?
最後の方は超能力が使えなくなってしまうのだけれど、そこでやっと自分がどのような意味で世界に存在するかを
理解し、生かされていることに感謝をする。
この辺りを読んでいて涙が出そうになった。そうだよね、今ここに生きている事が奇跡の何物でもないんだよね、
と強く感じました。
主人公九は、不思議な力=超能力を持ったが故に波乱万丈な人生を送る事になります。
超能力を持った事によって、自分は望んでいないのに周りがチヤホヤして担ぎ上げられて、「神」と言う人まで
現れて、本当の「自分」じゃない「自分」が創られ一人歩きしてしまう。
辛いだろうなぁ。本当の自分が分からなくなってしまうんじゃないだろうか?
最後の方は超能力が使えなくなってしまうのだけれど、そこでやっと自分がどのような意味で世界に存在するかを
理解し、生かされていることに感謝をする。
この辺りを読んでいて涙が出そうになった。そうだよね、今ここに生きている事が奇跡の何物でもないんだよね、
と強く感じました。